2025年10月23日(木)、スポーツビジネスキャリアの講義にて、ゲスト講師として元安陽一さんをお迎えしました。元安さんは現在、車いすスケットボール女子日本代表のアソシエイトヘッドコーチ、京都ハンナリーズアカデミーのアドバイザーとしてご活躍されています。
講義では、これまでの資格取得や豊富な経験をもとに、スポーツとの向き合い方についてお話しいただきました。特に、練習の質を高めることの重要性や、失敗を恐れず挑戦する姿勢が自信につながるというメッセージが印象的でした。
スポーツの枠を超えて、社会でも活かせる知識や考え方を学ぶ貴重な機会となりました。


経営学部経営学科2年 垣本 颯太
  • ほとんどの学生が車いすバスケットボールを見るのは初めてでした

  • バスケチームを例に、目的と目標の違いを学びました

  • スポーツに限らず、私たちはみなセルフコーチングが重要です!

【学生コメント】

丸善インテックスアリーナで実際に車いすバスケットボールを観戦したことがあります。試合は想像以上にスピード感があり、車いす同士がぶつかり合う激しいプレーに圧倒されました。選手たちは素早く方向転換をしながら正確にパスをつなぎ、チーム全体で連携して得点を狙う姿が印象的でした。障がいの有無に関係なく全力でプレーする姿から、努力と工夫によって限界を超える力を感じました。全員が自分の力を最大限に発揮してプレーする姿を見て、私も何か新しいことに挑戦してみたいと思いました。特に、体を動かす楽しさや仲間と協力する喜びを感じたので、ボランティアとしてパラスポーツに関わってみたりしたいと考えるようになりました。行動することで、選手たちのように自分の可能性を広げ、周囲に良い影響を与えられる人になりたいです。
上原 空色さん


元安陽一さんの話の中で、「信頼関係は何を言うかより、誰が言うかが大事」という言葉が特に印象に残りました。私もどんなにいいことを言われても、その人が何かやらかした事があったり、普段から悪いことばかりする人なら心には届かないと思います。逆に、普段からちゃんとした行動をしている人の言葉には重みがあるし、自然と信じたくなります。私も人と関わるときは、言葉だけじゃなくて行動でも信頼してもらえるような人になれたらいいなと思いました。
家村 結七さん


夢や目標は公言する。そうすることで誰か助けてくれていい出会いができるかもしれないし、覚悟や責任が芽生えるので堂々と発信していこうと思いました。「目標」を立てて、なんでその目標を立てたのかという「目的」も考えることで、モチベーションにもつながります。モチベーションが上がらなくてもなぜ上げる必要があるの?という逆の考えを持たれていて面白い考え方をされているなと感じました。コーチングにおいて信頼関係を築くことが最重要であり、相手の本音を引き出し、チームを改善するうえでは大切なことであると学びました。マイナスなことばかり考えずプラスのイメージで自信を持って何事にも取り組むことでポジディブに脳が捉えてくれるので、自分には自信を持って生きていきたいと思います。
植月 貴翔さん

教員コメント

赤阪 修

 知人の縁を通じてバスケットボールコーチの元安さんをご紹介いただきました。本学男子バスケットボール部竹野監督をはじめ多くの方ともつながりがあり、講義を引き受けていただき大変光栄です。
 バスケットボールコーチ、大学教員、Bリーグ解説、車いすバスケットボールとの出会いなど、キャリアを追いながらその時々の思いや行動を起こすきっかけについてお話していただきました。またコーチングをテーマに、目的と目標の違いからセルフコーチングの極意まで、学生諸君が今すぐにでも使えるテクニックとずっと持ち続けてほしい思いを教えていただきました。
 もっと話を聞いてみたい!そう思わせてくれる授業でした。車いすバスケットボール日本女子代表チームをぜひ生で応援に行きたいと思います。ボランティアやイベントなど多くの場面で接点を持ち続けたいと思います。
この度はありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。