塩路研究室2年生が国立民族学博物館を見学

2025年11月30日に、国際観光学部の塩路研究室2年生が、吹田のまちづくりを考えるキャリアゼミ活動の一環として、吹田市の多様な魅力を知るために千里万博記念公園を訪れました。
公園内を散策後、国立民族学博物館(みんぱく)を見学しました。今回は、2年生がこれらの経験を通して感じたことや学びについて初めて大学HPで報告します。
            

学生活動状況報告

◎教科書には載っていない異国の文化

国際観光学部 2年生 小笠原 温人

私たちは11月末にフィールドワークにて吹田市にある国立民族学博物館(みんぱく)に行きました。ここでは、さまざまな国の歴史や文化がエリアごとに分かれており、とても勉強しやすく、親しみやすい博物館でした。みんぱくは千里万博記念公園内に併設されており、みんぱくへ行く前に公園内をゼミのメンバーと一緒に歩きました。
そこで自然と戯れている家族の様子を見てほのぼのしながら、ランチを食べました。道中で「ソラード」というコースがあり、木の上から虫や鳥の声を聴きながら万博記念公園の自然を一望しました。


みんぱくでは、アジア、ヨーロッパ、アメリカ、アフリカ、オセアニアの各地域に分類されており、頭の中で整理しやすく見られたのが印象的でした。その他には、音楽や言語などのコーナーもあり、専門的な文化も学べる博物館でした。ゼミであらかじめ担当地域を決めており、私はヨーロッパを担当することとなりました。
まず、ヨーロッパの展示物のコーナーに入ると多彩な色のとても派手な衣装や、食物の模型などの衣食住が分かりやすく散りばめられており、中学や高校の時に学んだ、産業革命時の「歴史」が細かく展示されていたのが記憶に残っています。ヨーロッパについて、あらかじめ下調べしておき、興味のあることは明確にしておこうと自分で決めていました。
ヨーロッパエリアの奥に進んでいくと私が調べていた「EU」の歴史が掲載されており、さらに深く勉強できました。現在、EU全体の規模でのGDPはアメリカに次ぐ世界2位であり、共同政策を取れるからこそ、より団結力が高まって、経済が強化されていくと思いきや、加盟国間での経済格差であったり、ヨーロッパの永遠の課題である移民問題であったりと悪いところも目立っていることを学びました。1つの経済圏に国々がまとまることによって、各国のパワーが重なったとしても、格差や移民問題があると、効率良く経済が回らないことを勉強しました。

今回のフィールドワークでは、みんぱくでさまざまな世界の文化を学びました。教科書に載っていないような地域の文化や展示物もありました。私は博物館があまり得意な方ではないのですが、ゼミメンバーに展示の見方を簡単に教えてもらい、少し博物館の見方がわかったような気がします。みんぱくでいろいろな展示を見て、現地に足を運び、現地の人と触れ合いさまざまな文化を体験したいと思いました。
                 

◎国立民族学博物館で知ったオセアニア地域

 国際観光学部 2年生 山田 雅久

11月30日に塩路ゼミ全員で行う初めてのゼミ活動で国立民族学博物館へ行きました。
国立民族学博物館は行けば世界一周ができるといわれている博物館で世界のさまざまな地域の文化や歴史を学べる博物館です。我々は塩路先生の説明のもと常設展示場を一周した後、それぞれ自分たちが調べたい地域に分かれて見学をしました。
 
  
 私はオセアニア地域を担当しました。オセアニアの展示は独特な物が多かったです。特に民族衣装や仮面、貨幣、カヌーなどです。
印象に残ったのは貨幣です。貨幣とはいっても今の紙幣や硬貨などではなく、大きな石や鳥の羽、大きな貝殻といった自然のものでできた貨幣です。それぞれ別の用途で使われています。石貨はカヌー建造の謝礼や儀式の交換財などに、羽毛貨は男性が妻をもらう時の婚資や島の規則を破った時の賠償など、貝貨はモノの交換以外に社会的関係性、地位、威信を示すものとして使われていました。
もう一つ印象に残った物があります。それはカヌーに関する展示です。
なぜなら、船の船体がV字型になっていて船首、船尾が同じ形をしている珍しい船ですが、その船が3000kmもの距離を航海した記録が残っているからです。実際にその船を見ると本当にこの形で航海できるのかと疑問に思う船の形でした。
また、船首も独特で綺麗な模様が描かれていて色付けも綺麗にされていました。私の船首のイメージは特に特徴がないものだと思っていましたが、展示されていた船首は壁画とかにありそうな模様で面白いと感じました。 
その他に有名なものとしてモアイ像があります。モアイ像はイースター島にある巨大な石像群で祖先の霊や集落の守り神として集落の内陸から見守るように配置されています。しかし、謎があり、どのようにして運ばれたのかまだ解明されていません。一つの説としてモアイ像を歩かせたという説があり、研究もその説で進んでいると言われています。
         

