塩路ゼミ1年生が清水寺で外国人インタビュー

 2025年12月6日に、国際学部 国際観光学科 塩路研究室1年生が、大学入門ゼミのフィールドワークとして京都清水寺で観光調査を実施しました。具体的には、清水寺とその周辺地域において、外国人観光客と土産物店へのインタビュー調査を行いました。この調査の目的は、清水寺周辺の観光に関して、特にインバウンドの現状とその影響について実際にインタビュー形式で調査を行うことで明らかにすることでした。この目的も含めて、京都の清水寺という調査地、インタビューでの質問項目など、全てを1年生が話し合い、自分たちで考えて作成しました。英語での質問については、本学科の英語担当のCaldwell先生に1年生が考えた質問内容の英語表現を確認していただき、本学のGlobal Sapceの2人のネイティブ・スピーカーにインタビュー調査のシミュレーション練習をしてもらいました。今回は、それらの準備を重ねた上で、当日の調査を実施して、1年生が感じたことや考えたこと、わかったことを報告します。
 
 清水寺での聞き取り調査から見えた学び
1年生 山口 果

 12 月 6 日に京都清水寺にてフィールドワークを行い、外国人観光客の方々を中心にアンケート調査を実施しました。当日は観光シーズン真只中で、境内にはさまざまな国や地域から訪れた人々が集まっており、活気に満ちた雰囲気の中で調査を進めることができました。紅葉が残る時期でもあったため、鮮やかな景色を背景に写真を撮る姿も多く見られ、京都らしい情緒を強く感じました。
 まず、清水寺に入る前、参拝を終えて出てきた人々に声をかけ、アンケートへの協力をお願いしました。最初は緊張していましたが、快く応じてくださる方が多く、その温かい反応に心が和らぎました。英語でのコミュニケーションでは、聞き取れない単語や知らない表現があり、スペルを尋ねたり聞き返したりしながら進めましたが、事前に練習していた話し方が実際に通じた瞬間は大きな自信につながりました。また、日本に来てショックだったことや嬉しかったことを尋ねた際には、単語だけでは表せない内容が多く、自分自身の英語力が問われていると実感しました。同時に、相手の方が言い換えたりジェスチャーを交えたりしながら丁寧に伝えてくれ、人と人のあたたかさは言語を超えて自然に伝わるのだと深く感じました。
 外で清水寺の印象を尋ねると、「本当に美しくて素晴らしい」という声が多く、私自身も初めての訪問だったため、その言葉に期待を膨らませながら境内へ足を踏み入れました。実際に中へ入ると噂に違わず、景観は見事で、紅葉と歴史ある建築が調和した情景に心を奪われました。参拝者の多くが立ち止まって風景を眺めたり写真を撮ったりしていたため、声をかけやすく、境内でも多くの方にアンケートに協力していただくことができました。清水寺への訪問理由については、SNS や旅行会社が多いと思っていましたが、意外にも「知人のすすめで来た」という回答が多く、人から人へ伝わる魅力の大きさを改めて実感しました。
 清水寺を出たあとは、坂道沿いの商店の方々にもアンケートを行いました。長い歴史を持つ店の方にお話を伺うことができ、訪日観光客の増加に驚かれていること、英語対応を強化するなど時代に合わせて変化を続けていることを教えていただきました。それぞれの店が工夫を重ね、地域全体で観光地としての価値を守り続けているのだと感じました。
 一方で、アンケートの受け答えの中で、相手の返答に対してうまく返せなかった場面があり、もっと適切な英語表現を知っていれば会話がさらに深まったのではないかと悔しさも残りました。この経験を通して、今後さらに英語を学びたいという気持ちが強まりました。今回のフィールドワークを通じて、京都の風景や文化を残していく大切さを改めて感じました。同時に、この美しい場所をこれからも多くの人に知って欲しいと強く感じる1日となりました。
 




清水寺周辺における外国人観光客と土産物店の実態調査の結果と感想
1年生 田中 仁
 
 近年、清水寺周辺は外国人観光客が多く訪れる国際色豊かな観光地となっています。同地域で実施したフィールドワークを通じ、外国人観光客と土産物店を対象にアンケート調査を行いました。これらの調査結果をもとに、外国人観光客の意識や行動の特徴、土産物店側の現状と課題を明らかにし、今後の観光地の在り方について考察することを目的としています。
 本調査は、12月6日に京都・清水寺周辺において実施しました。調査対象は、清水寺を訪れていた外国人観光客および周辺の土産物店です。外国人観光客に対しては、日本に来た理由や日本での体験、観光地の印象などに関するアンケートを行いました。また、土産物店に対しては、来店客の傾向や外国人観光客への対応、困りごとなど、店舗運営に関する質問を行いました。
 


