塩路ゼミ3年⽣が浜屋敷で吹⽥フットパス交流会

 2026年度の本学キャリアゼミ活動として、国際学部 国際観光学科の塩路研究室では、「フットパスを使った豊かな地域づくり」というテーマで、吹田市の吹田歴史文化まちづくり協会のご協力のもと、活動を行いました。本活動の中心である3年生は、5月9日と16日に吹田まち案内人の方々と千里ニュータウンを歩き、6月13日と20日には、自分たちでニュータウン内の公園でインタビュー調査を実施したり、ニュータウン内でも開発されなかった上新田地区を散策したりして、ニュータウンでの暮らしや特徴について考えました。7月11日には、吹田での活動のまとめとなる吹田フットパス交流会を同協会の拠点である浜屋敷で開催しました。学生たちは、地域の暮らしを感じながら歩く「フットパス」の視点で、日本初のニュータウンとして1960年代に人工的に造られた千里ニュータウンを4回にわたって歩き、感じたことや発見したことを踏まえて、住民である吹田まち案内人や同協会関係者に向けて発表を行い、多様な感想や意見をいただくことができました。今回は、学生たちがこの吹田フットパス交流会を経て考えたことを報告します。
     
 

学生活動状況報告

自信を持つことができた浜屋敷での発表

国際観光学科3年生 小笠原 温人

 私たち塩路ゼミ3年生は、711日に吹田市の浜屋敷にて「吹田まち案内人」の方々に向けて発表を行いました。私たちは、以前から千里ニュータウンのまち歩きを行っており、今回は、私たちだけで2回行った千里ニュータウン地域のまち歩きを含めて、浜屋敷の交流会で発表を行いました。
 
浜屋敷では、模造紙を数枚用意し、地図や文字を書くという塩路ゼミ伝統のやり方でまとめました。私たちは、2グループに分かれ、「地図をかく」チームと「感じたこと」をまとめるチームに分かれて、ゼミのメンバーと模索しながら行いました。私は「感じたこと」をまとめるチームに属して、進めていきました。少しでも面白く、ユニークな発表がしたいと思い、いろいろ考え「千里ニュータウンを歩いて感じたこと」のほかに、以前のまち歩きで行った吹田市民へのアンケート結果のうち、回答が多かった内容のベスト3を挙げて、まち案内人の方々にクイズ形式で問いかけ、私たち一人一人の感想を加えて、各々発表するという策を取りました。作成途中に「吹田まち案内人」の方から、若者が求める未来の公園について聞きたいという提案をいただき、それも加えて発表しました。発表中は、たくさん吹田市へまち歩きに行った経験のおかげか、緊張せずに発表することができました。「吹田まち案内人」の方々も優しく聞いてくださり、質問もしていただきました。例えば、インタビューを行った公園にはどのくらいの年代の人がいたのか、もう少しアンケートの結果を見たいなど、個別にも質問してくださり、嬉しかったです。

     


 4回吹田市を訪れて、最初は「万博記念公園」や「ガンバ大阪」のイメージが自分の中で定着していましたが、足を運ぶ回数が増えるたびに、自然が豊かで、人情あふれるまちだという印象に変わっていき、どんどん吹田市のことが好きになっていきました。千里ニュータウンにある「緑の回廊」の意味も分かってきた気がしていて、「緑の回廊」が千里ニュータウンを包み込んでいることで、自然豊かでありながら個性豊かでもある吹田市ができているのだなと感じました。私たちだけで行った時にも、公園でいきなりインタビューしても人々が快く答えてくださり感謝しています。
 最後にこのような機会を頂いたことにとても感謝しております。私は、自分たちで調べてそれを発表することが好きなのだと改めて実感しました。発表を実現できたことによって、ゼミの学びとしてもレベルアップできた感じがします。この経験を活かして、これからのゼミ活動でも楽しみながら苦労して、ゼミのメンバーや先生と良い思い出を作っていきたいと思っています。

気づきを伝えた交流

国際観光学科3年生 辻村 智志

 711日に吹田市の浜屋敷で、吹田まち案内人の方々との交流会を行いました。この交流会は、まち案内人の方々の案内で歩いた2回と、私たちゼミ生で歩いた2回の計4回のニュータウンまち歩きで気づいたことや感じたこと、考えたことをまとめて発表する貴重な機会でした。
 
