こんにちは。４年王ゼミの向井です。これから、私が宅地建物取引士（宅建）試験に挑戦する上で行った勉強法や、受験を通じて得た気づきをまとめます。これから受験を目指す方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
　宅建試験は毎年10月に実施され、合格基準点はおよそ35点前後（50点満点）です。2024年は37点でした。試験は権利関係（民法等）や宅建業法、法令上の制限、税・その他の4分野に分かれており、それぞれに対策が必要です。私は以下のように目標点を設定しました。


　使用教材としては、TACの教科書と問題集を繰り返し学習しました。また、通学時間などのスキマ時間には、スマートフォンの過去問アプリを活用しました。さらに、YouTube上で公開されている宅建対策コンテンツ（例えば、行政書士による解説など）も参考にしました。
　科目別の学習においては、以下の点に注意しました。

権利関係：事例問題が多く、単純な暗記では対応できないため、問題パターンに慣れることが重要です。時間配分にも注意しました。

法令上の制限：都市計画法や建築基準法など難解な分野が含まれますが、それ以外は比較的平易です。勉強の順番を工夫し、簡単な所から着手することで、効率よく学習を進めました。

宅建業法：教科書の理解、知識の整理、過去問演習を繰り返すことで、ポイントを確実に定着させました。

税・その他／5問免除問題：馴染みのない用語も多く含まれますが、設問自体は比較的易しいため、得点源として軽視せずに取り組みました。

　私は、大学やアルバイトがない日は、1日に7〜9時間ほど学習時間を確保し、計画的に取り組みました。もともと1年生の頃から資格取得を意識していましたが、本格的に取り組んだのは3年生になってからでした。就職活動までに合格したいという目標を掲げ、自分の中で覚悟を決めて集中しました。 　
　この挑戦を通して最も成長を実感したのは、勉強に対する苦手意識が薄れたことです。それと同時に、忍耐力が養われ、次の挑戦への大きな糧になったと感じています。
　最後に、合格の鍵は「理解→整理→暗記」という学習の流れを意識し、本番では周囲の緊張感に流されず、落ち着いて臨むことです。無理をせず、自分に合ったペースで、着実に合格を目指して取り組んでください。