 手始めに清水寺周辺にて外国人観光客アンケート調査を行いました。今回、フランスから来た大学生とメキシコから来た30歳の男性の2名にアンケートを行いました。フランス人学生は、日本語を学ぶことを目的に来日しており、日本人が「みんな優しい」点を最も嬉しかったこととして挙げていました。観光地である清水寺については「素晴らしい」と評価しており、日本文化全体への好意的な印象がうかがえます。購入した土産は箸であり、日本の日常生活を象徴する品に魅力を感じていることが分かりました。
 一方、メキシコ人男性は観光目的で来日しており、「ご飯が美味しい」ことを日本で嬉しかった点として挙げていました。清水寺については「カラフルで、自国にはない建物の作り方」と述べており、日本独自の建築様式や色彩に強い関心を示していました。土産物としては扇子や箸を選んでおり、日本文化を感じられる実用的な商品が好まれている点は共通していました。
 


 次に、清水寺周辺の土産物店でアンケート調査を行いました。「梅山堂」では、日本人は自分用に少量の食べ物を購入する傾向があるのに対し、外国人は湯のみや箸など、日本の日常生活で使用される道具を選ぶ傾向があると回答してくれました。困りごととしては、人手不足や日本人観光客の割合が増えない点が挙げられていました。外国人観光客向けの工夫として、キティちゃんなどのキャラクターグッズを販売している点が特徴的でした。
 「尾州屋老舗」では、日本人はお菓子を中心に購入し、外国人は扇子やTシャツ、帽子といった雑貨類を多く購入するという違いが見られました。また、キャッシュオンリーであるにもかかわらず、カードを提示されることが困りごととして挙げられていました。特別な対策は行っていないものの、日本らしいデザインのTシャツを多く仕入れることで、結果的に外国人観光客の需要に対応しているとのことでした。
 最後に、外国人観光客へのアンケートと土産物店での調査結果を考察すると、外国人観光客は日本文化や日常生活を感じられる商品に強い関心を持っており、実際に購入した箸や扇子は、店側が「外国人に人気がある」と認識している商品と一致していました。また、清水寺に対する評価からは、自国にはない日本の建築様式や雰囲気が外国人観光客にとって大きな魅力となっていることがわかりました。
 本フィールドワークを通して、外国人観光客は清水寺の建築や雰囲気といった日本独自の文化に強い魅力を感じており、土産物についても箸や扇子など、日本の日常生活を象徴する実用的な商品を好んでいることが明らかになりました。一方で、土産物店側は人手不足や支払い方法の違い、日本人観光客の減少といった課題を抱えていることもわかりました。今後は、こうした外国人観光客のニーズに応えつつ、日本人観光客も訪れやすい環境を整え、人と共生できる持続可能な観光地づくりが重要であると考えられます。
 


インタビューを通して感じた優しさと温かさ
1年生 山本 莉里
 
 私たち塩路ゼミは、12月6日に京都の清水寺へ外国人観光客と清水寺周辺の商店へのインタビューを兼ねてフィールドワークに行きました。
 私たちは京都河原町駅に着き、集合場所の南座へ向かいました。駅を出てからの街並みはいつも見ている景色とは違って、京都特有の歴史や文化がわかるような風景でとても美しかったです。自販機や消火栓も茶色になっていて、京都の風景に合うようになっているのが印象的でした。南座に着くと、たくさんの名前が書かれた看板が目に入りました。この看板は、「まねき看板」と呼ばれ、出演する役者の名前を「勘亭流」という特殊な書体で記したもので、南座の冬の風物詩「吉例顔見世興行」の際に掲示され、客席が隙間なく埋まるようにという願いが込められているそうです。
 そこから歩いて八坂神社に向かうと、結婚式が行われていました。神社での結婚式を初めて見て、新婦さんの和装がとてもきれいで印象的でした。八坂神社から歩いて清水寺に向かい、清水坂でインタビューを始めました。外国人観光客に話しかけるのはとても緊張しましたが、意を決して声を掛けてみると、自分が思っていたよりも話しやすく、私の拙い英語をゆっくり聞いて、ゆっくり話してくださったのでインタビューがスムーズに進みました。そこから自信がついて率先して話しかけられるようになりました。
 それから清水寺に行き、上から紅葉の景色を堪能した後、たくさんのお守りの中で、私は前から目星をつけていた頭痛守を購入しました。清水寺を満喫した後はインタビューを再開しました。インタビューをお願いして、百発百中で了承してもらえるわけではないので、何人にも声を掛けましたが、連続で断られたことで心が折れ、一度やる気をなくしました。しかし、諦めたくないというプライドが勝ち、再びインタビューを始めました。
 清水寺から降りてきた二人組の女性に英語で声を掛けると、「No, English」と言われましたが、こちらが翻訳アプリを使って会話を続けようとすると、女性たちも翻訳アプリを使ってインタビューに答えてくださいました。
 外国人観光客へのインタビューが終わると、周辺の商店へのインタビューのために、土産屋に入りました。店主の女性は、忙しいのに質問に答えてくださり、清水寺の昔のことや今と昔で変わったことなど、とても興味深い話を聞かせてくれました。
 今回のフィールドワークで、自分の拙い英語をわかろうとしてくれたり、わざわざ翻訳アプリを使ってインタビューに答えてくれる外国人観光客の方たちや、忙しくても学生の質問に答えてくれる商店の方たちの優しさや温かさを感じることができました。
 
 
 
 
 
 

 
 
 

