国際コミュニケーション学部の学生が日本大学英語模擬国連に参加しました

使用言語はすべて英語

 2015年6月26日(金)〜28日(日)に、第六回日本大学英語模擬国連(JUEMUN: Japan University English Model United Nations)が開催されました。30ヵ国・47大学の276の学生は今回のテーマ “Fostering a Culture of Peace”について熱く議論しました。
 国際コミュニケーション学部からは、学生9名(1回生3名、2回生3名、3回生2名、4回生1名)がJUEMUN 2015に参加し、大健闘しました。
 今年度、英語模擬国連に参加した学生たちは、事前学習にも積極的に参加して協力的に準備をすすめ、本番3日間も互いを励ましながら自分たちの仕事を全うすることができました。彼らの努力もあり、英語模擬国連もまた成功裏に終わりました。また、英語模擬国連に参加することによって国コミの学生が多くのことを学んだことも忘れてはなりません。まず、国連組織について学び、世界各国の時事問題、英語による高度なコミュニケーションスキルを学びました。このような学習体験は大変ユニークなものであり、21世紀に必要なスキル、具体的には外国人と共に働き、「リアルワールド」に必要な知識やスキルを磨くことができるのです。

英語版模擬国連に参加する学生は何を学ぶのか?

 学生は、まず、国連についての一般的なリサーチ方法および国連の役目について学びます。また、特定の国やトピックについて詳しく調べ、調査結果を文章にまとめることで、英語でのリサーチ、リーディング、ライティングスキルを向上させることができます。学生は特定の地域でのエキスパートになり、その国の代表としてロールプレイを行い、その国に共感することを学び、異文化を背景に持つ人々をより深く理解することができます。
 模擬国連での主な活動はスピーチです。各委員会で解決方法の草案を作成(特定の問題に対する提案書を作成)し、学生はその解決策を聞いて考え、投票を行います。その後、再びロールプレイを行い、代表する国のニーズを元に決定を行うのです。
 模擬国連を通して、学生は世界と自分自身について深く学び、また、チームワーク、ディベート・交渉技術、公での発言力、ライティング、リサーチ技術をも習得できます。自分の考えや行動が世界を動かすことができること、力を合わせて住みよい世界を作れることを学ぶのです。

JUEMUN 2015アジェンダ

“Fostering a Culture of Peace”
Meeting Room 1: Promotion of Gender Equality and the Empowerment of Women
Meeting Room 2: The Protection of Indigenous Groups and Their Cultures
Meeting Room 3: Responding to Human Trafficking for Sexual Exploitation
Meeting Room 4: Protecting Children in Armed Conflict

Mark Sheehan准教授からの感想

“Alone We Can Do So Little. Together We Can Do So Much”—Helen Keller
The above quotation from Helen Keller captures the spirit of this year’s Hannan University JUEMUN Team. I was moved to see the students grow and develop by taking part in JUEMUN. When students started the project, many thought, “this is impossible, I can’t do it.” They never gave up their mission. They worked hard and did their best. It made me proud to hear them say after JUEMUN, “I did it.” Students stayed together through difficult times, helped each other, encouraged each other and did something that was “impossible.” Students succeeded together and learned a lot about important global issues, they learned the importance of teamwork, made friends, developed their English skills, and became more confident speakers and better communicators. It was an honor to work with this team. We all learned that the next time we think something is impossible we should not give up. If you work hard and do your best, you can do anything.

※この活動は、学部教育研究活動助成制度(阪南大学学会)の補助を受けています。

参加学生からの感想

国際コミュニケーション学部 4回生

First of all, it was pretty good experience to me. That's not only because I met many nice students from other universities and even other countries, but also I got inspired from them. Actually I'm not satisfied with my contribution to my group because other members were very active, and had very deep knowledge regarding topic, and good discussion skills as well. So I felt like I need them more and more. That's why I got inspired and I'm sure I will study and improve my English more. Anyway, those 3 days were special and maybe the most unforgettable experience ever!!

国際コミュニケーション学部 3回生

今回のJUEMUNで学内・外を通して様々な人にであい、いろんな考え方に触れることができたと思います。特に学外の生徒との交流はとても刺激的で、自分たちよりも数段上手な英語を見聞きして、とてもモチベーションになりました。海外からの学生も多く、留学に行ったことがない人は特に異文化というものに接することができたと思います。また英語を用いた議論など、なかなか阪南大学の授業では経験できないことだったので、英語を実用的に使ういい機会だったと思います。