今回の活動でさまざまな地域の文化や歴史の知識を得ることができ、非常に良い経験になりました。博物館を回ってまだまだ知らないことが多いなと改めて実感し、もっと知りたいと思いました。次は博物館ではなくて現地に足を運んでみたいと思いました。海外への興味が今まで以上に出てきました。
また、ゼミのみんなと仲が深まりました。ゼミ全員で活動するのは今回が初めてで夏休みにした班活動を一緒にしていないメンバーとの仲が良くなりました。ゼミ活動で知識がついてみんなと仲良くなれたのでこれからのゼミ活動が楽しみになりました。

◎ゼミの仲間と関係が深まったみんぱくフィールドワーク

 国際観光学部 2年生 辻村 智志

塩路ゼミに入ってから、初めてのフィールドワークを千里万博記念公園の国立民族学博物館(みんぱく)で行いました。夏の長期休暇期間にグループに分かれてフィールドワークを行いましたが、ゼミ全員でのフィールドワークは今回が初めてとなりました。まず、ゼミでみんぱくに行くということが決まり、みんぱくについて調べ世界の各地域から自分がどの地域を調べるか決めました。私は、「中央・北アジア地域」を調べることになりました。そして、自分自身が調べる地域の下調べをして当日のフィールドワークを行いました。
当日、万博記念公園駅に集合し、そこから万博記念公園に入り、まず、公園内を少し歩き全員で昼食を食べました。昼食後は万博記念公園内を散策しながら見て回りました。散策時には、ちょうど紅葉の時期で綺麗な紅葉を見ながらゼミのみんなと話したり、写真を撮ったりすることができ、様々な話をしてより仲が深まったのではないかと思います。
  

散策後にみんぱくに行きました。みんぱくでは、世界各地域に分かれて展示が行われています。各地域の展示を、オセアニア、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、西アジア、東南アジア、南アジア、中央・北アジア、東アジア、日本という順で世界一周のような形でまず一通り見学しました。自分が調べた中央・北アジア地域については、馬頭琴のように事前に知っていたものを改めて詳しく見て学べた展示だけでなく、ウズベキスタンの遊牧民の住居がモンゴルのゲルとはつくりや見た目が違うというような初めて知ることのできた展示があり、さまざまなことを知る機会になりました。
私は、中央・北アジアを調べるということが事前に決まっていたので、その展示を見学する時は、塩路先生の解説を聞き、どのようなものがあるか写真に残し、見学をしました。全ての展示を一通り見学した後は、それぞれが調べる地域の展示エリアに移り、さらに詳しく調べる時間がありました。中央・北アジアの展示を音声ガイドを使いながら全員で展示を見学した時よりも詳しく調べました。中央・北アジアの地域では、伝統的な機織りで織る絹織物、古くから陶業が盛んだったこと、遊牧をしている遊牧民はゲルのような天幕の住居に住み、かつて遊牧していた遊牧民は、現在では定住していることが多いという生活の変化など、詳しく知ることができました。 


中央・北アジア地域のことは、遊牧をしていることやゲルでの生活といったようなことしか知りませんでしたが、そのゲルに住む遊牧民の生活の変化、絹織物や陶器が伝統産業というようなことを新しく知ることができました。


このフィールドワークでは、自分自身で調べた中央・北アジアのことだけでなくさまざまなことで新しく知ることが多くありました。そして今回のフィールドワークでいろいろな話をする中で、ゼミの仲間との関係も深まったのではないかと思います。

