2025年8月28日、流通学部専門演習・経営学部基礎演習(ゼミ合宿)として池澤ゼミ3期・4期生はリユース市場2位、特にブランド・宝飾品分野で1位にある株式会社コメ兵ホールディングス様の本社(名古屋市)を訪ねました。コメ兵HD広報G・サステナビリティ推進部の長谷川様より会社概要、「リレーユース」やビジネスモデル、BF(ブランドファッション)事業展開、グローバル展開などの説明のほか、真贋判定やAI活用などについてお話を伺いました。また、総合型リユースの旗艦店での視察見学では、買取カウンターの様子や各種の幅広い商品カテゴリーの展開を見せて頂き、学生もバイヤー(鑑定士)のご厚意で実際に鑑定評価していただきました。また、商品カテゴリーに特化したきもの館や「BAG+」(バッグに特化)、衣料・雑貨等を量り売りする「Yen=g(エングラム)」など、大須商店街内にある複数の店舗フォーマットを実際にご案内頂き、ご説明を受けました。2次流通の特殊性や、商品のバリエーションの豊富さ、ビジネスモデルの面白さなどを感じることができました。コメ兵HD様、ありがとうございました。

学生活動状況報告

2次流通市場が拡大する中でそれに目を向けて事業の拡大化をされているのが素晴らしいなと感じました。店内も他の競合施設とは違い、デザイナーズブランド、ハイブランド共に豊富な数がありました。そのために様々な顧客のニーズを掴むような戦略が組まれてるかなと感じました。

経営学部2年 木村 天俊

コメ兵ホールディングスをご案内いただき、人材を大切にする企業の考え方や、業界地位戦略について学ぶことができました。買取に関しては、顧客満足度を重視し、熟練鑑定士による真贋鑑定や丁寧な接客対応が行われていることを知りました。また、法人向けオークションといった流通に関与するビジネスや、連携事業などの市場の成長に関与するビジネスも展開しており、ブランドリユース業界のトップ企業として、更なる事業拡大を目指していることも理解しました。さらに、多様なジャンル・ブランドを展開するコメ兵ホールディングスは、年代や国籍が異なる人々が集まる大須商店街のマーケットにおいても、マーケットイン思考で多様な顧客ニーズに応えられていると感じました。

経営学部3年 福田 はるな
 

連携先コメント

株式会社コメ兵ホールディングス コーポレート本部財務企画部IRG 
サステナビリティ推進部 総務部広報G 
長谷川 奈々 様

岩下 賢一 様

プロフィール
株式会社コメ兵ホールディングス コーポレート本部財務企画部IRG 
サステナビリティ推進部 総務部広報G 
長谷川 奈々 様


コメント
学生の皆さんにお会いできるのを楽しみにしていました。遠方から名古屋までお越しいただき、本当にありがとうございました。
当社の戦略や、モノの価値と想いをつなぐ独自の概念「リレーユース」についてご紹介しました。リユースに馴染みのある方も多く、皆さんの熱心な眼差しや質問から、私も新たな視点や刺激をいただきました。
今回の経験が、モノの価値やリユースビジネスの面白さを再発見するきっかけとなり、皆さんのこれからの成長やキャリアにつながることを願っています。社会で自分らしく力を発揮されることを心から期待しています。
倉庫っぽいつくりの新業態「BAG+」にて集合写真!長谷川様、ありがとうございました!


会社概要からビジネスモデル、グローバル戦略まで幅広くお話しいただきました。


関西にもかなり店舗数をもっています!


リユース業界の仕組みについて色々と教えていただきました!


本館は幅広く、深い品揃え。さすが旗艦店です!


学生が持参していたアクセサリーをバイヤー(鑑定士)さんのご厚意で評価。
的確なアドバイスもいただきました。



学生たちも「買い物モード」になってきました。






衣料・雑貨を量り売りする「Yen=g」


グラム当たり、1円・3円・5円でバスケットに入れて購入します。
かごに入れる楽しさがあります!





商店街の中には着物に特化した「きもの館」


バッグに特化した「BAG+」


ためになる視察になりました。ありがとうございました!


大須商店街ではお団子をおいしくいただきました!


JR名古屋タカシマヤで集合して、2、3年生で自己紹介!


百貨店に出店するハイブランドとの比較も興味深かったと思います。

教員コメント

経営学部 
池澤 威郎 教授

池澤ゼミ3・4期生は名古屋の古着のメッカ「大須商店街」を歩きながら、古着やリユースの老舗コメ兵HD様を訪問しました。コメ兵訪問前に、ジェイアール名古屋タカシマヤのハイブランド(2~4・7階)のブティック街を見学した後に、これらのリユース価値がどのように評価されているのかを比較することができ、「ブランド価値とは何か?」について深く考えることができたのではないでしょうか。それは、単に身に着ける価値だけではなく、資産的な価値も含まれており、世界観の奥にある多様な商品価値を感じることができたのではないでしょうか。また、リユース事業者にとって、真贋(しんがん)評価が顧客との信頼関係において重要な基盤であり、ノウハウであることも十分に理解できたのではないかと思います。引き続き、この分野を研究していきましょう。

参加学生一覧

3年
北口 碧乃、北村 颯介、木下 将吾、中橋 果音、橋本 陽奈、福田 はるな、三宅 萌香、宮西 優唯、森口 涼太

2年
一木 ほのか、植原 祐希、大北 雅人、木村 天俊、春藤 美葉、中 啓奎、中井 琉斗、平井 希空、文野 由梨、松岡 勇翔、松本 愛叶、脇田 彩菜