学生活動報告

◎人それぞれが感じる緑の回廊

国際観光学科3年生 小笠原 温人

私たちは5月16日に2回目のフィールドワークに行きました。
前回同様、場所は吹田市です。前回はニュータウンでしたが、今回は桃山台駅周辺の「緑の回廊」の周りを歩きました。「緑の回廊」とは、街を木で囲んでいるグリーンベルトのことを指します。落羽松やメタセコイアといった木々が、人の手によって計算されて植えられています。私たちはひとまず、集合場所の桃山公園のベンチに座り、前回のまち歩きの復習と吹田市の歴史を学びました。例えば、1970年の万国博覧会が行われた時の来場者数が、今回の2025年の万国博覧会よりも大きく上回っていたことです。吹田市の人口は、ほかの街と比べて増えていることを聞き、未来が明るく良い街だとさらに感じ、まち歩きはスタートしていきました。
吹田まち案内人の山本さんに「緑の回廊」と聞いてどう思うかと問われ、私は住民が落ち着くための緑の囲いと考えました。「若い子の感性を知りたかった。人それぞれの緑の回廊を持って」と言われ、もっと質問をして、感性を磨こうと感じました。
  

今回歩いた道は、かなり自然があり、空気が澄んでいました。
歩いていくと、ヒメボタルが今の時期に生息している「高町池」を通りました。基本的に、ホタルは夏に発生しますが、高町池のヒメボタルは5月下旬から6月上旬に現れます。
平成23年(2011年)には、ヒメボタルが「吹田市天然記念物第1号」に指定され、日没時には、ホタルを写真に収めようとたくさんのカメラマンが高町池の周りを囲むそうです。


そして、歩いているとメタセコイアと落羽松の木々が並んでいる「千里
公園」に到着しました。メタセコイアと落羽松を見比べるのは至難の業です。分かりやすく違いを説明すると、根が地上に出ているのが落羽松で、先端が丸く収まっているのがメタセコイアです。葉の付き方は、落羽松は互生(ちどりに生える)なのに対し、メタセコイアは対生(左右対称)に生えるという性質があります。メタセコイアは戦前には日本になかった木であり、三木茂博士が「セコイア」に似た植物遺体として発見しました。「セコイア」と少し形が違っていたことから、ギリシャ語の「メタ」、つまり「偽」という言葉を付けて「メタセコイア」と命名されたそうです。植物や木などの名前や形も分からなかった私にとっては、とても勉強になり、一つ詳しくなった気がしています。


9日と16日の2回のフィールドワークを踏まえ、吹田まち案内人の方々のお陰で、私たちのフィールドである吹田市を奥深く知ることができ、とても感謝しています。
次は、私たちだけでもう一度吹田市に行き、私たちが学んだことや感想をまとめて伝えます。

◎千里ニュータウン緑の回廊まち歩き

国際観光学科3年 辻村 智志

5月16日に2回目の千里ニュータウンのまち歩きを行いました。今回のまち歩きでは、桃山公園から始まり、佐竹台、高野台、千里南公園を歩き、南千里駅に向かう「緑の回廊」をテーマにまち歩きを行いました。
「緑の回廊」とは、吹田まち案内人の方々が考えた言葉です。緑の回廊は、千里ニュータウンを囲むように竹林や木々が植えられた緩衝帯です。これは、千里ニュータウン内にある幹線道路以外からニュータウン内への自動車の侵入を防ぐ役割や、騒音を防止するために設置されたものです。


まず、桃山公園で千里ニュータウンについての説明を聞きました。
千里ニュータウンは1958年に開発が決まり、1962年から工事が始まり、1970年に工事が完了したことが分かりました。また、千里ニュータウンへの入居は1962年に佐竹台から始まっていたということも知りました。そして、ニュータウン内の多くの公園にある池は、ニュータウン開発前には多くの土地が田んぼや畑であり、さらに河川が少ないため、公園内の池の元々の役割は灌漑用水であったことも学びました。


説明を受けた後、まち歩きが始まり、桃山台から佐竹台に向けて歩きました。そこで、緑の回廊の雰囲気や、実際のニュータウンとニュータウン外との境界を見ながら歩きました。
佐竹台では、ニュータウン内で最も早く入居が始まった地域を見ました。佐竹台の集合住宅は最も早く入居が始まったこともあり、現在は全て建て替えが終わっているということでした。その後、佐竹台から高野台へ緑地の遊歩道を歩き、ニュータウン外からニュータウンに入る数少ない道路である「千里ぎんなん通り」を渡り、「紅葉のトンネル」といわれる、秋には美しい紅葉が見られる緑地帯を歩きました。
  

