産学連携先:株式会社 藤原電子工業

 今回のFactorISMのフィールドワークでは、株式会社オーツーさんと谷本ふすま工飾さんの2社の工場見学をしました。工場見学では何を作っていて実際にその作業を近くで見ながら、その作業の説明をしていただきました。そしてそれぞれの会社でワークショップ体験をしました。
 谷本ふすま工飾さんでは、最初に会社説明をしていただき、次にふすまと間仕切りの歴史についてかいつまんで説明していただきました。そして谷本ふすま工飾さんのオリジナルブランド「waccara」がどういうものでどの層をターゲットにしているかなどを教えていただきました。その説明が終わった後、工場見学をし、ワークショップとして、小さめの間仕切りとして使えてさらにホワイトボードとしても使えるものを作る体験をしました。
 株式会社オーツーさんでは、最初に会社説明をしていただき、自社ブランドのOUONはクオリティ、ユニバーサル、オンリーワンの観点からできているなどの説明をしていただきました。次に会社の1階、2階、3階でそれぞれ何をしているかを説明していただきました。1階では溶接をロボットがするところや職人さんが溶接しているところなどを実際に見せていただきました。2階では、ミシンやタッカーを使って作業をしているところを見せていただきました。3階ではオフィス紹介や、社員食堂の紹介などをしていただきました。そして最後にワークショップ体験として、時計づくりをしました。
経済学部 宮本 健太郎

学生活動状況報告

 私がFactorISMのフィールドワークで感じたことは、工場というとモノが沢山ありかゴチャついているイメージでしたが、実際にはとても内装が綺麗で、オフィスのような印象を受けました。仕事をするにあたって、自分達の環境を仕事に最善を尽くせるようにという理由からと聞き、確かに仕事場が綺麗であればモチベーションも上がり、仕事に精が出るのでとても納得しました。
 他にも、作業中にも関わらずとても愛想の良い対応をしていただき、とても感動しました。自分が作業中だとしたら、きっと気が散ってしまい集中できなくなるので、そこまで愛想よく対応できるか自信がありません。将来自分がこういう経験をすることがあれば、作業中であっても挨拶や愛想の良い対応をしようと思いました。正直最初は工場見学に対して興味が湧かずに少し怠けていましたが、工場の過程も大事ですが社会に出る上での根本的に大切な人に対する対応も学べたのでとても良い体験になりました。
経済学部 兼元 真都

ゼミ集合写真

参加学生一覧

安藤 星梨菜、石原 遼大、藤井 寿人、林 駿斗、道中 星哉、兼元 真都、壹岐 浩太朗、岩橋 奏侑、清家 大輝、谷向 萌、中鉢 龍之介、長谷 陸矢、平山 佳世、宮下 まどか、宮本 健太郎、山津 友貴、山本 亮太、猪早 優花、篠原 大輝、菊池 梓沙

連携先コメント

株式会社藤原電子工業
代表取締役会長 藤原 義春 様

 ご来社頂いた先生方、学生の皆様に御礼申し上げます。学生の皆さんは製造工場や作業風景を初めて見たのではないでしょうか。工場内説明は新入社員が部署ごとの業務の説明をし、若い社員に自信を持たす良い社員教育になりました。学生の皆さんも熱心に説明を聞き質問も沢山され学ぶ姿勢が高く素晴らしい発表をされました。
 私からの課題テーマにも素晴らしい回答を頂き学ぶ姿勢の高さに感銘を受けました。将来の就職に向けて中小企業や製造業に関心を持たれることを期待しています。

教員コメント

経済学部
豆本 一茂 教授

 学生にとっては、飲食業や小売業は、顧客としてもアルバイト等で働くにしても関わる機会も多く、身近な存在であるといえるが、製造業、特に中小企業製造業は普段、なかなか触れる機会の少ない業種であるといえます。今回の工場見学を通じてステレオタイプな3K職場のイメージを持つ学生が多い中で、現代の中小企業製造はそうしたイメージとは違い、クリーンな労働環境・職場環境であることが伝わったと思います。
 今後、学生が就職活動をしていく上で製造業や中小企業を視野に入れた活動をしていくことで、本学の就職先にもより幅がでてくるものと考えます。