経済学部3年生:豊島 亘輝、濱本 直、伊藤 颯真 

 経済学部豆本ゼミでは、例年、フィールドワークを中心に据えたゼミ活動を行っており、3回生のゼミでは学生自身で研究テーマを決めて企業等に訪問を行っています。今回私たちは人材派遣会社における外国人の派遣事業の実態について調査を行いました。
 7月24日に株式会社ラックワーク(大阪府茨木市)を訪問し、今中氏にお話を伺いました。同社は2003年4月に設立され、人材派遣・人材紹介・特定技能の3つの事業を展開しており、人材派遣では外国人留学生を中心に派遣を行っています。また、同社は特定技能外国人の登録支援機関に登録されています。同社は、年間述べ約1000名の人材を派遣しており、派遣される外国人労働者へのサポートのため様々な国籍の外国人スタッフが在籍しています。
 同社では、派遣される外国人留学生に対し就業時のマナーや一般的な教育だけではなく、文化の違いの指導や派遣先企業に合わせた独自の教育も行っています。また、同社では登録支援機関として特定技能外国人を受け入れる企業に代わって、特定技能外国人に対する様々なサポートを行っています。
 また同社では、郊外への人材派遣を支援する目的でマイクロバスなどの通勤手段等の手配を行うなどのサポートを行っています。他にも、留学生の就労時間制限の管理、特定技能外国人の住居の手配や在留期間更新、申請支援サポート、外国人スタッフによる外国人派遣労働者への様々なサポートが強みとのことです。
 今回の取材では、様々な国籍の外国人スタッフが在籍していることで様々な国籍の留学生の派遣が可能になり、派遣業務全体の質の向上に繋がっている点が大きなポイントだと感じました。
(今回の調査では、阪南大学学会の補助を受けて実施しました)