国際観光学科にて堀内が担当する専門演習1(3年次ゼミ)では、学生たちが自身で問いと仮説をたて、調査で検証するフィールドワークをおこなっています。今年度は東大寺周辺(奈良市)と平等院周辺(宇治市)の比較調査を行います。その調査項目に「それぞれの地域が擁する公園で観察される野鳥を比較する」というものがあります。現地で、種の同定確実にできるとは限りません。
 そこでゼミ時間中に、大学キャンパス内外を踏査し、観察できる野鳥の種類を確認しました。観察できたのは、ドバト、ハシボソカラス、ハシブトカラス、スズメ、ツバメ、ハクセキレイ、ムクドリでした。ひょっとしたらほかの種もいたかもしれませんし、種の同定が失敗しているかもしれません。しかし、大学近辺でもこれだけの鳥がいるということを知ることで、世界の見え方、聞こえ方が変わってきたのではないかと思います。このように一般的な観光地ではない場所で、観光地としての可能性を探索していきます。