2021.1.18

阪神高速道路とホテルニューオータニ大阪を訪問(2020年11月27日、12月9日)

 経済学部豆本ゼミでは、例年、フィールドワークを中心に据えたゼミ活動を行ってきました。本年度に関しては、コロナ禍の影響から4月以降、フィールドワーク活動を控えていましたが、後期になり学外でのフィールドワーク活動が認められるようになったため、阪神高速道路とホテルニューオータニ大阪を訪問しました。
 日本では1960~70年代に作られた高速道路やトンネル、橋梁などの各種インフラが建設から50年近く経ち、更新や修繕が必要になっています。そこで11月27日に、阪神高速道路㈱を訪れ、現在、同社が行っている大規模補修・修繕事業について話を伺いました。補修・修繕中もなるべく渋滞等が生じないような工夫や、最新の工法や技術によりインフラの寿命を延ばす工夫など、興味深い話を数多く聞くことができました。
 12月9日には、ホテルニューオータニ大阪を訪問し、コロナ禍によるホテル事業への影響とGoToトラベル事業の影響について話を伺いました。宿泊については4月の緊急事態宣言後が一番厳しく、稼働率が20%以下にまで落ち込んだものの、その後は徐々に回復し最近では60%程度にまで持ち直したとのことでした。また、GoToトラベル事業の恩恵は大きく、一時は宿泊者の8割がGoToトラベル利用者で占められていたそうです。しかし結婚式や宴会などのイベント事業は依然として厳しく、例年であれば1回で900人近くが参加していた年末のディナーショーなども中止が相次いでおり、ホテル業界にとってコロナ禍の影響は依然として続いていることを再認識させられました。(今回の調査では、阪南大学学会の補助を受けて実施しました)。