武藤ゼミでは3年生に入ると、心理学に関するテーマについてのグループ研究を行います。これを通して、各自の研究基礎力を養います。
流れとしては、①グループごとに話し合ってテーマ決め、②テーマに関する先行研究調査、③自分たちは今回の研究で新たに何を明らかにするのかといった調査計画の立案、④アンケートづくり、⑤アンケート調査の実施、⑥調査で収集したデータの分析、⑦分析結果をもとに考察、⑧ ①~⑦をPPTにまとめて発表&研究レポート作成、となります。
半年近くかけてこの作業を行いますが、最後の⑧の段階では各自が研究内容をよく理解し、何が明らかになり、何が課題であったかといったことを、自分の言葉でしっかりと説明できるようになり、大きく成長しています。
  • 3年ゼミ生の皆さん

今年のグループ研究のテーマは、「ひとりになりたい時はどのような時か?(ストレス対処と精神的健康の観点から)」「人が心を開くとき(自己開示)の条件」でした。なお、昨年までは「推し活の心理」「スマホ依存の心理とその対策方法」「占いにはまる心理(マインドコントロールを受けやすい人の特徴)」など、様々なテーマを調べてきました。

そして、10月14日のゼミで、後輩にあたる武藤ゼミの2年生たちに、3年生がグループ研究の成果を発表しました。2年生にとっては、来年度挑戦していくグループ研究ですから、先輩たちがどのような方法で研究をしているのか聴くことで、大変参考になったようでした!
ひとりの時間と精神的健康に関するグループ研究(PPTより一部抜粋)
 
自己開示のグループ研究の対象者など(自己肯定感との関連も調査)
武藤ゼミでは、先輩・後輩の交流会も行っています。来月は、2年~4年のゼミ生合同で、毎年恒例のフィールドワーク「八尾市役所主催・フューチャリングアイデアソン」に参加予定です。そこでは、若者の居場所づくりや若者の生活困窮支援について、様々なワークをもとに考察する予定ですので、後日その模様をご報告したいと思います。
以上