フィールドワークを通じた京都観光の実態分析

1年生 吉井 莉緒


 12月6日、塩路ゼミ1年生は外国人観光客をターゲットにしたアンケートを行うため、人気観光スポットである京都清水に訪れました。
 大阪市内から電車で約1時間かけて到着しました。私は京阪線の利用が初めての体験で、大阪の他の沿線とは違った雰囲気を感じました。特急列車に乗ったのですが、快適な移動が出来ました。この時点ですでに多くの外国人観光客の姿が見られました。

 祇園四条駅で降車し、まず南座が見えました。日本の伝統芸能である歌舞伎などを鑑賞する劇場であり、日本ならではの雰囲気を外観から感じ取ることが出来ます。迫力のある見た目に通りかかる人が南座を見上げていました。
 扉の上には昔の絵と、“まねき看板”と呼ばれる役者の名前がかかれたものが飾られており、写真を撮る人がたくさんいました。
 清水寺には歩いて向かいましたが、観光スポットということもあり、道中では絶えず店が並んでいました。飽きることなく移動を楽しめると思います。街の風景を写真に収める観光客がいて、道の途中で人だかりができていました。

 清水寺の入口に着いたところでアンケートを始めました。アンケートの内容は、京都を訪れた目的や、何で清水を知ったのか、日本に来てショックだったことなどの10問ほどを聞きました。旅行中に足を止めてもらうことは少し罪悪感がありましたが、声をかけた多くの外国人観光客の方が快くアンケートに答えてくれました。
 アンケートをしていると、京都に来ている人の多くは大阪、奈良をいっしょに訪れる予定をしていることがわかりました。どちらも電車で簡単に移動ができるので関西圏は1度の旅行で行きやすいのだと思います。
 特に印象に残ったのが、日本に来てショックだったことを聞いた際に「英語の標識が少ない」と答えた方がいたことです。京都清水のような観光スポットといわれる場所では、様々な言語の標識がたくさん取り入れられていると思っており、実際にそのような標識を多く見ました。しかし、初めて訪れる外国人観光客からすると、まだまだ多言語対応が必要だと思うのだとわかりました。これは商店に入ったときにも言えることで、清水にある食事処、土産物屋で働いている店員さんは地元の人が多く、英語を流ちょうに話せる人はあまり多くありません。そして、英語を話さない国から来た観光客ももちろんいるので、翻訳機が手放せないようでした。
 また、清水寺周辺の土産物屋でもアンケートを行いました。困っていること、工夫していることなどを詳しく聞きました。二軒の土産物屋を調査したのですが、共通して話してくれたことは、「日本人の観光客が減った」ということです。例えば、修学旅行生が混雑を避けるために、時間帯あるいはルートを変えたりすることがあるそうです。これについて、「ニュースなどでオーバーツーリズムだと報道していますが、空いているときもあるので、日本人にも来てほしい」とおっしゃっていました。
 私自身も、インバウンドが増加してから京都に行くことを避けていました。フィールドワーク当日も歩けないほどの混雑を予想していましたが、それは清水寺の中くらいで実際はそれほどではありませんでした。
 今回行った時期が、紅葉シーズンだったので、風情ある建物とともに自然も楽しむことができ、京都清水が人気の理由をより一層理解することが出来ました。外国人観光客にこの魅力が伝わっていることをうれしく思う一方で、日本人観光客にも、自国のすてきな景色を見てもらいたいと思いました。
 



京都フィールドワークを通して学んだこと
1年生 山田 智咲
 
 12月6日に私は大学入門ゼミのフィールドワークとして京都を訪れました。日本を代表する観光地である京都には多くの外国人観光客が訪れており、実際に現地で外国人にインタビュー調査を行うことが今回の目的でした。教科書や授業で学ぶだけでなく、自分の体験として異文化に触れることができる貴重な機会となりました。
 最初に訪れたのは八坂神社です。八坂神社は京都らしい雰囲気が強く、境内には外国人観光客の姿も多く見られました。歴史ある神社の景色に囲まれ、日本の伝統的な文化を強く感じることができました。実際に参拝し祈ることで、日本の文化を体験することができました。また、境内では結婚式が行われており、白無垢姿の花嫁や厳かな雰囲気がとても印象に残りました。このような日本ならではの行事は、外国人観光客にとっても特別なものとして映っているのではないかと感じました。
 その後、清水寺に向かいました。清水寺に到着し、境内に入る前に外国人観光客へのインタビュー調査を行うことになりました。正直なところ、最初はとても緊張していました。英語で話しかけることや、知らない人に声をかけることに不安があり、なかなか一歩を踏み出せなかったです。でも、勇気を出して声をかけに行きました。
 実際に話しかけてみると、外国人の方はとても親切で、笑顔で対応してくれました。そのおかげで少しずつ緊張がほぐれ、質問も落ち着いて行うことができました。清水寺の印象や日本についての感想を聞くなかで、日本の文化や景色が高く評価されていることを知り、嬉しい気持ちになりました。同時に、言葉が完璧でなくても、伝えようとする気持ちが大切だと実感しました。
 そのあと、清水寺周辺の商店の方にもインタビュー調査を行いました。外国人観光客へのインタビューとは違い、日本語で話すことができたため、より詳しく話を聞くことができました。商店の方からは、清水寺周辺の昔と今の違いについて教えてもらいました。昔は修学旅行生や日本人観光客が多かったのですが、今は外国人が増え、街の雰囲気や客層も大きく変化しているという話が印象に残りました。私は、観光地は楽しい場所というイメージしか持っていなかったため、こうした現場の声を直接聞けたことで、とても驚きました。歴史ある場所を守り続けることの大変さについて考えさせられました。
 今回のフィールドワークを通して、実際に行動することの大切さを学びました。緊張や不安はありましたが、勇気を出して挑戦したことで、貴重な経験と自信を得ることができました。この経験を、今後の学習や日常生活にも生かしていきたいです。




