2024.2.9

Journal of Our Journey【No.14】コロナ後初の金融英語発表会で見た学びと成長

 金融・ファイナンス分野における英語の重要性などを考慮に入れ、王ゼミではCLIL(Content and Language Integrated Learning:内容言語統合型学習)によるバイリンガル金融教育を実践しています。コロナ禍以前には、その一環として、毎年英語発表会を行っていました。しかし、コロナ禍の影響により、この「伝統行事」は一時中断せざるを得ませんでした。そして、2023年度において初めてその中断を経て再開され、王ゼミにとっては記念すべき特別な意味を持つ知的実践となりました。
 今回各チームの発表テーマは次の通りです。
3年生(金融英語学習歴:約2年)
・Stock Investment Report
・Purchasing Power: Focusing on Monetary Policy
・The Convenience of Credit Cards
・Differences between Japanese and U.S. Stocks
 
2年生(金融英語学習歴:約1年)
・About Private Pensions
・About the Bank of Japan
・Stock Investment
・History of Banks
 学生たちは初めて専門分野に関連する英語プレゼンテーションに挑戦し、その経験を通じて金融・ファイナンスの専門知識、実践的な英語力、データ分析力、プレゼンスキル、創造力、チームワークなど様々な側面で成長する機会を得ました。今回の経験から、確かな実力を身につけるには、地道で継続的な努力が不可欠であり、これは一朝一夕にできることではないと、学生たちは実感したようです。さらに、この形によるアウトプットと切磋琢磨は、専門知識と英語学習の両方において学生のモチベーションを高めたようです。
 フィンテックやAIなどの急速な進展により、世界中で金融・ファイナンスの手法や経済・社会・日常生活に影響を及ぼすメカニズムが大きく変わっています。今回の発表テーマを見ても、この時代の変化が感じられるでしょう。今後も、堅実な学問的基盤と個々の学生の資質・志向に基づいた金融教育を目指し、学生たちが変化の激しい時代に主体的に対応できるようサポートしていきます。
経済学部教員 王 凌

学生の感想(一部抜粋)

  • 今回の発表を通して学んだことは3つあります。1つ目に各班の多様性と共通性です。それぞれの班が違うことを話しているようで実はどこかで共通点が存在していることに気づきました。異なる視点での発表であるため、ファイナンスについて深く学び得たと思います。2つ目に資料作成の難しさです。伝わりやすいように文字の大きさや画像の使用など工夫しましたが、次回はより簡潔な表現にし、視覚的なアプローチを取り入れたいと考えています。3つ目に発表の楽しさと難しさです。推敲した内容を実際に発表する時、皆の反応を見るのがとてもおもしろかったです。発表中に皆の顔を見ながらうまく伝わっているかどうかを確認し、私が詰まったことでうまく伝わらなかった点もあるだろうと考えました。次回以降はより内容を頭に入れ、(ゼミ生)D君のようにアドリブで話せるように英語力を上げたいと思います。
  • 皆の発表は素晴らしいものでした。最初に行われたチーム1の発表は実際に株を購入してレポートにまとめたもので、自らの体験をもとに感じたこと、分かったことを話してくれて、発表に向けてしっかりと準備をしていたことを思わせました。チーム2は4人で20分の発表内容を英語でうまくパワーポイントにまとめました。チーム4は動画を利用して全員に質問用紙を配ったり、質問を直接投げかけることで興味を引かせる工夫をしていて感心しました。振り返ってみると、私たちのチーム3の題材は良かったと思いますが、掘り下げが不足していたように感じました。英語でのプレゼンテーションは初めての体験で苦戦しましたが、チームのみんなとうまく力を合わせて、無事に発表できてよかったです。
  • 今回の課題発表は、英語で行うということで少し緊張しました。しかし、良いメンバーに恵まれて楽しく発表ができたと思います。実際に発表を行ってみると、もう少し分かりやすくするために例やイラストを入れておいた方がよかったのかなといった課題も見えてきた。今回の経験を通じて見つけた課題は次回にしっかりと生かしていきたいです。自分の班以外の発表を聞くのもそれぞれの班の個性があり、とても面白かったです。特に発表中に質問を投げかけるなどで聞いている人を飽きさせない工夫が、次の発表の参考にしようと思いました。
  • プレゼン大会を終えて、自分のチームは最後までスムーズにプレゼンをやり遂げることができ、安心感と同時に達成感と自信を得ることができました。一方で、今後の発表の機会に向けて改善すべき点が多くあると感じました。他のチームの完成度やプレゼン力は初めての経験とは思えないほど素晴らしかったです。ジェスチャーの活用や明確な主張、見習いたい要素がたくさんありました。良い例を自分でも活かせるように積極的に行動していきたいと思います。
  • 人前に立って何かを伝えるという事は、個人学習では得られないスキルであり、今回の発表ではその重要性を学びました。社会人になってからも、会議など人前でプレゼンテーションしなければならない場面はあり、それがスムーズにできるかどうかで周囲からの評価も変わってくるでしょう。また自分自身のレベルアップにも繋がる為、このような貴重な機会を得られたことに感謝したいです。次回の発表では、今回以上に準備を整え、挑みたいです。
  • 2年生発表の様子

  • 2年生発表の様子

  • 3年生発表の様子

  • 3年生発表の様子