午前中に訪問した株式会社ミナミダでは、はじめに会社の説明を聞き、その後に工場見学を行いました。見学しているときに、製品に関するクイズや重さを当てるクイズがあり、最中にネジを作る体験もありました。ワークショップでは、2つのことをしました。1つ目は、自分で作ったネジを使用した車を作りました。車のタイヤのところのバランスが難しかったです。2つ目は、ミナミダで作られたクレーンゲームをしました。見学しているときに出題されたクイズの正答数に応じた回数分できました。トミカとネジの消しゴムを入手しました。
 午後に訪問した株式会社オーツーでは、ワークショップで手づくり時計を作成しました。生地を選ぶところから、型取り、裁断して時計を作りました。簡単ですぐできると思っていましたが思ったよりも難しく、時間もかかりました。しかし社員の方々がやさしく丁寧に教えてくれたので、きれいに仕上げることができました。その後に、会社説明を聞いてから工場見学に行きました。見学時には、空気の力を使ったくぎ打ち機の体験も行っていました。
経済学部2年 北岡 昂己

学生活動状況報告

経済学部2年 田中 成巳

 今回訪問した葵スプリングと前回のフィールドワークで見学した藤原電子工業と比較して気づいたことがありました。それは、両社とも整理整頓がされているところであります。藤原電子工業では工場内にラインが引かれておりその中に機械や部品が収められており、細かく色分けされたラインがありました。そして、棚やデスクトップにも注目しました。棚はごちゃごちゃしておらず整理されており、デスクトップはパソコンとマウスのみで必要最低限でした。藤原電子工業は5S活動を強みにしており、床やデスクトップがとても清潔でした。今回訪問した葵スプリングでも同様に整理整頓を徹底していました。
 葵スプリングでは新入社員への教育方法についての研修を社長や他の社員が受けていました。5Sの取り組みに力を入れている企業は成功する傾向があるのではないかと思われます。
 葵スプリングは、職場内の雰囲気がとても良かったです。堅苦しくなく本当に和気あいあいとした職場で企業見学の始めから終わりまで笑顔が絶えず、とても楽しく見学することができました。

参加学生一覧

菊谷 大樹、 太田 律希、 西岡 琉偉、 古中 一輝、 内本 陸斗、 北岡 昂己、 木下 尚哉、 田中 丈太郎、 田中 成巳、 中尾 空、 西山 柊翔、 山田 宗一郎、 新谷 空、 水野 友陽、 山田 竜生、 大川 渉、 山本 龍之介、 青垣 歩

連携先コメント

株式会社藤原電子工業
代表取締役会長 藤原 義春 様

 ご訪問頂きました先生、学生の皆様に御礼申し上げます。学生の皆さんは工場の現場を見学されるのは初めてだったのではないでしょうか。見学では学生に年齢が近い若い社員が部署ごとの業務の説明を行い親近感のある見学になるよう努めました。
 学生の皆さんは熱心に説明を聞き入り学ぶ意識が高く、私からの課題テーマにも素晴らしい回答を頂きました。未来に希望を持たれ成長する学生の皆様の就職活動を行うに当たり中小企業や製造業にも関心を持たれることに期待しております。

教員コメント

経済学部
豆本 一茂 教授

 学生の多くにとって製造業、特に中小企業製造業は、アルバイト等で接する機会も多い飲食店や小売店とは異なり、あまりなじみのない業界であるといえます。近年のものづくり製造業の現場は、恒常的な人手不足の影響もあり、以前に比べ労働環境が大幅に改善され、また生産性向上を図るための様々な工夫が凝らされています。学生たちにとっても、こうした最新の製造業の現場を体験することは、良い経験になったと思われます。
 今後、学生が就職活動をしていく上で製造業や中小企業を視野に入れた活動をしていくことで、本学の就職先にもより幅が広がることが期待できます。