京都観光の現状を知れたフィールドワーク
1年生 田中 璃里香
 
 12月6日に国際観光学科の大学入門ゼミの活動で、フィールドワークが行われました。私たち塩路ゼミは、京都の八坂神社を訪れた後、清水寺で外国人インタビューを行いました。
 初めに、私たちは八坂神社を訪れました。八坂神社は、日本三大祭りの一つである祇園祭が毎年開催されていることで有名です。私は、八坂神社に初めて行ったのですが、日本最大級と言われている石鳥居や歴史ある朱色の西楼門はとても迫力があり圧倒されました。また、当日は、結婚式も行われていました。歴史的建造物から文化や歴史の流れを感じることができました。
 次に、清水寺に行き外国人インタビューを行いました。フィールドワーク当日は土曜日ということもあり、多くの人々で賑わっていました。特に、外国人観光客がとても多く、日本のインバウンド増加の現状を実感しました。私たちは、清水寺で外国人観光客と、清水寺周辺の土産屋に向けたインタビューを行いました。
 外国人に向けたインタビューでは、初めは緊張からなかなか積極的に外国人観光客に話しかけに行くことができませんでした。しかし、ゼミの人と協力して話しかけたことで徐々に自信が持てるようになり、積極的に声をかけることができました。普段はなかなか知ることができないような外国人観光客の具体的な滞在場所や日数、購入した土産物などの日本の旅行事情を聞くことができ面白かったです。インタビューを通して、英語でコミュニケーションを取るグローバルな交流ができたことは良い経験になりました。
 清水寺周辺の土産物屋に向けたインタビューでは、普段は聴くことが出来ないような今後の京都観光についてなど、店員目線の意見が聞けて興味深かったです。「清水寺があってこその店だ」と話されていた店員さんの言葉がとても印象に残りました。インタビューをしている中で、京都のインバウンド増加による問題も浮かび上がってきました。店員さんは、インバウンドが増加することは、喜ばしいことですが、それにより、道路の混雑、文化の違いによる外国人の日本でのマナーについて困っているとおっしゃっていました。インタビューを通して、京都はインバウンド増加が急激に進んでいますが、解決しなければならない問題がたくさんあることを実感させられました。
 今回のフィールドワークを通して、京都の観光の現状を知ることができました。特に、インバウンド急増を実際に感じることができ、京都の観光の現状を知ることができた良い機会でした。外国人の方や土産物屋の方の声を実際に聞くことができたのは、よい経験になりました。
 
 

清水寺付近の観光調査

1年生 宇賀 翔哉


 私たちは12月6日に京都の八坂神社経由で清水寺に行き、街頭アンケートを行いました。その日は昼ごろに南座前に集合してから行ったのですが、土曜日の昼間ということもあり、あちらこちらに日本のみならず外国からの観光客がいてインバウンドが促進されていると感じました。そこで今回は清水寺にいた観光客に聞いたことや思ったことを述べていきます。
 私はアルバイトの夜勤が終わってから直接、朝の8時半過ぎに集合場所に行きました。朝は比較的に人混みもなく歩きやすかったです。私たちは、集合場所から清水寺に向かう途中で八坂神社に立ち寄りました。そこでは日本風の結婚式が取り行われていました。一目見ようと大勢の観光客が押しかけていました。私自身も数回ほどしか見たことがなかったので、とても新鮮味がありました。しばらくして今回の目的地である清水寺に向かいました。

 向かう途中にも日本らしさがたくさんありました。それは、着物、人力車、路地裏です。日本の伝統的な衣服である着物は、歩きづらさはあるものの写真をたくさん撮っている人が多くて、さすが京都だなと感心しました。人力車は着物を着て乗車している人が多く、客観的に見ても美しかったです。押している人も愛想よく振舞っており招かれる側も乗りたいなと思わせてくれるような接客をしていておもてなしの心を感じました。路地裏は木造建築と石たたみになっている場所が多かったです。初見の人からだと和風な建築だけでできているため昔ながらの日本を感じられるのではないかと思いました。
 清水寺の近くには法観寺の五重塔が待ち構えていました。そして行った日は快晴だったため、いろんな人が五重の塔を背景に写真を撮っていました。撮った写真をSNS等で掲載することでPRとなり、さらに興味を持って訪れようとする観光客が増えてインバウンドが進んでいくのだと予想できました。
 人混みの中、坂道を上がっていくと数多くの店が並んでいる道に出ました。私は清水寺が近づくに連れて人が多くなり歩きづらくなったように感じました。清水寺に入る前の広場で外国人観光客にいくつかのインタビューをしました。いざやってみると、思う通りにいかないことが出てきてしまい、なかなか声をかけることが厳しかったです。

