「貯蓄から投資へ」と言われる時代。
新NISAの拡充や物価上昇、金利環境の変化などを背景に、私たちを取り巻く“お金の常識”は大きく動いています。資産形成への関心はこれまでになく高まっていますが、その仕組みやリスクを本当に理解している人はどれほどいるでしょうか。
阪南大学・中西ゼミでは、こうした社会の変化を“自分ごと”として捉えるため、少額の実践投資を通じて市場の動きを体感する取り組みをスタートしました。指導するのは、元証券会社勤務でアナリストとしての実務経験を持つ中西先生。教科書の中の理論だけではなく、実際の値動きと向き合いながら、経済のリアルを読み解く力を養います。

値上がりも、伸び悩みも、すべてが教材。数字の裏側にある社会の動きや心理を考えることこそが、この挑戦の本質です。

※なお、本取り組みは教育目的で行うものであり、特定の投資行動を推奨するものではありません。
 価格変動などのリスクを理解したうえで、金融リテラシーの向上を目指しています。


それではここから、実際にスタートした投資の取り組みについて、学生によるレポートをお届けします。銘柄選定の理由や市場環境の分析、そして実際の値動きから見えてきた学びとは——。リアルな挑戦の記録をご覧ください。

経済学部 辻内丈人

7月31日にNEXT FUNDS 自動車・輸送機(TOPIX-17)上場投信(1622)を35,600円で1株購入しました。今回この株式を購入するに当たった理由に、現在自動車のETFの株価が上昇傾向にあり、今後も上昇すると考えたため購入しました。また、私自身個別企業の分析よりETFのような指数の分析が得意であるためでもあります。

しかし、購入後に日銀が為替介入を行い、円買いドル売りを行い急激な円安を少しでも円高の状態に戻すため行いました。そのため輸出の多い企業は輸出をしにくくなり、株価の下落の要因になる傾向があります。

さらに、今回購入したNEXT FUNDS 自動車・輸送機(TOPIX-17)上場投信は主にトヨタ自動車(7203)と同調しいています。そのトヨタは米国のテキサス州に工場を新設し、新たな生産ラインを投じています。そのことにより、物流の効率化と関税の影響を勘案し、顧客に少しでも安く届ける体制を検討しています。このことにより、少しでも円高の影響を受けにくくなり株価の減少の歯止めになるのではないかと考えています。