産官学連携先:阪急阪神ビルマネジメント株式会社

2025年7月17日、流通学部・経営学部の専門演習・基礎演習(キャリアゼミ)で、池澤ゼミは、今春開業したグラングリーン大阪ショップ&レストランやうめきた公園についてお話を伺うために、グラングリーン大阪ショップ&レストランSC運営事務所(阪急阪神ビルマネジメント様)へお邪魔しました。同社の新井様、豊田様よりお話を伺いました。1928年以来の旧貨物専用駅エリアを再開発した大阪最後の一等地。その中でも、グラングリーン大阪は「みどりとイノベーションの融合拠点」という考えのもと、北館、うめきた公園、南館と段階的に複合用途開発を進めてきました。公園と建物を景観に馴染ませるランドスケープや、大阪市と連携したMMOによるタウンマネジメント・公園管理など新しい商業空間を形成する基盤を整備されています。また、3月に開業した南館エリアは、本格的な都市型スパ「うめきた温泉 蓮」や観光誌「Time Out Market」をベースとしたアジア初の飲食ゾーンなど見どころが満載です。今回は村上彩実先生のゼミ2回生3名も合流し、有意義な時間を過ごすことができました。学生たちは質問をしながら、こうした大規模なまちづくりの醍醐味を感じることができました。
阪急阪神ビルマネジメントの皆様。ありがとうございました!


うめきた公園の大屋根。大規模なイベント開催が可能です。


 
観光誌「Time Our Market」のアジア初のフードコートです。


かなりお洒落な空間です。


都市型スパ「蓮(れん)」。滞在型のアンカーテナントです。




学生活動状況報告

グラングリーン大阪の運営の方々に非常に興味深い話を聞くことが出来て、とても良い経験になったと感じました。
長い年月をかけて計画・開発されてきたことや、幅広いジャンルのお店が沢山あり魅力たくさんのグラングリーン大阪を知ることが出来ました。
都市と自然が融合された新しい形の街を実際に見て、そのまちの発展を感じることができました。

経営学部2年 一木 ほのか

グラングリーン大阪を実際に運営されている方々から、都市開発の具体的なプロセスや地域課題への向き合い方について学ぶことができました。単なる再開発ではなく、環境への配慮や地域との共生を重視した街づくりへの姿勢が印象的でした。今回の学びを通じて、現場と知識を結びつけ、私たち自身も地域課題に主体的に関わる視点を養う大切さを実感しました。
 
経営学部2年 文野 由梨

この度は、「グラングリーン大阪」のお話を伺う機会を、ありがとうございました。
都市の中に自然を取り入れて開発された開放的な空間づくりに感動しました。商業施設、公園、オフィスなどが一体となり、多様な人々がそれぞれの目的で楽しめる場になっていると感じました。

経営学部2年 中 
啓奎

グラングリーン大阪は、その壮大なスケールと将来のビジョンに本当に驚きました。都市公園を中心に、商業施設やホテル、住宅などが融合し、多様な人々が快適に過ごせる空間づくりを目指している点がとても魅力的だと感じました。説明を聞いた後、実際に現地を訪れて歩いてみると、緑と都市が調和した美しい景観や、洗練されたデザインに感動しました。特に、高級感がありながらも誰にでも開かれた雰囲気はとても心地よく、長時間滞在したくなる空間でした。このプロジェクトから生まれる新しいライフスタイルが、関西や世界に広がっていくことを想像すると、とてもわくわくします。将来的にここで過ごす時間が、私の生活の一部になる日が来れば素敵だと思いました。

経営学部2年
(村上ゼミ) DINH THI HAU

連携先名称

阪急阪神ビルマネジメント株式会社
SC運営事務所/課長 新井 貴雄 様

阪急阪神ビルマネジメント株式会社
SC運営事務所/営業担当 豊田 圭祐 様

教員コメント

経営学部 
池澤 威郎 教授

今回のグラングリーン大阪の視察は、超長期の貨物ヤード跡地の再開発の後半戦を飾る複合用途開発で、都心部に大きな公園を有し「職・住・商・遊」の近接した大規模なエリア開発を行っていることが理解できました。また、このエリアに居住するテナントスタッフなどへの様々な取り組みもご紹介頂き、運営面でも様々な工夫がちりばめられた施設であることがよくわかりました。開発・運営者が市場の変化にいち早く察知し、こうした商業開発や共同販売促進などに反映されていることがわかり、学生たちは、「商業デベロッパーの魅力」を感じることができたのではないかと思います。阪急阪神ビルマネジメントの新井様、豊田様、貴重なお話をありがとうございました。

参加学生一覧

池澤ゼミ
3年
別所 櫂斗、福田 はるな
2年
一木 ほのか、岩田 凱愛、大北 雅人、春藤 美葉、中 啓奎、樋野 旭、文野 由梨、松本 愛叶
村上ゼミ
2年
DINH THI HAU、國本 光一郎、逢阪 和希