 しかし、勇気を出して話しかけてみました。途中で去る人もいて精神的にやられましたが、答えてくれた人がほとんどでフレンドリーな人が世界中には多いと感じました。聞いた人のほとんどがアジアやアメリカからの来訪者であったことには驚きました。
 しばらくして清水寺に入ると有名な写真スポットである舞台に出ました。美しい紅葉を背景に自撮りをして楽しんでいる人が数えきれないぐらい多くいて「和」は日本でしか味わえないものだと痛感しました。中には観光ツアーで来ている団体も何組か見かけました。海外の旅行会社も目をつけているくらい、清水寺は「日本に行くのならここがおすすめ」という名所だと感じました。

 清水寺を出ると店が並んでいたので、多くの観光客が食べ歩きやお土産の購入をしていました。次に、私たちは観光客ではなく、店の人に観光地付近で経営をしてどうなのかを聞きました。実際に聞いてみると数十年近く続いている店が多く、インバウンドが進む前と比べて、だいぶ忙しくなったみたいです。質問している間にもお客が来ていたので、店員の接客対応を見てみると、観光地ということもあって英語が流暢に話されていました。日本人客と外国人客の接客の仕方はかなり違うということもわかりました。
 今回のフィールドワークでたくさんの観光客に質問をしたことで、いろいろな国からの来訪者が多いことに気づきました。そして、日本ならではの観光地やお土産といったものを求める人が非常に多いことが分かりました。これからも日本の観光地にインバウンドがさらに増え続けていくのだろうと考えられました。



清水寺を訪れて学んだ観光地の魅力と問題点
1年生 NGUYENTHIKIMHE
 
 ゼミのフィールドワークで京都の清水寺を訪れる機会がありました。清水寺は世界遺産にも登録されている、日本を代表する観光地の一つです。私は今回初めて清水寺に行き、その雄大な建築と周囲の美しい景観にとても感動しました。私たちが、この場所を調査対象として選んだ理由は、日本における観光の現状をより深く理解したいと考え、特に外国人観光客の体験や、観光地域で働く店舗の状況について知りたいと思ったからです。
 調査方法は、主に観察と短いインタビューです。外国人観光客に訪問目的について質問したところ、多くの人が観光を目的としており、特にタイ、ベトナム、ミャンマーなどアジアの国々からの旅行者が多いという印象を受けました。また、ヨーロッパからの観光客も多く、観光と仕事を兼ねている人や、日本に住んで働いているため、休日を利用して観光に来たという人もいました。多くの外国人観光客は、京都の自然の美しさと清水寺の歴史的価値に強く魅力を感じていると語っていました。 
 さらに、私は清水寺周辺の土産物店や飲食店の店主にも話を伺いました。店主の方々によると、新型コロナウイルスの影響で観光客が減少した時期がありましたが、現在は以前の賑わいを取り戻し、外国人観光客が増えているそうです。対応のために、英語の案内を用意したり、外国人スタッフを雇ったりする店も増えているとお聞きしました。一方で、観光客増加に伴って運営コストも上がってしまい、商品の価格を高くせざるを得ないという課題もあるそうです。
 実際に現地を訪れる中で、私はいくつかの問題も感じました。観光客が非常に多いため、一部の場所では人が密集して移動しにくい状況になっていました。また、公共トイレが汚れており、清掃が追いついていない様子が見られました。世界的に有名な観光地であるからこそ、このような点は改善が必要だと感じました。
 物価についても気になる点がありました。例えば、きつねうどんが1900円で販売されており、私は日本人の方にこの価格について意見を聞いてみたところ、「高すぎる」と笑われてしまいました。観光地としての商業化が進むことは経済的には良い面がありますが、訪れた人の満足度に影響する可能性もあると感じました。
 このフィールドワークを通して、私は多くの学びを得ることができました。清水寺という日本文化を象徴する場所で、観光客の視点、地域経済の実情、そして観光がもたらす課題について直接触れられたことは、教科書だけでは得られない大変貴重な経験でした。今後、観光と地域社会がどのように共存し、より良い関係を築くことができるのかを考え続けたいと思います。 清水寺はこれからも世界中の人々を魅了し続ける場所であると確信しています。さらに環境整備が進み、訪れるすべての人がその美しさを十分に楽しめる観光地になることを期待しています。

 