◎思い出に残ったゼミ活動

   国際観光学部 2年生 橋爪 幹太

11月30日に千里万博記念公園と国立民族学博物館においてゼミでフィールドワークを行いました。新しいゼミになってから初めて全員でのフィールドワークだったので、とても楽しみでした。天王寺駅に全員で集合し目的地まで移動しました。千里万博記念公園と国立民族学博物館の最寄り駅である、大阪モノレール「万博記念公園駅」に向かいました。ここで初めてモノレールに乗ることができました。普通の電車よりも少し速いと感じました。
万博記念公園駅に着いてからは歩いて万博記念公園に向かいました。そしてすぐに「太陽の塔」が見えてきました。太陽の塔はテレビや写真などで見たことがありましたが、実際に見たことがなくてとても貴重な体験をすることができました。万博記念公園で昼食を食べました。事前に各々コンビニで買ったものを持参して紅葉を眺めながら食べました。普段よりも倍以上おいしく感じました。
昼食を食べてからは、公園内を散策しました。どこもきれいな場所ばかりで時間があっという間に過ぎていきました。天気も快晴で多くの家族連れが訪れていました。公園内には紅葉の他にもいろいろな種類の花が咲いていました。私はあまり花に詳しくないので名前はわかりませんでしたが、とてもきれいな花が多く咲いていました。公園内を散歩するだけでも訪れた価値があると思いました。 
   

そして、公園内を一通り散策した後、近くにある国立民族学博物館に見学に行きました。国立民族学博物館は、文化人類学・民族学を専門とする世界最大級の博物館です。世界各地の民族の衣食住や生活文化に関する資料が約
34万点も展示されています。日本にいながら世界の多様な文化を体験できる施設です。展示物が大陸ごとに分かれており、とても見やすくなっています。
まず、全員で展示物を見学していきました。展示物の他にも動画や音声が流れるものや実際に体験できるものも多くありました。全員で一通り見終わった後に事前に決めた自分たちの発表分野のエリアの展示物を主に見学し、写真やメモを取ったりしました。
特に、私はアメリカ大陸の展示物が印象的でした。アメリカ地域の人たちの今と昔の暮らしを詳しく知ることができ、アメリカ地域の歴史や文化を知ることができました。自分たちの知らないことばかりで、とても良い勉強になりました。


見学し終わった後は外にある屋台で販売していた「万博ソフト」を食べました。万博ソフトは上にイチゴが丸々一個乗っていることが特徴で味がしっかりしていておいしかったです。
今回のフィールドワークでは初めてゼミ2年生全員でのフィールドワークということもあり最初は少し緊張していましたが、あまり話したことのない人ともコミュニケーションをとれて仲良くなれたのでとても良い経験になりました。

◎疑似世界旅を終えて

  国際観光学部  2年生 上井 瞭太郎

11月30日、私たちは吹田市にある万博公園内に位置する国立民族学博物館を最終目的地としたフィールドワークを行いました。11時に最寄り駅である万博記念公園駅に集合した私たちは、予め拵えた昼食を持って、万博公園内にてピクニックを行いました。秋も深まり、紅葉がピークを迎えている季節だということもあり、周辺には風景を写生している人々が多く、このような粋な季節の楽しみ方もあるのだなと感心させられました。
ピクニックを終えた私たちは、万博公園内を散策しました。そして森の中を飛ぶ鳥のように散歩することができるソラード(森の空中観察路)を歩きました。森の音を拡大して聞く設備や、木々の説明、百葉箱、アスレチックなどが設置されていました。ただ歩くだけではなく学び、経験、アクティビティ等が同時に楽しめるお得なスポットだと感じました。その後、芝生の丘のような場所では吹田の町が一望でき、満開とは言えずとも白味かかった桃色のコスモスがたくさん咲いており、そこで少し休憩をとりました。その後、国立民族学博物館へ向かいました。 
    

国立民族学博物館とは、文化人類学、民族学の研究と展示を行っている世界最大級の博物館です。中へ入るとオセアニア展示から順番に世界を一周する形で回り、最後に東アジア展示の朝鮮半島エリアを見て、それぞれが担当するエリアへ行きました。
私は東南アジアを専門的に調べる担当でした。東南アジアのエリアは「東南アジアの一日」というテーマを持っており、「生業」「村の日常」「都市の風景」「芸能と娯楽」といった順番に展示されていました。東南アジアは熱帯・亜熱帯地域のため、人々は早朝の涼しい時間から働き、猛暑になる昼は屋内で過ごし、日が落ち始めたころに買い物などをしに街へ出て、日が沈み涼しくなると、屋台や演劇などの娯楽を楽しみにしているようです。実際、そのような東南アジアの人々の一日を感じられる工夫が施された展示でした。 


東南アジアの展示には、タクシーとして使われている派手な自動車や、バロンとランダと呼ばれる精霊と魔女の大きな被り物、礼拝堂の場所ごとなど、盛大なものがたくさんあったのですが、私が特に印象に残っているのは、小さな木彫り人形です。インドネシアのチルボンと呼ばれる地域の伝統的な人形芝居「ワヤン・ゴレック・チュバック」に使われる細身で奇妙な顔をした人形です。「ワヤン・ゴレック・チュバック」はヒンドゥー教の叙事詩「マハーバーラタ」、「ラーマーヤナ」のエピソードが中心です。印象に残っている理由は、ずっと変わらない内容を伝統の芝居として、後世に残り続けているからです。それが無形文化遺産にもなっているという事実が衝撃的でした。
     

