森中由貴
流通学部4年生森中ゼミでは、大阪取引所のご担当者様をお招きし、社会人の経済活動について4回に渡って講義を行っていただきました。

講義は、税金、社会保険料、諸手当、控除額などが記載されている「給与明細」の見方から始まり、それを基に「支出(お金の使い方)の見直し」や「預貯金・投資(将来のお金の準備)」などを学生に考えさせる内容でした。そして、本講義の最終日であった6月23日は、株式投資ゲーム(ブルサ)を行い、関連する実際の新聞記事を確認しながら、株価と企業活動や経済・社会との繋がりについて理解を深めました。

将来のお金を考えた場合、必要がないのであれば無理に投資リスクを取る必要はありません。それよりも、まずはお金の出口(使い道)を把握することが大切です。しかし、将来の自分の選択肢を増やすために投資を理解することも大切です。理解したうえで、投資を「行う、行わない」は自分で決める。決して周囲に流されて行うものではありません。

今回の講義で、学生たちはこれまでに学んできた点と点が繋がり、全体としてのそれらの意味を実感できるようになったのではないかと思います。また、もうすぐ社会に出る彼らにとって、実用的な金融のスキルを学ぶことができた今回の講義は大変有益な時間になったようでした。