 
清水寺周辺における観光の現状と魅力について
 1年生 小山 由奈
 
 2025年12月6日、私は大学の授業の一環として、京都の清水寺周辺で観光に関するフィールドワークを行いました。調査の目的は、外国人観光客へのアンケート調査と周辺店舗へのインタビューを通して、京都観光の魅力や現状について理解を深めることです。実際に現地を訪れ、人と関わりながら調査を行うことで、教室内の学習では得られない学びができると考えました。
 当日は大阪から電車で京都へ向かいました。大阪から京都までは約1時間かかり、移動時間はやや長く感じでしたが、到着が近づくにつれて観光地に来たという実感が強まりました。最寄り駅から清水寺へ向かう道には、歴史を感じさせる町並みや多くの土産物店が並んでおり、歩いているだけでも京都らしさを感じることができました。
 まず、外国人観光客10人を対象にアンケート調査を行いました。出身国はフィリピンなどのアジア圏が多かったですが、いろいろな国から来ていました。旅行の目的は観光と答えた人がほとんどでした。京都を訪れるのが初めてという人も多く、日本には数日から1週間ほど滞在する予定だという回答が見られました。清水寺を知ったきっかけとしては、テレビやインターネット、SNSが多く、情報発信が観光に大きな影響を与えていることが分かりました。
 また、清水寺の印象について質問したところ、「beautiful」や「wonderful」といった肯定的な意見が多く聞かれました。実際に私自身も清水寺を訪れ、その景観の美しさや歴史的な雰囲気に強い印象を受けました。多くの観光客が写真を撮ったり、景色を楽しんだりしている様子から、清水寺が国内外から高く評価されている観光地であることを実感しました。
 次に、清水寺周辺の2店舗にインタビュー調査を行いました。どちらの店舗も観光客向けの商品を扱っており、近年は外国人観光客の来店が増えていると話していました。言語の違いによる接客の難しさはあるものの、簡単な英語やジェスチャー、翻訳アプリを活用するなど、工夫しながら対応している点が印象的でした。
 さらに、人気の商品について尋ねたところ、和菓子や京都らしいデザインの小物が特に好まれているということが分かりました。外国人観光客にとって、日本らしさや京都らしさを感じられる商品は大きな魅力であり、土産物の存在も観光を支える重要な要素であると感じました。
 私は調査の合間に、清水寺周辺で団子を食べました。焼きたての団子は香ばしく、食べ歩きをしながら観光を楽しむことで、現地ならではの雰囲気をより強く感じることができました。このような体験も、観光の満足度を高める要因の一つであると考えました。
 今回のフィールドワークは、最初は人に声をかけることに緊張しましたが、調査を進める中で人と話すことの楽しさを感じるようになりました。京都観光の魅力だけでなく、課題についても考えることができ、非常に有意義な学びとなりました。
 



 




 
たくさんの発見があったフィールドワーク
 1年生 藤井 陽花
 
 大学入門ゼミのフィールドワークとして、京都の清水寺を訪れ、外国人観光客や清水寺にある商店へのインタビュー調査を行いました。清水寺は多くの観光客が訪れる代表的な観光地であり、今回のフィールドワークは観光の現状を実際に学ぶことを目的としていました。
 まず、外国人観光客10組にインタビューを行いました。質問内容は、清水寺を訪れた理由、日本の印象、日本で購入したお土産についてなどです。多くの人が「日本の伝統文化に興味がある」「SNSや友人から教えてもらった」と答え、清水寺が世界的に知られている観光地であることを改めて感じました。また、「人は多いが景色が美しい」「紅葉がとてもきれい」といった意見も多く、混雑しながらも満足度は高い様子でした。
 


 次に、清水寺周辺にある「茶の華」という商店にインタビューを行いました。商店の方によると、同店は長年この場所で営業しており、近年は特に外国人観光客の来店が増えているとのことでした。コロナ禍以降、観光客が減少したものの、現在は回復し、以前よりも外国人観光客が増えてきていると話していました。抹茶を使った商品は海外の方にも人気があり、日本らしさを感じられる商品だと感じました。        
 また、フィールドワークの合間に、自分自身も観光客として清水寺周辺を散策しました。清水寺の上からの景色や、紅葉に囲まれた寺院はとても美しく印象的で、改めて魅力のある京都の観光地だと実感しました。さらに、「湯葉チーズ」や「抹茶のデザート」を実際に食べて、清水寺での景色を楽しみながら食べる事でより美味しく感じました。特に抹茶のデザートは、見た目にも美しく、日本文化を楽しめる商品だと感じました。
 


 今回のフィールドワークを通して、観光はただ場所を見るだけでなく、人との交流や食事、体験など沢山の学びができる事がわかりました。外国人観光客や店舗の方の話を直接聞くことで、観光地での問題や課題をより深く理解することができました。
私は将来、観光に関わる仕事を目指しているので、今回の経験を今後の学びに活かしていきたいと思いました。
 
  
 
 
 