紅葉トンネルの後、ヒメボタルの生息地である高町池周辺を歩きました。このヒメボタルは陸生のホタルで、5月下旬から6月上旬に見ることができます。ヒメボタルの生息地周辺では、ヒメボタルが見られる時期になると、周辺に住む住民の方たちは電気の明かりが漏れないように配慮されています。


高町池から、千里高校の前を歩き、千里南公園に行きました。その後は、南千里駅前まで歩き吹田まち案内人の方々とのまち歩きは終了しました。

最後に、南千里駅前の千里ニュータウン情報館を訪れました。千里ニュータウン情報館では、スタッフの方から、どのような経緯でニュータウンができたのか、上新田地区はなぜニュータウンの計画から除外されたのか、現在のニュータウン計画除外地域やニュータウン周辺地域はどのように変化したのかについて、まち案内人の方々とは別の視点で説明を聞きました。
この緑の回廊まち歩きでは、まち歩きが始まる前は、緑の回廊とは何か分かっていませんでしたが、緑の回廊がニュータウン計画で重要な役割を担っていることを知ることができました。そして、緑の回廊はニュータウンに緑や自然を多く感じる理由の一つだと感じました。

◎千里ニュータウンの魅力に気づいて

国際観光学科3年 小島 蒼衣

今回のフィールドワークでは、桃山台から千里ニュータウンにかけて実際にフットパスを行い、地域の街並みや自然環境、人々の暮らしについて観察していきました。ここでは、フィールドワークを通して学んだことや感じたことについてまとめていきます。
初めに、桃山台駅に集合し、吹田まち案内人の山本さんに春日池を案内していただきました。公園の真ん中にあるあずまやのベンチに座り、周囲を見渡すと、緑豊かな木々に囲まれており、とても静かで落ち着いた空気が広がっていて、印象的で居心地の良い空間でした。

  
その後、「グリーンベルト」と呼ばれる幅およそ100メートルほどの木々が連なる空間を通り、東方面の桃山台3丁目へ進みました。そこでは整備された美しい住宅街が広がっており、一軒一軒の住宅が大きく、街全体にゆとりを感じることができました。実際に歩きながら「将来はこのような家に住みたい」と想像し、とてもわくわくした気持ちになりました。佐竹台へ東方面に進み、阪急千里線の下をくぐった後、再びグリーンベルトの草道の中を通りました。そこには細い小道が続いていて、草木が生い茂る中、上から垂れ下がる枝をかき分けながら歩き、「これがフットパスだ」と実感することができました。普段はなかなか歩くことのない道であり、とても新鮮で面白く感じました。また、千里緑地の中にある「紅葉トンネル」は約350メートル続いており、今の時期でも美しい景色を楽しむことができました。まち案内人の方にデートスポットとしても人気があると伺い、実際に歩いてみても、友人にもおすすめしたいと思えるほど魅力的で素敵な場所だと感じました。


さらに、ヒメボタルが多く生息している高町池にも訪れました。昼間だったため実際にヒメボタルの姿を見ることはできませんでしたが、5月下旬から6月初旬にかけて見ることができると伺いました。自然豊かな環境が残されているからこそ見ることのできる貴重な生き物であり、実際に光りながら飛ぶ様子をいつか見てみたいと思いました。
最後に、千里南公園に入りました。公園内には広い芝生が広がっており、家族連れが子どもの自転車の練習をしていたり、若い人たちがバドミントンを楽しんでいたりする姿が見られました。また、ウォーキングをする人、健康遊具で筋トレをしたり運動をしたりする人が多く、さまざまな世代の人々が自然の中で穏やかに過ごしている様子が印象的でした。安全で自然豊かな環境だからこそ、ゆとりのある暮らしができるのだと感じ、私自身もこのような豊かな生活に憧れを抱きました。公園内をさらに進んでいくと、大きなメタセコイアの木が数多く植えられており、その迫力ある規模感に圧倒されました。アメリカ・カリフォルニア州にある「セコイア国立公園」を連想させるような景観であり、日本にいながら海外のような自然豊かな雰囲気を感じることができ、とても魅力的でした。

