2020.2.26

2019年度公務キャリアPゼミ 公務員試験合格者体験記

 本学経済学部では、公務員を志望する学生のために、公務員試験対策に特化したパッケージ(公務キャリアパッケージ)および選抜ゼミ(公務キャリアプロジェクトゼミ)が設けられています。
 今年度も同パッケージ・ゼミに所属する学生が各々の志望する職種の公務員試験に挑戦しました。
 以下では警察官採用選考に合格したゼミ生の体験記を掲載します。

北原早貴 警察官採用選考(奈良県)合格

公務員を志望した理由

 中学1年生の頃いじめを受けたときに警察官の方が親身になって相談に乗ってくださったこと、中学2年生の頃1番仲の良かった友人がいじめを受けたときにいじめの辛さを知っていたのにもかかわらず助けられなかった罪悪感がずっと自分の中でくすぶっていたことから、「人の役に立つ、自分と同じ被害に遭った人を救う」ために警察官を志望するようになりました。
 自分が生まれ育った大阪やほかの都道府県の警察組織は犯罪に対してどのような対策をとっているのか、また各地域の犯罪状況などを調べてみると、奈良県警が特に子供や女性、高齢者等の社会的に弱い立場の人たちの安全を確保する対策を試みていることを知りました。具体的には、駅や商店街など人通りの多い場所に犯罪抑止のポスターを設置したり、警察官が高齢者の家に訪問し犯罪傾向を伝えたり、パトロール中に音楽を鳴らし県民に注意喚起したりなどです。これらの奈良県警の取り組みに興味を抱き、同県警への就職を目指すことにしました。

試験直前まで

 1回生の頃は部活動(チアリーディング)やアルバイトなど主に課外活動等に積極的に取り組んでいました。
 2回生の頃からは試験勉強にも力を入れようと思い、まず公務員試験対策を主な活動内容としている公務キャリアPゼミに入りました。同ゼミでは、公務員試験勉強用のテキストを用いた演習テストと復習テストを毎回実施しています。入ゼミ当初は分からない問題が多く、自身の能力不足を痛感しました。しかし、予習復習を怠ることなく毎回自分の精一杯の力でテストに挑みました。その結果、テストの点数が着々と良くなり自信に繋がりました。
 3回生の6月頃からはゼミとは別に独自で警察官採用試験の問題や中学、高校の総復習問題に取り組み始めました。7月中旬頃からは友達と遊ぶことやアルバイトすることを控え、自宅や大学図書館で勉強するようになりました。また、学内で開かれている公務員対策講座も受け、翌春の試験に向けて勉強に集中していきました。

試験直前~試験当日

 試験直前3ヶ月前からは1日9~13時間程度、試験対策テキストや警察官採用試験の過去問と向き合っていました。また、最新のニュースや犯罪状況を頭に詰め込み、東京アカデミーやTAC、LEC、資格の大原などの資格予備校が実施する模擬試験を受け、本番に向けて自分の理解レベルを確認していました。試験時間中に頭がしっかり回転するように、規則正しい生活を送ることも心掛けました。さらに、一次試験に合格してから二次試験までの期間に予備校等の面接対策を受け、そこでの失敗を本番の面接に活かしました。
 試験当日は緊張を和らげるために会場に早く行き、心を落ち着かせていました。そして、面接試験では「素直に大きい声でハキハキ伝える」ことを意識して臨み、自分には奈良県警察しかないと強い気持ちで挑みました。

将来取り組んでみたいこと

 警務部県民サービス課のカラーガード隊員、生活安全部人身安全対策課、少年課に関心があるので、これらの業務に携わりたいと考えています。より具体的には、県民サービス課のカラーガード隊員では、今までの経験を活かし、奈良県警察の魅力や県民への注意喚起を発信して県民と警察を繋ぐ「音の架け橋」となれるように職務に励みたいと考えています。また、生活安全部人身安全対策課や少年課では、自分が被害に遭った経験を踏まえ、被害者に寄り添い役に立ちたいと強く思っています。これらの業務を通じて、犯罪を少しでも減らし、日本一安全で安心して暮らせる奈良を実現させたいです。
 「人の役に立つ、自分と同じ被害に遭った人を救う」という気持ちを常に忘れず、奈良県の警察官としての自覚と責任を持ちながら県内での犯罪をゼロに近付けていきたいです。
 なお、北原さんは警察官採用選考に取り組む中で自衛隊幹部候補生(陸自)採用試験にも挑み合格しました。近年の自衛隊幹部候補生試験の合格率は3.5%程度であり、公務員試験の中でも「超難関」な試験として位置づけられています。

 これらの試験に無事合格できたことにゼミ活動が少しでも貢献できたのであれば大変うれしく思います。

 今後も公務キャリアプロジェクトゼミでは公務員を強く志望する学生をサポートするためにさまざまな取り組みを試みていきたいと考えています。