本学経営学部の1年生プレゼミでは、学外での実践的な学びを目的として、万博記念公園にて実施されているアクティビティ「万博BEAST」に挑戦しました。当日は、1年生15名に加え、先輩SA(スチューデント・アシスタント)2名が参加しました。

 公園の空間活用や集客の工夫、運営面でのマーケティング戦略などを現場で理解し、深い学びにつながる貴重な機会となりました。学生たちは実際に顧客の立場に立つことで、施設設計の意図や利用者満足度を高める工夫について理解を深めました。

 また、当日は現場スタッフの方々から直接サポートや説明を受ける場面もあり、運営側の視点や安全管理、接客対応の重要性についても学ぶことができました。これらは教室内の講義や広告・パンフレットだけでは得られない、現場ならではの学びで、サービスや施設の本質的な価値をより深く認識する機会となりました。
万博記念公園に入るまでに人がたくさんいて、休日ということもありますが、昔から廃れない良い観光地になっているのかなと思いました。その理由として、万博という有名な名前で駅近の場所、さらにはexpo cityという大型複合施設をほぼ隣に作るという様々な目的で訪れる人で賑わうからだと考えました。万博ビーストの顧客体験は、世界最大級のアスレチックとして運動好きな人やスリルを味わいたい人たちが興味の持てる題を提示することでインフルエンサーやテレビなどにも紹介され、人気を出すということを考えているのかなと思いました。
1年 若松 拓未


万博ビーストは「高さへの恐怖」と「安全への信頼」を同時に体験させる設計によって、非日常的な顧客体験を創造していると感じました。特にハーネスと二種類のフックを組み合わせた安全装置は、利用者が正しい手順を踏まなければ進めない構造になっており、自然と安全意識を高める仕組みになっていました。また、万が一宙づりになった場合でも、従業員が救助用装置でワイヤーを伝って迅速に対応できる体制が整っており、その間従業員は「お兄さん大丈夫ー?」「じょうず!じょうず!」と安心できる声で気さくにしゃべりかけてくれました。さらに、開始前に必ず飲み物を持たせるルールや、滑り止め手袋の配布など、体験前・体験中・体験後まで配慮されている点も特徴でした。これらの工夫により、利用者は恐怖を感じながらも安心して挑戦でき、達成感と記憶に残る体験を得られる顧客体験が生み出されていると思いました。
1年 和田 理生