今回の合宿では主にいちき串木野市と阿久根市の活性化を目的としている。
学生活動報告
私たち中西ゼミ生は3泊4日の鹿児島合宿へ行きました。まず1日目に私たちは維新ふるさと館を経由していちき串木野市の吹上浜フィールドホテルへ向かいました。いちき串木野市に到着した時、自然豊かで低い建物が多くのどかな印象を受けました。後にグループに分かれて一時間で回れる観光ルートを実際に見て考えました。私たちの班は舟カフェという模型船が展示されたカフェをメインに見て回りました。カフェの店員さんが特別に模型船を外に出してくれて、近くで見た感動と店員さんのやさしさで心が温かくなりました。夜は屋外でバーベキューを行い豊富な海鮮とお肉を頬ばりながら盛り上がりました。真夜中の2時に空を見上げるとそこには無数の星が輝いていました。静かな夜の中、川で魚が跳ねる音を聞きながら見る空はなんて素敵なのだろうか。非現実的な光景に目が離せなかったです。
2日目、市来庁舎の方々に1時間で回れるルートを発表し、意見交換をしました。現地の方々にとって私たち目線の意見や考えが新たな街づくりの発想につながったようでした。お昼はいちき串木野で有名なマグロパークに行き、海鮮丼を食べました。新鮮で値段も安く、漁業が盛んなことを改めて感じました。その後は阿久根市に電車で移動したのだが、その道中で見た海の景色は水平線が見え本当に美しかったです。阿久根に到着してすぐ、SUPという海で行うスポーツを堪能しました。波の音を聞くと心が安らぎ、夕方に見える夕日と海にはうっとりして知らない間に長い時間が過ぎていました。そんなゆったりした時間を過ごし幸せな気分になりました。夕飯は現地の方が作ってくださった手巻きずしを食べました。とっても豪華な食材と新鮮な魚は食欲をそそられました。
また真夜中に海を見に出かけ、空を見渡すとうっすらと天の川が見えました。阿久根の満点の星空はいちき串木野でみた星とはまた違う絶景だった。流れ星を期待していたが見ることができず、帰ろうとしたところで全員がふと空を見上げた瞬間一筋の光が流れました。そんな奇跡の瞬間は最高の思い出になりました。
3日目は空き家のDIYで椅子を制作しました。汗だくになりながらねじを取り付け、木を切り、木を削る地道な作業は大変だったが完成した椅子を見て達成感を感じました。そんな一人一人の思いがこもった椅子は今後多くの人に利用してもらえるのだろう。今後私たち以外の人たちもDIYをして一年一年と空き家は宿舎へと再生されていくでしょう。そんなたくさんの思いが募る空き家は愛される宿舎へつながるのである。
4日目は台風の影響もあり朝から空港へ向かうことになりました。空港に着くとさつま揚げや、西郷隆盛グッズ、かるかんなどが売られていました。この4日間で鹿児島の名物をたくさん知りました。
今回の3泊4日鹿児島合宿では多くのことを学びました。他県には旅行で行くことが多いため、鹿児島の観光ではあまり訪れないいちき串木野市と阿久根市に来ることはこんな機会でなければなかっただろう。観光目当てで行く旅行は有名な料理や場所を主に見て回ります。それも一つの楽しみ方です。しかし、実際にその地域はどんな考えをしてどうしていきたいかを知ることで違った視点が見えてくる。最初は聞いたことも行ったこともなかった地で3泊4日も楽しんで過ごせるか心配でした。しかし、人口が少ないことで一人一人が移住者、観光者を温かく迎えてくれる温かさや、新鮮な魚、水平線の見える海、満天の星空、たくさんの木々、カニがたくさんいる川があることをこの合宿で実際に知りました。3泊4日だけではまだ知らないことも多いがその中でも地域のたくさんの良さを知れました。また、現地の方々と対話し思いを知りました。この一歩から地域の良さを中西ゼミから阪南大学、大阪、他県、また他県へと広げ、地域活性化につながるのだろうと思います。地域活性化をするにあたってその土地の良さを実際に体験し、それを多くの人に知ってもらい、思いをつないでいくのだと私は感じました。この経験は、これからの私の物事の見方を変えるきっかけになるのだと思います。