  
今回のフィールドワークを通して、実際に自分の足で地域を歩くことで、千里ニュータウンの計画的なまちづくりや自然環境の豊かさ、住民の暮らしの様子について深く知ることができました。特に、緑豊かな公園やグリーンベルトなど、人々が安心して快適に過ごせる環境が整えられていることが印象に残りました。また、普段は気づかない地域の魅力や自然の大切さを感じることができ、今後も実際に現地を訪れて学ぶことの重要性を感じました。

◎自分が思う緑の回廊の良さ

国際観光学科3年 山田 雅久

5月16日に私は2度目の吹田まち歩きに行きました。前回に引き続き、「吹田まち案内人」の方々とまち歩きをしました。今回は桃山台駅から千里緑地を通って阪急南千里駅までのルートを歩きました。
はじめに、桃山台駅からすぐの場所にある桃山公園から始まりました。桃山公園では、農業用水池である春日池でイスに座りながら、前回のおさらいと今回のルートについて教えていただきました。池の周りには、緑に囲まれながら散歩ができる遊歩道や、私たちが座ったイスのあるあずまやなどがあり、緑がたくさんあって、とても落ち着く公園でした。地元の方の癒やしスポットとして重要な役割を果たしているのだと思いました。
次に、桃山台地区と千里緑地へ行きました。そこで私はガイドさんに「なぜ千里ニュータウンは緑で囲まれていると思う?」と質問されました。私は、「外から入ってくる人たちによって路上にポイ捨てなどがされ、千里ニュータウンが汚れるから」と答えました。正解は、外から入る人を少なくすることにより治安が守られるからでした。私の答えもほとんど正解と言っていただけましたが、答えを聞いて「完璧に答えられたな」と少し悔しかったです。
その後、緑地沿いを歩いて行くと、関西大学の留学生が泊まれる寮があり、そこを抜けると佐竹公園に着きました。佐竹公園には、アケボノゾウという約250万年前から約120万年前に生息していたと考えられるゾウの化石が発見された場所がありました。佐竹公園にも、ぼだい池という池がありました。
  

さらに、緑地遊歩道を通り、千里ぎんなん通りを横断し、高野台地区へ行きました。紅葉のトンネルを抜け、お笑い芸人・麒麟の田村さんが昔生活していた山田西第二公園(通称「まきふん公園」)の横を通り、ヒメボタルの生息地へ行きました。ヒメボタルの生息地には看板が二つあり、一つ目は保護のためのお願いという看板で、ホタルが光る時期だけ街灯を消していることや、一日に何匹のホタルが確認できたかなどが記されていました。二つ目の看板には、見学のマナーやヒメボタルの生態について記されていました。私も一度ホタルを見てみたいなと思いました。

  

今回のまち歩きでは、前回の千里ニュータウンの歴史と時代の移り変わりを感じるルートとは違い、自然をメインとしたルートでした。今回の自然をメインとした緑の回廊を歩くルートの方が、私の好みでした。なぜなら、自分が田舎出身ということもあり、緑を見ると落ち着くからです。また、前回行った大きな千里中央公園と比べ、今回行った公園には人がそこまで多くなく、地元の人たちがのんびりとした時間を過ごせる、あのゆったりとした雰囲気が好きだからです。
この2回の吹田のまち歩きで、千里ニュータウンは自然があり、大きな公園があり、学校も小・中学校がまとまっており、近くにモールがあるので、子育てがしやすく、住みやすいまちなのだなと思いました。

◎緑広がる南千里

国際観光学科3年 南田 芽依 

 私たち塩路ゼミは、5月16日に吹田まち歩きのフィールドワークを行いました。南千里を吹田まち案内人の方に案内してもらいながら歩きました。
 まず、北大阪急行桃山台駅に集合しました。その後、桃山台駅のすぐ近くの桃山公園に行きました。まず、千里ニュータウンについてたくさん説明していただきました。そこで驚いたのが、千里ニュータウンはグリーンベルトという境界線が緑で囲まれていて、塀のようになっているということです。良好な住環境の確保のためだと教えていただきました。桃山公園には大きな池があり、周りにはラクウショウという木がたくさんあって、緑いっぱいでとても素敵な場所でした。きれいに整備されていて、散歩や休憩を楽しむ人がたくさん見られました。地域の方がボランティアで、整備をしたり花壇に花を植えたりされているそうです。また、石でできた足つぼがある健康歩道という道がありました。実際に歩いてみると、想像以上に痛かったです。しかし、歩き終わった後は足が少し軽くなったように感じました。楽しみながら健康づくりができる工夫がされており、地域住民が気軽に運動できる環境が整えられていると感じました。