浜屋敷に到着した後、浜屋敷の古民家内に、年配の方2人で営業している休憩所がありました。そこで、交流会が始まる前にかき氷を注文し、美味しく頂きました。

   

 交流会の前に、まち歩きの4回を通して、どのような場所に行き、何を見たかを模造紙にまとめた地図を作ったり、気づいたこと、感じたことをまとめたりする作業をしました。以前行った公園でのアンケート調査をまとめて上位3つをランキング形式にし、まち案内人の方に正解を当ててもらうようにしようと案を出して、まとめたりもしました。
 さらに、作業の途中でまち案内人の方から「アンケートをしたり、何回も歩いたりしたことから、公園の現在の状況と未来への展望をどう考えるかをまとめて欲しい」ということをおっしゃっていただいたので、みんなでそのことについて意見を出し合いながらまとめました。

   

 模造紙にまとめたことを書く作業を各自で行った後に、発表の順番を決めて発表を行いました。発表した内容は、千里中央公園と南千里公園について、上新田地区を歩いた時に気づいたこと、千里ニュータウンを歩いて感じたこと、アンケートのランキング、私たちが感じたニュータウンの良い点、公園の現在と未来についてです。
 
発表後、まち案内人の方々から質問や感想をいただきました。私は上新田地区のことについて発表しました。道路が千里ニュータウン内と比べて狭く曲がりくねっていることや建物の違いなどをまとめていたため、「ニュータウン内と上新田地区の道がなぜ違うと思ったか」、「もし住むならニュータウンと上新田のどちらに住むか」という質問をいただき、私は、「上新田の雰囲気が好みだから、もし住むなら上新田に住む」と答えて、「まち歩きの際に自動車との距離が近かったことや見通しが悪いと感じたためこのようにまとめました」と答えました。
 
その他には、「吹田市や千里ニュータウンの人口増加についてどう考えているか」、「吹田市だけでなく、自分自身の地元も含めて、少子高齢化の問題をどう感じているか」という質問もいただきました。
 
さらに、千里ニュータウン内の公園の管理について、「行政の管理でなく民間企業への委託になっていることについてどう思うか」という質問もいただきました。これは、「民間企業への委託で、行政の管理方法とは違った方法ではあるが、多くの人に知ってもらう機会が増えると同時に、行政の負担を減らしながら運営していくことができるため、良い方法だと感じる」と答えました。
 
浜屋敷でのまち案内人の方々との交流会では、私たちが感じたことや考えたことを発表すると同時に、まち案内人の方々がニュータウンの住民として感じている点などを知る良い機会になりました。交流会をすることで、私たち自身が感じたり考えたりしたことと、まち案内人の方々が感じていることが同じだと感じた点は、治安が良いこと、坂が多いこと、交通の便が良いことなどがありました。そして、南千里公園では、毎朝ラジオ体操が行われているということを知りました。これは、まち案内人の方々が住民として感じている、私たちでは感じることのできなかった違いだと感じました。このように、感じたことや考えたことを発表するだけでなく、さらにニュータウンを知る機会になった交流会になりました。

4度のフィールドワークを経て

国際観光学科3年生 山田 雅久

 711日に吹田市にある吹田歴史文化まちづくりセンター、通称「浜屋敷」で「吹田まち案内人」の方々に向けて4度にわたるフィールドワークについて発表させていただきました。
 
私は、公園でのインタビューをもとにしたクイズの作成と、自分たちが行って感じたことをまとめたものを発表しました。私たちの発表を聞いていた「吹田まち案内人」の方々の反応を前から見ていて、うなずいていたり、顔がほころんでいたりと、良い反応だったので、自分の発表の番はとても良い雰囲気でした。しっかり目を見て話を聞いてくださるので、プレッシャーも感じつつ、しっかり伝えようという良い緊張感で発表できたと思います。

   

 「吹田まち案内人」の方々からさまざまな質問を頂きましたが、私が一番印象に残ったのは、「過疎化についてどう思うか」という質問です。私は、自分の住んでいる大阪府の南に位置する河南町について言及しました。自分の地元も人口が減っているので、このまま減り続けて地元がなくなるのはさみしいと発言しました。若者の過疎化に対する意見として発言できたのか不安でしたが、「やはりそういうふうに感じるのだね」と言っていただき、発言してよかったと思いました。過疎化している地域に千里ニュータウンのような町を作るのは一つの案として良いと思いました。千里ニュータウンのような町を作ると人が集まり人口が増えるので過疎化は改善されるのではないかと思います。発表の総評で「吹田まち歩き案内人」の方々に地図やインタビューのことをほめていただいて、良い発表だったと言っていただけて、とてもうれしく、フィールドワークを頑張ってよかったなと思いました。


