経済学部3年生:松山 椋、島村 暢、髙倉 凛太郎、新宮 颯太 

 経済学部豆本ゼミでは、例年、フィールドワークを中心に据えたゼミ活動を行っており、3年生のゼミでは学生自身で研究テーマを決めて企業訪問を行っています。今回私たちはぬいぐるみクリーニングを中心とした特殊クリーニングについて調査を行いました。
 7月4日に、大阪府南部にあるA社を訪問し生産部部長のB氏にお話を伺いました。同社では取材等を受けた経験がなく、取材内容をHP等で公開することは構わないが社名は伏せてほしいとのことでした。
 同社は大阪府を中心にクリーニングを行っており、従業員は約400名、去年の実績は年間約5,000点クリーニングしており、なかでも、ぬいぐるみクリーニングは月30~50点ほど扱っているとのことです。
 ぬいぐるみクリーニングの基本的な流れとしては、まず店舗で綻びや汚れなどをチェックをして、工場でも二重チェックをした後に、手洗いしてから乾燥(半日から1日)をします。他のクリーニングとは乾燥に時間がかかるの大きな違いだそうです。
 同社がぬいぐるみ等の特殊クリーニング始めるようになったきっかけは、コロナ禍で自宅にいる機会が増えたことで、ぬいぐるみなど家にあるものに関心が向くようになったことが始めるきっかけだとのことでした。また、同社ではコロナ禍中に対面での受付や受け取りを避けたいとの声から、クリーニングの宅配サービスも行うようになったそうです。
 今回の取材では、工場での取材となったので間近に働いている方々を見られたり、担当者の方に丁寧な対応をしていただき、貴重な体験となりました。
(今回の調査では、阪南大学学会の補助を受けて実施しました)