 千里緑地に沿って歩き、阪急千里線の下をくぐって、佐竹公園に行きました。佐竹台でアケボノゾウの化石が発見されたことが説明されている案内板がありました。この地域が長い年月をかけて現在の姿になったことを知りました。普段何気なく歩いている場所にも歴史が残されていることに気づき、地域の自然や環境の変化について関心を持つことができました。
 次に、千里ぎんなん通りに行きました。この道の名前は、市民からの公募で決められた名前だそうです。今回は紅葉の時期ではありませんでしたが、イチョウ並木を見て、秋もとてもきれいだろうなと感じました。そのため、次は秋にも訪れてみたいと思いました。
 そして、ヒメボタルの生息地である高野台地区を歩きました。そこには、ヒメボタル保護のための注意書きの看板がありました。地域の人々が自然環境を守るために取り組んでいるのだなと学ぶことができました。また、ヒメボタルは貴重な生き物であり、生息地を守るためには地域全体での協力が必要であると感じました。さらに、外来種が生息している高町池に行きました。池には外来種に関する説明があり、生態系への影響について学ぶことができました。

 最後に、千里ニュータウン情報館に行きました。そこでは、職員の方に詳しくお話をしていただきましたさらに詳しく千里ニュータウンについて知ることができ、計画的な街づくりや住民の暮らしを支える工夫を学べたため、とても良い経験になりました。

 今回のフィールドワークを通して、吹田市には豊かな自然だけでなく、地域の歴史や環境を守るための取り組みが数多く存在していることを学ぶことができました。実際に自分の足で歩き、説明を聞きながら見学することで、普段は気づかない地域の魅力を知ることができました。

◎住みやすい環境の千里ニュータウン

国際観光学科3年 橋爪 幹太

 5月16日に吹田でまち歩きを行いました。先週に引き続き、浜屋敷の方々に案内してもらいました。前回は街や建物が主でしたが、今回は自然を主にしてまち歩きを行いました。
 13時30分に桃山台駅の近くにある桃山公園に集合しました。
16日は9日とは違ってとても暑く、体感では30度ぐらいに感じました。桃山公園で前回の千里ニュータウンの歴史について復習をしました。千里ニュータウンの歴史は覚えていましたが、団地の特徴などは忘れていることがあったので、復習できてよかったです。桃山公園にある池は江戸時代初期頃に農業用水池として作られたらしく、歴史ある池だということが分かりました。そして、自分たちで今日のテーマを決めてまち歩きを始めました。

 千里ニュータウンの周囲には100メートルぐらいの緑の外周を張り巡らせ、周辺の地域と完全に分ける形が取られています。なんとしてもニュータウンの環境を守るという強い思いを感じました。ニュータウンの入り口には二つの記念碑が立っています。この二つの記念碑は、ニュータウンを象徴するものであることが分かりました。
 次に、佐竹公園に到着しました。佐井寺の寺領は広く、かつては60余のお堂があったそうです。その一部が佐竹公園になっています。現在は整備されており、とてもきれいな公園でした。佐竹公園がある佐竹台3丁目は、250万年前にこのあたりに生息していたアケボノゾウの臼歯の化石が見つかった場所でもあります。しばらく歩いていると、佐竹台小学校と佐井寺小学校が見えてきました。この二つの小学校は、距離にして50メートルぐらいしか離れていません。しかし、千里ニュータウンと他の地域を区切っているため、50メートルしか離れていなくても二つの小学校があります。

 しばらく歩いていると、千里緑地の中にある紅葉のトンネルに到着しました。紅葉のトンネルは今回のまち歩きで最も心に残りました。秋に来たらとてもきれいだろうなあと思いました。もう一つ印象深い場所があります。それは高町池です。高町池はヒメボタルの生息地で、5月初旬から6月初旬に見られます。時期がもう少しなので、実際に見てみたいと思いました。

 今回のまち歩きを通して、千里ニュータウンの歴史や、自然が多く住みやすい環境について知ることができました。次は私たちが千里ニュータウンの歴史をいろいろな人に伝えていきたいと思いました。そのために、夏休み前にある浜屋敷で行われる発表を一生懸命がんばりたいと思いました。さらに、自分たちで千里ニュータウンを歩き、発表に向けて準備していきたいと思いました。

   

参加学生一覧

橋爪 幹太、小笠原 温人、小島 蒼衣、中村 一貴、山田 雅久、辻村 智志、南田 芽依