国際コミュニケーション学部 2回生

JUEMUNのプログラムでは本当にお世話になりました。この約2ヶ月間はとても濃く、貴重な体験ができました。最初は自分にこんなことが出来るのかという不安ばかりでしたが、阪南メンバーと励ましあったり、先生方からの激励のおかげもあり、JUEMUN当日は楽しむことが出来ました。JUEMUNに参加して自分の英語力の低さも実感し、意欲のある学生と関わったことで刺激を受け、もっと英語だけでなく様々なことを勉強しなければならないと感じました。このプログラムに参加して一番良かったのは、素晴らしい先輩・同期・後輩たちに出会えたことです。毎週共に作業をしていく中で、深い話や助け合っただけでなくふざけあったりなど有意義な時間を過ごすことが出来ました。またこのメンバーで集まる機会があればいいなと思います。次回も参加できるなら、もっと自分自身の語学力を上げて更に成長して臨みたいと思います。

国際コミュニケーション学部 2回生

ネイティブの人同士がしゃべっている話を聞き取ることが話すスピードが特に速く、聞き取りにくかったです。そこでもっと生きた英語を聞く練習が必要だと思い時間が空いたときはEnglishSpaceをたくさん利用しようと思いました。そしてたくさんの大学の人たちと関われたことで、世間をみれたような気がし、すごく刺激を受けました。また、自分なりにきちんと調べて準備したのにもかかわらず話すスピードの速さや会話の展開の速さなどすべてに圧倒されて全然発言する事ができず、自分の英語力に恥ずかしさを覚え、悔しくもなり勉強しようと心から思うことが出来ました。この経験をしなかったら、これほどに刺激を受けることもなかったと思いますし、頑張ろうとも思えるまでにもう少し時間がかかったと思います。心から良い経験ができたと思いました。参加させていただけたことに嬉しさを感じています。本当にありがとうございました。

国際コミュニケーション学部 2回生

I’ve participated in Model United Nations three times. I’m more familiar with this conference than other students from Hannan University. My goal was to help them have good experiences there. The first time I joined JUEMUN, I was too shy to discuss at the beginning. Some experienced students helped me by asking questions with easier words and explaining clearly then. This time, I did what they did for me. I saw they have fun and get motivated by this conference. Some of the students are looking forward to next MUN in Tsukuba University. I’m really happy to have this good opportunity to improve myself and to meet students whom I can study with. Thank you.

国際コミュニケーション学部 1回生

JUEMUNから帰ってきた時、帰国してきたというイメージが強かったです。大阪で行われていたはずなのに、まるで異国の地行った気分でした。この三日間は、大学に入って以来一番短く、とても濃い三日間となりました。異国の人と話す、文化を知る。発音の違いを知る。将来の夢がなかった僕でしたが、JUEMUNを経て、「海外で働きたい」、「もっと異国の文化を知りたい」という思いが強くなりました。反省点はQ&Aとして行った時に、一つの質問をできなく他の学生の話を聞くだけで何もできなかった事です。ですが、そんな僕を誰も責めず、「また次があるよ。」と言われた時とても嬉しかったです。JUEMUNでは全員が一人一人の弱点をカバーしあっていました。僕はこのような事をこれからいろんな場面で使っていきたいと思います。

国際コミュニケーション学部 1回生

模擬国連は私にとってとてもいい経験になりましたが、英語力が足りなかったがゆえに逃していたものがたくさんあったと思います。しかし得たものもたくさんあります。自分への課題と人との出会いです。今回で得たものをこれからも大事にしてレベルアップしたいと思います。

国際コミュニケーション学部 1回生

今回、初めて模擬国際連合(JUEMUN)に参加したのは、自分の英語力をもっと向上させたいと思ったからです。阪南大学に入学してからSheehan先生の授業を受けたとき、先生が僕たちにJUEMUNについての説明や呼びかけをしてくれた中で、興味が湧き、そして自分でYouTubeなどでそれについて調べ、参加すると決めました。実際参加してみると、動画で見ていた通り、参加者は全員といってよいほどに、英語を流暢に話したり聞いたりし、次々に議論が展開していきました。そのようなことを事前に予想しましたが、完全に圧倒されてしまい、なすすべがありませんでした。三日間毎日、ホテルに戻った後、パソコン等でさらに自分の担当についての知識を深め、必死でくらいつきました。確かに僕は1度も日本から外に出たことがなく、留学生とも以前ふれあったことのないため、僕の英語力は完全に他の参加者より低かったのですが、それでも毎日辞書をひき、毎日朝から晩まで英語だけという環境におかれ少しは、英語を聞きやすくなったようなきがします。来年も是非参加したいと考えているのですが、それにあたって、自分のテーマと少し違う部分まで担当の国について調べる、問題の解決策をもっと考えておく、日常会話をなんのためらいもなく行えるようになることの3点を改善すれば、もっともっと良いJUEMUNを過ごせるのではないのかと思いました。