 
京都フィールドワークで学んだこと
  1年生  近藤 美緒
 
    私たち塩路ゼミは、12月6日に京都府にある「八坂神社」と「清水寺」にフィールドワークに行きました。清水寺では人気観光地の実際を知るために現地調査を行うということで、11月の授業ではゼミメンバーとともに観光客の外国人に調査したいことを話し合いました。「どこの国から来たのか」「どこで清水寺について知ったのか」「京都を訪れるのは何回目か」「何日間滞在する予定か」「日本でいくら使う予定か」「日本に来て嬉しかったこと」などを考えました。また、商店への質問としては、「外国人観光客への対応方法」「困っていること」「今と昔で変わったこと」「日本人と外国人で購入する商品の違い」などが挙げられました。外国の方には英語で質問するため英語の先生とゼミ仲間と共に発音の練習を重ねることで万全の準備を行いました。
  フィールドワーク当日は、南座で集合し、初めに「八坂神社」を訪れました。八坂神社は国宝の本殿や多数の重要文化財を持つ歴史的・建築的価値で厄除け、縁結び、美容などの多様なご利益があるそうです。結婚式が行われており、とても美しくかっこいい雰囲気が印象に残りました。
  次に、清水寺へ向かいました。紅葉のピークは終わっていましたが、天気にも恵まれ快晴で、赤く色づいた葉がたくさん残っておりとても綺麗でした。清水寺はたくさんの人で賑わっており日本人よりも外国人観光客の方が多いと感じました。
  現地調査では、たくさんの外国人に積極的に話しかけました。しかし、英語がわからない、時間がないからといった理由で断られることもあり苦戦もしました。一方で、中には日本語を勉強していて日本語で答えてくださる方もいました。ドイツ、アメリカ、フランス、ベトナムなどさまざまな国籍の方々と会話しました。日本の良いところとして「街が綺麗なところ」や「人が親切なところ」を挙げる方が多かったです。外国人の方と直接交流することはとても楽しく、貴重な経験となりました。商店調査では、親切に詳しく答えてくれる店員さんが多く、英語表記を増やすなど外国人向けの商品を開発するなどと様々な工夫をされていることがわかりました。
 このフィールドワークを通して、実際に現地へ行って自分の目で見ることの大切さを感じました。授業で学ぶだけでは分からない、観光地の雰囲気や人の多さを実感することができました。特に清水寺では外国人観光客がとても多く、日本が世界中から注目されている観光地であることを強く感じました。

 
 
  
 
 
 
とても良い体験ができたインタビュー調査 
1年生 北澤 朱梨
 
 ゼミ活動で私は京都の清水寺付近で外国人観光客と商店の方々にインタビュー調査を実施しました。実際に声をかけてみると緊張しましたが、快く応じてくれたので楽しくインタビューすることができました。
 私がインタビューした白人系の観光客の人々は話しかけると喜んで気軽に応じてくれ色々な会話もしてくれました。しかし、それ以外の観光客の人々は「時間があまりない」と断るケースが多かったです。調査をして私は個人で組んだ旅行と団体旅行のスケジュールで時間配分が大きく違うのだと感じました。個人的にインタビューをしやすかったのは個人旅行の人達であり、家族で来てる人やカップルで来てる人だと快くインタビューを受けてくれました。
 インタビューをしていく中で、清水寺周辺に来ている観光客は少なくてもだいたい2週間前後の滞在予定で、京都だけでなく大阪や東京を回る予定の観光客もいました。また、お土産は食べ物を買っている人が多く、日本のお菓子や食べ物がとても人気であることがわかりました。そして、「食事が美味しいところ」が嬉しく、「町や人が静かであること」が残念なことという意見がいつくかあり日本と外国との町や人の雰囲気の差がよくわかりました。
 商店のインタビューでは定員さんが複数人いて分散しているような大きめの店は時間をとってくれやすかったです。一方で、カウンターで一人で店番している店や、混んでいる店は声をかける段階から難しく、インタビューを断られました。インタビューをしていく中で、アポなしのインタビューは、店の忙しさ、声をかけるタイミングや雰囲気を見極めることが大切だと学びました。
 また、清水寺周辺の店は外国人観光客向けの工夫をしていて、商品の説明を英語で表記していたり、「食べ物持ち込み禁止」といった注意書きを英語やマークで色々なところに掲示していたりしていました。しかし、守られていないのが現状だと店の方に聞き、飲食店でない店でもゴミ箱の設置をしないといけない現実を知りました。
 今回の活動を通して私は、人に声をかけることの難しさや勇気を学びました。あまり英語が得意ではなく聞き取れない部分も多々ありましたが、観光客の方々がゆっくり話してくれたり翻訳機を使って話してくれたりして、不安だった調査が想像以上に楽しい調査になりました。普段関わることの少ない観光客の人々や商店の方々と実際にコミュニケーションをとることで清水寺周辺の観光の現状を知ることができました。
 
 
 
 
 
 
京都の歴史に触れて
1年生 池田 瑠良
 
 本フィールドワークでは、京都市東山区に位置する清水寺およびその周辺地域を訪れ、観光地としての特徴や訪問者の行動、地域文化の受容のされ方について実地調査を行いました。清水寺は国内外から多くの観光客が訪れる代表的な観光地であり、日本文化や歴史がどのように消費・体験されているのかを観察するのに適した場所です。
 
 当日はまず清水寺を参拝した。境内に入ると、多くの観光客で賑わっており、日本人観光客だけでなく、欧米やアジア圏を中心とした外国人観光客の姿が目立ちました。清水の舞台では、多くの人が写真撮影を行い、景観や歴史的建造物そのものを「体験」として楽しんでいる様子が見られ増田s。一方で、建築や宗教的意味について詳しく理解している人は少なく、視覚的・象徴的な価値が強調されていると感じました。

