産学連携先:株式会社 藤原電子工業

 今回の(株)藤原電子工業でのフィールドワークではリアルな中小企業の実態を見て聞くことができた。最初に社長の藤原氏のパワーポイントを交えながらの会社紹介では、会社概要の説明から始まり、自工場にはどのような設備があるのかの説明、自社の現在の主な製品の紹介、さらには創業時の時代背景など当時の状況の説明を受けた。そこから、倒産の危機から抜け出すためにとった行動、それによって生み出された独自の技術を使った営業活動やマーケティング活動の実情の説明がなされた。最後には、異業種参入への取り組みや働きやすい環境作り、企業が生き残るために重要なこと、さらには、自社が求める人材などの説明がなされた。
 藤原氏の会社紹介の後は実際に自分たちの目で工場を見学した。工場での見学は3パートに分かれており、それぞれのパートごとに担当の従業員が分かりやすく、どのような作業工程なのか、どういった特徴があるのかなどを解説いただいた。
2121082 林 駿斗

学生からの活動状況報告

 工場見学をして感じたことは、中高年の人が多いイメージがあったが、実際には幅広い年齢層の人が働いており、むしろ若い従業員が多いように思えた。
 社長の藤原さんは社員との距離感がとても近い方だと感じた。「社長室はあるが社員と仕事し会話をしたい」と藤原さん自身も仰っていたように社員の気持ちに寄り添える社長だと感じた。中小企業ベンチャー論でもあったように、中小企業では中途採用が多く行われており、新卒採用はしにくい環境下にあるとされている中で新卒採用を行っている企業があることを知り衝撃を受けた。そして一番の印象となったのは藤原さんの会社紹介のプレゼンの内容であり藤原電子工業の再起をかけた取り組み「SAF加工」を実際に取り組む際、藤原さんが「やってみよう、失敗したらその時考える」といった発言があり、とにかく行動に移してみることの重要性を改めて認識することができた。社会人になってしまえば、一歩踏み出すことへのリスクが大きく、学生である今が一番行動できる時期だと再認識し、精神的にも「とにかくやってみよう」と自信を鼓舞するきかっけとなった。
2121098 道中 星哉

ゼミ集合写真