私がこのフィールドワークで感じたことは、たくさんの情報が溢れ、簡単に手に入れられる現代の世の中では、その地域が守り続けてきた文化や伝統は継承されにくく、それが生きた伝統ではなく歴史になってしまうことは非常にもったいないことだということです。ただ日本にいる私たちが外国の小さなコミュニティで継承されてきた芝居や音楽を知ることができたのはこの博物館がなければ奇跡に近しく、経験として素晴らしいことだと感じました。タクシーやメジャーな伝統は現地ですぐに見ることや感じることができたとしても、その国の人々と話し、環境や人々の暮らしの理解を深めなければ到達できない文化を見ること、感じることができました。

◎秋を感じて、南アジアを学ぶ

国際観光学部 2年生 南田 芽依

私は1130日に塩路ゼミのフィールドワークで大阪府吹田市にある万博記念公園と国立民族学博物館を訪れました。まず、11時頃に万博記念公園駅に集合し、太陽の塔の前で写真を撮った後、昼食場所に向かって歩きました。紅葉の木がたくさんある芝生のところにみんなで座って食べました。ピクニックで楽しく、天気も良かったので気持ちよかったです。日曜日だったこともあり、家族連れや紅葉の絵を描いている人、散歩している人などたくさんの人でにぎわっていました。
昼ご飯を食べた後、万博記念公園内を散策しました。紅葉がとてもきれいだったので秋を感じることができました。途中でつり橋や集音器があり、楽しみながら歩くことができました。また、展望台に上るとそこから見える紅葉やエキスポシティの観覧車、太陽の塔がとてもきれいでした。
万博記念公園内を散策した後、国立民族学博物館へ向かいました。国立民族学博物館には、オセアニア、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、西アジア、東アジア、南アジア、東南アジア、中央北アジアの9のエリアの地域の展示や音楽、言語、芸能などを扱う通文化展示がありました。また、世界の人々の儀礼や生活の様子を自由に視聴できるビデオテークや展示物を見ながら映像と音声によって解説してくれるスマホ型の電子ガイドの貸し出しがあり、多様な文化を体験的に理解できる設備も充実していました。
  

まず、塩路先生の説明を聞きながらすべての展示を順番に回り、その後それぞれの担当の地域に分かれて見学しました。
私は南アジアの地域を担当しました。南アジアはアジア大陸の南部に位置する地域で、インド、パキスタン、バングラディッシュ、ネパール、ブータン、スリランカ、モルディブの7か国を指します。人口は非常に多くインドを中心に世界で最も人口密度の高い地域の一つです。気候、宗教、文化が多様でヒンドゥー教、イスラーム、仏教など複数の宗教が共存している点が大きな特徴です。私がまず目についたのは、インドの女性用衣装です。珍しい形の衣装になっていて可愛いなと思いました。オーガニックリネン生地とザリと呼ばれる金属系の糸との組み合わせが特徴です。また路上で売られているアクセサリーの展示ではキラキラしたものがたくさんあって目を引きました。
  

今回のフィールドワークで、初めて国立民族学博物館に訪れましたが、世界各地の衣服・道具・住まいなどが展示されており、生活文化の具体的な違いと共通点を実感できました。特に南アジアの展示は、素材や色使いから地域ごとの価値観が伝わり、文化理解が広がりました。

◎はじめてのフットパスで感じたこと

 国際観光学部 2年生 小島 蒼衣

今回はフィールドワークとして11月30日に千里万博記念公園と国立民族学博物館(みんぱく)を訪れました。
私たちは朝11時に万博記念公園駅で合流し、そこから千里万博記念公園へ向かいました。
11月は紅葉シーズンということもあり、公園全体が紅色に染まっていました。広場ではピクニックをしたりボール遊びをしている家族や、デッサンをしているお年寄りの方、紅葉を見ながらハイキングしている方の姿などがあり、とても休日感に溢れていました。私たちもその中でピクニックをしました。

 

