2015.1.27

西本ゼミ3回生が沖縄の介護老人保健施設「パークヒル天久」を訪問

沖縄の介護老人保健施設を訪問して得たこと!

西本ゼミの活動の一環として、沖縄の介護老人保健施設「パークヒル天久」を訪問してきましたので、その内容について報告いたします。

「パークヒル天久」における介護の特徴と内容
3回生 坂口勇

 パークヒル天久は、介護老人保健施設で「老健(ろうけん)」という名前で呼ばれています。老健は在宅への復帰を目標として医学的管理のもと、看護や介護、リハビリなどを行っている施設なので、介護環境が整っています。
 施設内の具体的な活動内容としては、食事や入浴などの日常生活のサポートや、看護ケアを受けることによる身体機能の回復訓練、リハビリなどによる機能訓練などがあり、在宅で自立した生活ができるよう、生活復帰を目指します。
 パークヒル天久でスタッフの方々に話を聞き、特に印象に残った仕事内容は、「食事」と「入浴」です。食事は毎日、朝・昼・晩のメニューが違い、利用者の健康状態や介護状況を見て、スタッフが一度味見をし、確認したうえで一人一人の摂取量を設定しています。一人一人の状態に合わせるため、普通食・一口大・きざみ食・ソフト食・ペースト食などがあり、食材の大きさ、料理の味の濃さも違います。また、体の不自由な方もいるため、食器やスプーン、プレートや小鉢などは料理をすくいやすいように配慮し、一人一人に合った形のものが用意されています。また、長時間、座ったままでいると、入居者のおしりなどが痛くなるため、食事にかける時間は長くても一時間以内と決まっています。さらに、家族など面会の方が来られると、一緒に食事をとることができるというサービスも行っています。同じ階の利用者全員で食べることもあり、楽しくおいしく食べられるように工夫されていることがわかりました。

 入浴においては、入居者の方に快適に入浴していただくために、一人一人入浴することができます。入浴頻度は、週に2回程度と決まってはいますが、健康状態などをみて毎日入浴する場合もあります。入浴におけるスタッフ数も充実しており、入浴のようなリラックスできるところに特に気を遣い、力を入れていることがわかりました。
 パークヒル天久は、老健ということで入居者の自立、復帰を目的としてサービス、介護を行っています。利用者の人数に対してのスタッフの人数も整っており、快適な介護サービスが行われています。そして、介護サービスの中でも食事や入浴に対してとても気を遣っており、入居者のために力を入れていることがわかりました。このように、入居者の自立を目的とし、入居者の状態に応じて介護のやり方を工夫し、一人一人に合った介護をする、とてもいい施設だと思いました。どのように入居者に快適に過ごしていただくか、それを常に考えているということが訪問を通して伝わってきました。

「パークヒル天久」での取組み
3回生 田中里奈

 今回の沖縄視察研修で介護施設『パークヒル天久』を訪問させていただき、施設の特徴や活動、介護体制など、普段学ぶ事のないような貴重な体験をすることができました。
 今回の視察研修では各グループに分かれて介護施設を訪問させていただいたのですが、私の担当する介護老人保健施設では、その施設で暮らす人と、通いで施設を訪れる方がおられました。通いで来られている方は一人でも自由に動くことができる方で、施設の一階に、その方達の憩いの場がありました。一階には他にリハビリをする部屋もあり、二階には、デイサービスのスペース、三階には、入居者のみなさんが暮らす場所がありました。廊下も広々としており、廊下の両サイドには手すりもあって、入居者の方が過ごしやすい環境になっていると感じました。三階の端には、軽くリハビリのできるスペースがあり、そこには、リハビリの補助をする方もいらっしゃいました。しかし、窓からは素晴らしい景色が見えることから、リハビリというより、風光明媚な場所を散策している気分になれると感じました。
この施設では家族が訪問に来られても一緒にお話しをしたり、食事の手伝いをしたりすることができるそうです。家族団欒の時間も設けられていて、入居者のみなさんも寂しい思いをせずに暮らしていくことのできる施設だと感じました。

 また、入居者のみなさんはカラオケやトランプを一緒にしたりして、仲良くできるようなイベントもあり、家族の方も安心できる施設だと思いました。実際、訪問に行ったときにも入居者の家族の方がお見えになっていて、食事の手伝いをしたり、仲良く一緒に食事をしているのを見て、いいなと思いました。このように、施設に入居していても、家族の方や、入居者同士が仲良くカラオケや、ピクニックに行くという行事があれば、日々楽しく施設で生活でき、いい環境だと思います。
 しかし、入居者のみなさんが楽しんで生活できるような環境を提供することは大変いいことですが、スタッフが入居者のみなさんと仲よくしすぎて、友達の感覚で話したりすることは禁止されているそうです。スタッフは話し方や言葉使いに気を付けながら、楽しく入居者のみなさんと接するような努力が必要なんだそうです。一緒に過ごす時間が長くて友達感覚にはなってしまいがちですが、入居者のみなさんはお客さんでもあり、時としては家族みたいな存在にならなければならない、そういう点では対応が難しいということが感じ取れました。
 パークヒル天久は、いい環境であり、入居者のみなさんも満足しているのではないかなと、訪問して感じ取ることができ、貴重な体験をさせて頂くことができたと思います。