 発表後の片付けの際にも「発表本当に良かったよ」と言っていただき、その後に「インタビューはどうやってやったの?」とインタビューについて特に関心を持っていただいたみたいで、発表では言わなかったインタビュー内容も共有しました。ほかのインタビュー内容は、不便だと思う点で一つ挙がった「坂が急で買い物に行きづらい」や、良い点では「何十年住んでも変わらない」、「公園が利用しやすい」などがありました。
 今回の活動で千里ニュータウンについてたくさん知ることができました。また「吹田まち案内人」の方々やその地域に住む方々と交流し、まちづくりの姿勢や方法を学ぶことができました。地域の人の話を聞き、それを踏まえてまちづくりを行う難しさややりがいを少し感じることができました。暑い中大変でしたが、ゼミのメンバーみんなではじめて協力した活動をたくさんの方に褒めていただけて、非常にうれしい活動になりました。

まちあるきの集大成

国際観光学科3年 橋爪 幹太

  711日に吹田市にある浜屋敷で発表会を行いました。浜屋敷には昼頃集合だったため、12時半ごろにゼミメンバーで浜屋敷の最寄り駅である相川駅で待ち合わせをしました。相川駅は初めて訪れたのですが、地元である石川県の駅と雰囲気が似ていてとても親近感がわきました。相川駅から10分ほど歩くと浜屋敷に到着しました。
 
浜屋敷を訪れての第一印象は、昔ながらの景観が残った建物だということです。浜屋敷があるところだけタイムスリップした感覚でした。浜屋敷の中に入ると、多くの場所が和室になっていました。私は和の空間が好きなので、とても落ち着ける場所でした。浜屋敷についてからコンビニで買った昼食を食べました。そして、浜屋敷の中で販売されているかき氷を食べました。猛暑の日に食べるかき氷はいつもよりもおいしく感じました。
 
時間になると、各々担当した場所を模造紙に書く作業を行いました。私は千里中央公園を担当しました。私は絵を描くことが苦手なので、地図を書くときはとても苦戦しました。苦手なりにも伝えたいところは伝えることができたので良かったです。しかし、いくつか反省した点もありました。吹田まち案内人の方から、地図が小さくて千里中央公園がどれほど大きいのか分からないから、わかるように書いたほうが良いとアドバイスをいただきました。教えていただいたことは浜屋敷での発表会のみならず、将来的にも役立つ知識だったのでとても良い勉強になりました。千里中央公園はどのくらいなのか調べてみたら、甲子園3.6個分の大きさであることが分かりました。その大きさを誇る公園は、千里中央公園だけではないかと思うくらいでした。
 

 発表は緊張せずはきはき言えたので、とても良かったです。発表が終わり、まち案内人の皆さんからほめていただき、とてもうれしかったです。発表を終えて気がついたのですが、大阪大学の自転車の話も発表で言えばよかったと思いました。クイズにしたらさらに面白かったのではないかと思いました。今回の浜屋敷の発表は、前期の時間多く取り組んできたことの集大成の場でした。学んできたことをうまく発表できてよかったです。そして将来役立つ情報も教えていただいたので、この経験を生かして近い目標として、就活を頑張っていきたいと思いました。吹田まち案内人の皆様、お忙しい中ありがとうございました。

浜屋敷で学んだ地域の魅力

 国際観光学科3年 中村 一貴

 今回、浜屋敷を訪れて地域の歴史や文化について実際に現地で学ぶことができました。普段は歴史的な建物を訪れる機会があまりないため、とても貴重な経験になりました。建物の中は落ち着いた雰囲気があり、昔の人々の暮らしを身近に感じることもできました。
 私は浜屋敷での発表で、南千里公園の地図を作成し、公園の特徴や見どころについて説明しました。地図を使うことで、どの場所にどのような施設があるのかを分かりやすく伝えられるよう工夫しました。また、公園には自然が多く、散歩や遊び、休憩など、さまざまな目的で利用されていることも紹介しました。
 他のグループの発表では、それぞれ異なる工夫がされていて、とても参考になりました。特に印象に残ったのは、クイズを取り入れながら発表していたグループです。聞いている人も一緒に考えながら参加できるため、最後まで興味を持って話を聞くことができました。私の発表は地図を使って説明する内容でしたが、クイズのような工夫を取り入れていれば、より聞き手に楽しんでもらえたのではないかと思いました。発表では内容だけでなく、聞く人を引きつける工夫も大切であることを学びました。