 その後、清水寺周辺の商業エリアを歩き、途中でスターバックスを利用しました。京都らしい外観を取り入れた店舗であり、世界的チェーン店でありながら、地域の景観や文化に配慮したデザインがなされていた点が印象的でした。店内では外国人観光客が多く、日本文化を感じられる空間として利用されている様子が見られました。グローバルな企業がローカルな文化と融合することで、観光地としての魅力を高めていると考えられます。

  昼食後には、団子と八橋を食べ、京都の伝統的な食文化を実際に体験しました。団子は手軽に食べられる和菓子として多くの観光客に親しまれており、八橋は「京都土産」としての認知度が非常に高いと感じました。これらの食品は、味だけでなく「京都らしさ」を象徴する存在として消費されており、観光と食文化の結びつきの強さを実感しました。

  さらに、外国人観光客へのインタビューを実施しました。インタビューでは、清水寺を訪れた理由や日本に対する印象について質問しました。多くの回答者が「日本の歴史や伝統に興味がある」「SNSやガイドブックで見て有名だったから」と答えており、情報発信やメディアの影響が観光行動に大きく関わっていることが分かりました。また、日本は「安全で清潔」「人が親切」というイメージを持たれており、再訪したいと考えている人も多かったです。
 
 本フィールドワークを通して、清水寺周辺は単なる歴史的空間ではなく、観光、商業、食文化、グローバル化が複雑に交差する場であることが明らかになりました。実際に現地を訪れ、人々の行動を観察し、インタビューを行うことで、文献調査だけでは得られない多角的な視点を得ることができました。この経験を今後の学習や研究に活かしていきたいと思います。

 
 
 
 
 

インバウンド観光と京都の観光名所について

1年生 林 蒼偉
 
 2025年12月6日に実施した京都市東山区清水地域におけるフィールドワークについて報告します。清水寺を中心とするこの地域は、国宝建造物をはじめとした歴史的景観と、土産物店や飲食店が密集する観光空間が共存している点が特徴的だと考えます。観光都市京都の中でも清水地域は特に来訪者が多く、現地を歩く中で、観光行動、歴史的景観の保全、地域住民の生活が複雑に重なり合っている様子を実感しました。今回のフィールドワークでは、①観光客の動線、②商店街の様相、③景観保全と観光利用のバランスの三点に加え、外国人観光客へのインタビュー結果も踏まえて考察を行いました。
 まず、観光客の動線についてです。清水寺へ向かう複数の参道が一点に集まる構造になっているため、観光客の流れは時間帯や来訪者の属性によって大きく変化していました。特に清水坂や産寧坂、二寧坂では、歩行速度の違いや写真撮影による立ち止まりが多く見られ、混雑が発生していました。実際に歩いてみると、思った以上に進みにくく、安全面や快適性に不安を感じる場面もありました。
 また、外国人観光客にインタビューを行ったところ、「景色はとても美しいが、人が多くて歩くのが大変だ」と話していました。また、「どの道が清水寺につながっているのか分かりにくい」と感じている様子も見られ、動線の分かりやすさが観光体験に影響していることを実感しました。動線の偏りは、観光客自身の満足度にも関わる重要な要素であると思いました。
 次に、商店街の様相についてです。清水地域には土産物店や飲食店に加え、着物レンタル店や体験型店舗など、多様な業種が集まっていました。これらの店舗は観光客の興味を引き、店の前で立ち止まる人が多く見られました。その結果、人の滞留が生じ、混雑がさらに強まっていると感じました。
 インタビューした外国人観光客からは、「日本らしい土産物や雰囲気を楽しめる」「歩いているだけで楽しい」といった肯定的な意見が聞かれました。一方で、「同じような店が多く、どこに入るか迷う」といった声もあり、商業の集積が魅力であると同時に、観光行動を迷わせる要因にもなっていると感じました。
 最後に、景観保全と観光利用のバランスについてです。清水地域は歴史的建造物が多く、非常に価値の高い景観を有しています。多くの店舗では看板の色や外装デザインを工夫し、景観に配慮している様子が見られました。しかしその一方で、観光客の目を引くことを優先した装飾が、周囲の景観とやや調和していないと感じる場面もありました。外国人観光客へのインタビューでは、「昔の街並みの雰囲気がとても印象的だ」「日本の歴史を感じられる」といった声が多く聞かれました。このことから、歴史的景観そのものが清水地域を訪れる大きな目的になっていると感じました。そのため、景観が損なわれることは、観光地としての魅力の低下につながる可能性があると考えました。
 今回のフィールドワークを通して、清水地域では観光客の動線、商業活動、景観がそれぞれ独立して存在しているのではなく、互いに影響し合いながら地域の特徴を形づくっていることが分かりました。特に混雑の発生には、動線構造だけでなく商店街の立地や利用のされ方が大きく関係しており、その影響は観光客自身の感じ方にも表れていました。また、外国人観光客の意見から、景観の価値が観光体験の満足度に直結していることも明らかになりました。今後の清水地域の観光地管理においては、動線整備、商業のあり方、景観保全を一体的に捉え、観光客の視点も取り入れた取り組みが重要であると感じました。