「貯蓄から投資へ」と言われる時代。
新NISAの拡充や物価上昇、金利環境の変化などを背景に、私たちを取り巻く“お金の常識”は大きく動いています。資産形成への関心はこれまでになく高まっていますが、その仕組みやリスクを本当に理解している人はどれほどいるでしょうか。
阪南大学・中西ゼミでは、こうした社会の変化を“自分ごと”として捉えるため、少額の実践投資を通じて市場の動きを体感する取り組みをスタートしました。指導するのは、元証券会社勤務でアナリストとしての実務経験を持つ中西先生。教科書の中の理論だけではなく、実際の値動きと向き合いながら、経済のリアルを読み解く力を養います。

値上がりも、伸び悩みも、すべてが教材。数字の裏側にある社会の動きや心理を考えることこそが、この挑戦の本質です。

※なお、本取り組みは教育目的で行うものであり、特定の投資行動を推奨するものではありません。
 価格変動などのリスクを理解したうえで、金融リテラシーの向上を目指しています。


それではここから、実際にスタートした投資の取り組みについて、学生によるレポートをお届けします。銘柄選定の理由や市場環境の分析、そして実際の値動きから見えてきた学びとは——。リアルな挑戦の記録をご覧ください。

経済学部 辻内丈人

4月14日に中西ゼミで保有している株式のiシェアーズ・コア日経ETF(1329)の株価が高値6033円まで高騰しました。このためウリの注文を出した結果、6020円で売却できました。保有していた株式の平均単価が5661円であり、投資パフォーマンスは6.3%でした。
今回の運用を通じて、マーケットが弱気なとき、自分自身が同じように弱気にならないことが大切だと感じました。自分の冷静さが、株価急落の際にともなうリバウンドから、多くのリターンを得られると実感しました。また、保有ポジションがなくなったため、株式勉強会で様々な株式の動き(NYダウ、個別銘柄、RSI、PER、PBRなど)について学んでいこうと思います。