経済学部3回生:伊藤颯真、上田海誠、奥優人

 経済学部豆本ゼミでは、例年、フィールドワークを中心に据えたゼミ活動を行っており、3回生のゼミでは学生自身で研究テーマを決めて企業等に訪問を行っています。今回私たちは、段ボール製造業界の動向や独自の段ボール製品について調査を行いました。
 12月23日にマツダ紙工業株式会社(東大阪市)を訪問し、代表取締役の松田氏にお話を伺いしました。同社は1958年に設立され、段ボールのベッドや授乳室などの防災用品や販促用の什器など、特殊な段ボール製品の製造に力を入れています。売上の8割が化粧品などのパッケージ包装材で特殊用品(ダンボール製のベッドやタンス、椅子机など)は残りの2割とのことです。製造から納品までは、化粧品などのパッケージ包装材で4日、ベッドなどは約1ヶ月かかるそうです。
 同社では、東日本大震災が起きた際に、被災地の復興支援を目的として、ボランティア活動でパーテーションや段ボール製のベッドや授乳室を1000台以上福島県に寄付しました。被災地ではプライバシーの確保が難しい中、同社の取り組みは、大きく注目され、新聞等のメディアで紹介されたとのことです。またコロナ禍の際には、看護師が患者の採血をするための、採血時に腕だけ通せる穴をくり抜いた飛沫感染対策のパーテーションをいち早く制作し約3万台を販売したそうです。
 今回の取材では、ボランティアで防災用品を寄付する点や、どの企業よりも早く飛沫感染対策のパーテーションを制作する点など、高い発想力や企画力を有している企業だと感じました。(今回の調査では、阪南大学学会の補助を受けて実施しました)