柴田ゼミでは、「ユーラシア地域の社会・歴史・文化・言語」をテーマとし、特にロシアおよび中央アジアをはじめとする「ロシア語圏」の国々に関する調査、発表を行っています。ゼミ生同士でチームを作り、自身の関心のある国・地域とテーマを設定し、みな精力的に活動しています。
 ゼミ活動の一環として、有志のゼミ生で集まりロシア語を本格的に学習するサブゼミを、7月より開始しました。ロシア語は日本においてはあまり馴染みがありませんが、世界には3億人弱の話者が存在し、国連の公用語でもある重要言語です。本学部において教育研究活動に力を入れている英語・中国語・韓国語に加えて、ロシア語にも関心を寄せた意欲的な学生が集まり、和やかな雰囲気の中でロシア語を学んでいます。2回の実施にも関わらず、参加者はキリル文字や発音、簡単な挨拶などを覚え、これからの学習の基礎部分を整えました。後期からは、難解な文法を学んでいきます。
 目下のロシア・ウクライナ情勢下における正確な情報収集のため、またこの情勢から脱却した後の国際情勢や経済戦略に対応していくため、ロシア語の需要はますます高まっていくものと思われます。このサブゼミの機会が、本学の学生がグローバルに活躍する一助となることを期待しています。

サブゼミ参加者の声

「サブゼミに参加し、普段のゼミ以上にロシア語に触れる機会が増えました。友達と同じペースで、ロシア語の仕組みについてより詳しく学習することができています。ロシア語はあまり馴染みがなく最初は戸惑いましたが、徐々に慣れ、理解できるようになってきました。」
(2回生・ペレス) 
「はじめは文字を覚えるところからで、難しいなと感じていました。しかし、自分の名前や挨拶など、まだまだ初歩的なことではありますが書けたり話せたりする言葉が増えていくので、勉強していて楽しいです。」
(2回生・樫根)