連携先:税理士法人BASE269

 このキャリアゼミでは、租税というそれぞれがいかなる生き方をしても一生涯関連してくる問題について、学生段階で学んでおくべきことを整理することで、自らの将来設計を考えていく礎とすることを目指しています。
 前期は、事前学習(主としてゼミ)では我が国における税制の在り方について、文献・資料調査を行い、理解を深めていきました。とりわけ、近時の諸政策において国民負担という形で 現れる税に関する正確な理解を深め、実社会における常識を踏まえた学修を行います。また、憲法上「納税」とされていることの意味について、専門演習の時間を利用してディスカッションを行いました。
 本キャリアゼミでの活動の柱とも言える士業の方へのヒアリング自体、相手方の貴重な時間を割いていただく関係に立つことから、質問項目の策定やそのための基礎的知識の修得といった準備作業に前期は時間を割きました。
 今月(11月)には、連携相手方の税理士事務所にお邪魔するというフィールドワーク(研究合宿)を実施して、納税側を支援する税理士事務所業務の最新事情に接しながら、座学で得た疑問を連携先関係者との間で質疑応答を行うため、その準備に追われています。

学生活動状況報告

 私がキャリアゼミ合宿の準備(学修)を実施し学んだことは、租税法や税の機能を知り、それらの仕組みを理解することの重要さであります。その知識を身につけることによって、将来自分に有利な選択が可能となることに加えて、自分の身を守ることもできると感じたからです。そう思えたのは、ゼミ活動内で松村先生の解説を基礎として、他のゼミ生達と税についてディスカッションを行い、図書館で税に関する様々な書籍を探索することで、理解を深めたことが大きいです。
 さらに普段の生活から意識が変わったことがあります。税に関するニュースをテレビやネットなどで積極的に探すことになったことであります。これまでは事件に関するニュースにしか興味がなかったが、今回のキャリアゼミでの活動によって、税に関するニュースに強い関心が出てきました。インボイス制度を始め、近年身近に起きる重要なことに対する情報感度が上がっていることを実感しています。
 11月のフィールドワーク合宿では、第一線で活躍されている税理士の先生にお話をうかがえる機会があるため、この機会を生かしてビジネス社会における税の問題をゼミ活動を通して、租税法や税の機能について学んで行きたいです。
経済学部3年 眞野 秀士

参加学生名簿

出口 青空、出田 卓也、兵頭 悠哉、木村 拓紀、清水 心響、眞野 秀士、川口 礼温