   

 また、浜屋敷の中では、かき氷などが販売されていたことも印象に残りました。歴史的な建物というと見学するだけの場所というイメージがありましたが、飲食を楽しめるスペースがあることで、地域の人や観光客が気軽に立ち寄れる場所になっていると感じました。
 さらに、昔ながらの日本家屋の特徴を実際に見ることができました。教科書やインターネットでは分からない雰囲気があり、実際に見学することで歴史をより身近に感じることができたため、とても良い経験になりました。
 今回の浜屋敷での交流会では、浜屋敷という場所についてだけでなく、発表の方法についても多くのことを学ぶことができました。私の発表では地図を使って分かりやすく伝えることを意識しましたが、他のグループの発表を聞いて、クイズなどを取り入れることで聞き手がより興味を持ちやすくなることも分かり、とても勉強になりました。今後発表をする機会があれば、今回学んだことを生かし、内容だけでなく発表方法にも工夫を取り入れたいと思います。
 浜屋敷での発表と見学を通して地域の歴史や文化に触れることができ、実際に現地を訪れて学ぶことの大切さを改めて感じました。また、自分たちの発表だけでなく、他のグループの工夫からも多くのことを学ぶことができ、とても有意義な経験となりました。

地域の方々への発表を通して知った新たなこと

国際観光学科3年  南田 芽依

 私たち塩路ゼミ3年生は、711日に吹田市の浜屋敷で、これまで4回にわたって行った千里ニュータウンでのまち歩きについて、私たちの感じたことや考えたこと、調査した内容に関する発表を行いました。
 阪急相川駅に集合し、10分ほど歩いて浜屋敷に到着しました。まず、模造紙に地図や発表内容をまとめたものを書くところから始めました。ひとりひとりの役割を分担して、協力しながら準備を進めました。発表では、フットパスを通じて感じたことや、通った道の地図、公園で行ったアンケート調査の結果に基づいたランキングを発表しました。調査を通して感じた千里ニュータウンの魅力についても説明し、地域の特徴をわかりやすく伝えられるよう工夫しました。



 発表は、フットパスで案内してくださった吹田まち案内人の方々に向かって行いました。私はアンケート調査の結果や、実際にまち歩きをして感じたことを中心に発表しました。最初はどんな風に発表するか、なかなかイメージが湧かなかったりして少し不安はありましたが、ゼミのみんなと協力して完成させることができました。また、聞いてくださる吹田まち案内人の方々がうなずきながら話を聞いてくださったため、落ち着いて説明することができました。


 発表後には、参加した地域の方々から質問や感想をいただきました。地域の掲示板やイベントの案内があったことから人とのつながりを感じられるなど、実際に歩いてみて感じたことを伝えました。また、緑が多く落ち着いた街並みである一方で、建物や施設に古さを感じる場所もあることを指摘していただきましたが、住みやすそうだという若い世代から見た千里ニュータウンの印象などについて、意見交換をすることができました。自分たちでは気づかなかった視点を知る良い機会となりました。また、地域の歴史や現在のまちづくりについても教えていただきました。実際に街を歩いて感じた景観や住環境について、その背景にある歴史や地域の取り組みと結びつけて考えることができました。現地で得た印象だけでなく、地域の方からお話を伺うことで、千里ニュータウンがどのように形成され、現在どのような変化を迎えているのかをより具体的に理解することができました。
 今回の発表を通して、実際にフットパスを行って得た情報を整理し、人にわかりやすく伝えることの難しさと大切さを学びました。また、まち歩きで実際に見たり感じたりしたことと、アンケート結果を組み合わせることで、より説得力のある発表ができたと感じました。
 4回にわたる千里ニュータウンでのまち歩きを通して、実際に現地を歩き、地域の歴史や特徴、人々の暮らしについて多くのことを学ぶことができました。教室で学ぶだけでは得られない経験ができたことは、とても貴重だと思いました。

参加学生一覧

小笠原 温人、辻村 智志、山田 雅久、橋爪 幹太、中村 一貴、南田 芽依