産学連携先:加太観光協会

 世界中で関心の高まっている海洋ごみ問題。私たちにとって身近な海である大阪湾でも大量のごみが蓄積し、新たに流入していると考えられています。私たちの日常生活も主要なごみ発生源のひとつとなっているため、この問題を改善していくためには、私たち自身の生活や行動が変わっていく必要があります。まずは、大学生であり一市民である私たち自身が、身近なところにあるごみの問題を知り、それに向き合っていかねばなりません。そこで、今年のキャリアゼミでは、楽しみながらごみの問題を考えるためのクリーンアップイベントを企画し実行してみることとなりました。学生が主体となり、企画から内容の検討まで行っていきます。コロナ禍で色々と制限がかかっており、大変なところもありますが、連携先の方々や皆さまにご協力をいただきながら準備を進め、無事に実行できました。これまでの大学生活ではできない経験ができ、企画力やチームワークを学ぶことができたと感じています。(3回生)

学生活動状況報告

 ゴミ拾いイベントは学生主体で行い、私は企画から当日の運営まで参加しました。学生同士はもちろん、連携先の方や社会人の方々とたくさん話し合い、準備を重ねました。イベントではアーティストの方々や、SDGsの取り組みに力を入れている企業や地域住民の方々にも参加していただきました。イベントでは、参加者は会場となる海岸に落ちているゴミを拾い、集められたゴミで皆でアート作品を作りました。イベントは「ゴミ拾いをした」というより楽しんだという感覚でしたが、会場となった海岸は確かに綺麗になりました。ですが、海のごみはこの先もずっと流れだし続けます。その日一日で終わってしまうのではなく、日々の意識を高めていくためになにができるか考えたいですし、自分自身が日々の環境保全につなげていかねばならないと強く感じました。
経済学部 金井 一輝

参加学生一覧

中島 千尋、中谷 文音、東岡 右規、山本 新、田中 亜利紗、冨田 凜、野口 樹、花田 崚、東田 寛太、石田 直之、杉原 由隆、齊藤 涼介、鳩貝 由希菜、姥谷 健心、片山 息吹輝、金井 一輝、奥西 凌、藤井 雄生