産官学連携先:株式会社近鉄百貨店

2026年1月14日、「マーチャンダイジング」の授業にてゲスト講義(キャリアゼミ)2回目は学生のプレゼンと、ゲストによる講評を行いました。
近鉄百貨店の渡辺様、紀ノ岡様にご来学いただき、4つの班の近鉄百貨店ヤングゾーン改装計画についてお話を伺いました。
学生たちは事前に改装の対象となる3階の環境について各自で実際に視察をし、その中から改装売場のコンセプトやペルソナづくり、Z世代に喜ばれるテナントラインナップ、D2Cブランドの活用やSNSプロモーションなどを報告し、百貨店の業態特性に適合した提案、ないしチャレンジングな提案を行いました。渡辺様、紀ノ岡様からは、提案の実現可能性や買い回りの誘発などの点で講評があり、カレンダーイベントや対面接客、ギフトに強い百貨店特性を強化した売り場づくりについて、建設的なコメントを頂戴しました。「今後の売り場づくりに参考にしたい」とおっしゃっていただきました。ありがとうございました。
近鉄百貨店の渡辺様、紀ノ岡様、有益なコメントをありがとうございました。


A班は百貨店に古着のセレクトを誘致する「EDIT VINTAGE」を提案。


「まったり時間を贅沢に、充実に」C班は買い回りを誘発する体験価値を提案。香水診断や指輪作りなど。


百貨店に若年層を呼ぶための課題解決として「高級感のある最先端の場所」を提案。



「~いつも頑張っている私に・あなたに~少しのご褒美を」B班は百貨店の強みであるギフト提案の取り組みを活かす。


百貨店の強みと、Z世代の取り込みの提案とをどのように組み合わせたらよいか。
有益なコメントをありがとうございました。


学生活動状況報告

今回の発表を通して、C班が優勝できたことを嬉しく思いました。
これまで班員全員で何度も話し合いを重ね、それぞれが自分の役割や得意分野に集中しながら制作を進めてきたことが、結果につながったと感じています。また、実際に天王寺を訪れる人々の行動や視点を想像しながら企画を考えたことで、身近に感じてもらえる、近鉄百貨店様の改装エリアを提案できたのではないかと思っています。
他の班の発表を聞いて、アプローチの仕方や視点の違いがとても印象的でした。ブランド店の選定や購買システム、導線、ターゲット設定、新しい要素の取り入れ方など、それぞれの班に個性があり、これまでに積み重ねてきた経験や考えが表れているように感じました。
また、発表に対する講評やコメントが的確で、評価していただけることが嬉しかったです。特に私たちの班の香水のガチャガチャという提案に注目してもらえたことで、企画の意図をしっかり読み取ってもらえていると感じ、達成感がありました。
池澤ゼミ2年生 小澤 寧々
 
今回のマーチャンダイジングのプレゼンでは、近鉄百貨店の方が来られていたのでとても緊張しました。ですが班のみんなで作り上げたプレゼンを基にうまく話せたのではないかなと思います。この私たちの案が2027年の改装に採用されていたら嬉しいです。
池澤ゼミ2年生 植原 祐希

連携先コメント

株式会社 近鉄百貨店 本店副店長 商業施設運営本部副本部長 営業政策統括部 商品政策部
渡辺 克代 様

渡辺 克代 様

プロフィール
1986年、近鉄百貨店入社。婦人服一筋、阿部野橋本店一筋。ブランドショップ、自主編集売り場など販売担当をおこなったあと、ヤングウェア課、婦人マートインナーフォーマル課を歴任し、本店婦人服部ゼネラルマネージャー昇格。その後、本店ファッションプロジェクト推進部部長を拝命し、あべのハルカス近鉄本店の婦人服その他のカテゴリーについて改装計画を主導する。
その後、営業政策本部MD企画開発部、2024年より商品政策部副本部長(現在に至る)。
コメント
前回に続き、このような貴重な機会をいただき心より感謝申し上げます。
皆様の熱意あふれる発表と独創的なアイデアの数々は、私自身の視野を広げ、多くの刺激を与えてくれるものでした。 既存の枠にとらわれない皆様の自由な発想をしっかりと受け止め、今後の店づくりに反映させていきたいと思います。多くの方に愛される店舗を目指して取り組んでまいりますので、ご期待ください。ありがとうございました。

株式会社 近鉄百貨店 本店副店長 商業施設運営本部副本部長 営業政策統括部 商品政策部
紀ノ岡 謙次 様

紀ノ岡 謙次 様

プロフィール
2003年に入社後、本店婦人服売場を皮切りに、枚方店、桃山店、専門店などさまざまな店舗・部門を歴任。その後、インバウンド部門やアプリ部門にも携わり、多角的な視点とネットワークを構築する。
2021年、あべのハルカス近鉄本店婦人服フロアの改装プロジェクト発足時には、新部門設立メンバーとして参画。現在は、新規イベントの企画・運営に尽力している。
コメント
皆様と非常に刺激的な時間を過ごすことができ、心よりお礼申し上げます。
経験則にとらわれない皆様の自由な発想は、私たちが持ちがちな「百貨店の常識」を鮮やかに覆すものであり、多くの気づきをいただきました。
提案いただいたアイデアはしっかりと受け止め、今後の改装プロジェクトの参考にさせていただきます。若い世代の皆様にも愛され、気軽に足を運んでいただける魅力ある「新しい近鉄百貨店」を目指してまいります。
有り難うございました。

教員コメント

経営学部 
池澤 威郎 教授

百貨店一般の実購買層では高年齢層の支持が厚く、Z世代をはじめとする若年層を何とか取り込みたいという課題を持っている百貨店は多い。
あべのハルカス近鉄本店はその中でも、大阪ミナミエリアのアイコンとして機能しており、「ハルカス学園祭」など次の購買層を育てるためZ世代を取り込む施策に取り組んでいる。今回は授業の中で近鉄百貨店改装計画という具体的な課題に学生に取り組んでもらい、どのようにマーチャンダイジング計画に取り組めばよいのかについて、座学で得たものを形にする作業を行うことができた。
荒削りの提案ではあったかもしれませんが、これまで3つの自主編集売り場を構築してきた近鉄百貨店のプロの目線から、4つの班の学生プレゼンテーションに対してご講評をいただき、大きな学びにつながったのではないかと思います。本当にありがとうございました。

参加学生一覧

【2年生】 
植原 祐希 小牧 想人 脇田 彩菜