その後、公園の左側をフットパスしに行きました。約1時間、公園の中を歩きました。森の空中観察路という、木と同じ高さに設置している木造の橋を渡りました。想像以上に長く、散策するにはちょうどいい距離でした。鳥や虫の音色がよく聞こえ、自然を満喫することができました。展望台もあり、そこから見える太陽の塔や万博記念公園周辺の街並み、紅葉の様子はとても綺麗でした。さらに奥に進み、コスモスが咲く丘にも来ました。大阪ではなかなか見ることのできない、のどかな場所もあり一息つくことができました。
     

13時過ぎになり公園の右側にあるみんぱくを訪れました。世界の地域を大きく分け、当時の音楽や言語、使われていた道具などが展示されている場所です。「みんぱく電子ガイド」という映像と音声でガイド案内をしてくれる機能を使用しました。1人1つパワーポイントを作成する場所を決め、塩路先生がその担当の場所を説明してくれました。
私はアフリカだったので塩路先生に説明してもらいながら回りました。銃で作られた人や犬の作品、奴隷時代の手や足を拘束されていた鎖や足枷、すべてビーズで構成されている衣装など日本とは違う文化なのは当然ですが、驚くことが多かったです。その反面、カラフルなカフェテリアや人の絵が書かれた看板、絵の前で自分たちが立って写真を撮ったら実際にいるかのように映る絵などもあり、アフリカの歴史と文化そのものを表した展示物がありました。
他の国も見る時間があったので、順番に回っていきました。その中でも印象的だったのは東南アジアエリアの寺院です。寺院の中そのままが展示してあり、日本と仏教は同じでも国によって違いがはっきりとしていて、その地域の特性が出ていました。仏像が金色で仏壇の上が赤色の絨毯で覆われていて明るくて派手だなと感じました。
合計3時間、国立民族学博物館にいました。全部のエリアを丁寧に回り、世界中の歴史や文化の特徴を知ることができ、知識の糧になりました。
  

最後は、寒い中みんなで博物館前のレストランのテラスでアイスを食べました。千里万博記念公園や国立民族学博物館に実際行くことでしか体験できないこと、日本では得られない刺激を感じることができました。世界各地の展示を見ることで今よりももっと海外への興味が湧きました。これからさまざまな国に実際に足を運び、この目で見て、自分自身の経験と価値観を深めていきたいです。

◎東アジアの暮らしを実感した日

 国際観光学部  2年生 中村 一貴

私は、今回のゼミ活動で国立民族学博物館を見学しました。私自身初めて国立民族学博物館に行きましたが、行く途中に万博記念公園を通りました。公園の敷地はかなり広く、園内には芝生広場や池などの自然が多くあり、とても驚きました。また、太陽の塔も近くにあるので実際に見たら想像していたよりも非常に大きく存在感もありました。



国立民族学博物館では、私は東アジアの部門を中心にして、特に韓国に関する展示を重点的に見学しました。韓国の儀礼で使われている供え物や道具が再現されており、果物や餅などが置かれており色や配置にも意味があるように感じました。また、韓国では供え物のことを「チェサ用具」といい、大阪で収集された展示であることが分かりました。日本に暮らす在日コリアンの生活や文化が現在も受け継がれることを感じ、韓国文化が身近な場所にも存在しているのだと実感しました。衣類の展示では、韓国の伝統衣装を身に着けた人形と、太鼓が一緒に展示されていました。衣装の色使いがとても印象的で、黒を強調しながらも、赤・青・黄のはっきりした色が使われており、祭りや儀礼の華やかさが伝わってきました。また、このような衣装のことを「プンムル」ということが分かりました。
国立民族学博物館の展示の中では、在日外国人の子供たちが通う学校についての展示も印象的に残りました。写真や説明パネルを通して朝鮮学校など、日本に暮らす外国にルーツを持つ人々が自分たちの言語や文化を守るために学校を設立してきた歴史が紹介されていました。特に朝鮮学校の展示では、授業は主に朝鮮語で行われていることや民族教育を大切にしている点が説明されており、日本社会の中で自分たちの文化を次世代に伝えようとする強い意志を感じました。写真からは、子供たちが学習や行事に真剣に取り組んでいる様子が伝わってきました。
今回の国立民族学博物館の見学を通して、文化は特別なものではなく、日常の食事や行事、教育の中に自然に存在していることを実感しました。韓国の儀礼用の供え物や学校の展示から、日本に暮らす人々の中にも多様な文化背景があることが分かりました。
展示を実際に見ることで、異文化を違いとして見るのではなく、共に生きる社会の一部として考えるきっかけになったと思います。また、今後のニュースや身近な出来事を見る際にも、背景にある文化や歴史を意識して考えていきたいと思います。