海外語学研修(短期留学)を通して学んだこと(知念愛香)

海外語学研修(短期留学)を通して学んだこと(知念愛香)

経営情報学部3回生 知念愛香

 私は、約一ヶ月フィリピンのセブ島に行ってきました。私にとって初めての海外ということもあり、日本と違った環境すべてに驚いてばかりでした。英語を学んだだけでなく、フィリピンの文化や人々とふれ合うことからも多くを学びました。トイレに関してはトイレットペーパーが設備されていなかったり、便座がないところがあったりと日本では考えられないことが多く、日本の環境設備を初めて誇りに思いました。気候はとても極端で、カラッと晴れて暑い日もあれば前も見えないくらいの大雨の日もありました。靴ではなくサンダルを履いている現地の人が多く見られたのは、日本とは違いフィリピンではこれが現地の気候に適したスタイルなのだと感じました。
 セブ島はリゾート地ということもあって、語学学校で仲良くなった日本人やコリアンの学生の友達と情報を交換し合い、週末にはみんなで観光したりプライベートビーチに行ったりと毎日が充実していました。1週目の週末には、自分たちで希望して「セブンスピリット」という団体のボランティアに行ってきました。現地でたくさんのストリートチルドレンと交流したり、その子供たちがどのように暮らしているのか、学校に行きたくても行けない子供たちの話を聞いたりなどのことをしてきました。ただ英語の勉強をしに行くだけでなく、ボランティアを通してフィリピンの経済的な現状などたくさんのことを知ることができ、行ってよかったと心から感じています。

 学校の授業は7時半から18時までの一日10コマというハードスケジュールでしたが、一コマ40分授業なので私はそこまで苦に感じることはなかったです。よかった点は、自分のレベルに合ったクラスが設けられたことで、マンツーマンの授業にはWriting, Reading, Speaking, Listeningの4コマがありました。Speakingの授業では、先生が私の知っている英語をうまく引き出しながら会話をしてくださいました。グループレッスンも日本とは違い、発音の授業や、ゲームを使って単語を学ぶ授業もあり、楽しく英語を学ぶことができました。半日学校にいるので先生たちとも親しくしていただき、授業で習う英語だけではなく、日常会話も前と比べて上達しているのではないかと思います。
 現地での生活についていうと、寮から徒歩5分のところにコンビニのような薬局があり、タクシーで15分くらいのところに大きなモールもありました。すぐに必要なものや現地の気候にあった洋服など、すぐ買いに行ける距離なのでとても便利でした。薬局の隣にはマクドナルドに似たフィリピンのファーストフード店「Jollibee」もあって、寮のご飯に飽きた時に利用していました。その近くにはおしゃれなカフェもあり、自主学習で利用する時もありますが、主に気休めに行っていました。寮の周辺はお店がかなり充実していたので、生活に困ることはありませんでした。
 何より現地の人はすごくフレンドリーで、道を歩いていたら“Hi!! Where are you from?? What’s your name??”などと気さくに話しかけられることが多々あり、そこで現地の人との交流もできました。セブで勉強する前までは自分の英語で通じるのか不安で話すことさえためらっていたのが、マンツーマンの授業や先生たちとのコミュニケーションのおかげで自分の英語にも自信がつき、ためらいもなく現地の人と話せるようになったのは私にとってとても大きな成長だと実感しています。
 今回の留学は短期でしたが、私にとってすごく濃い一ヶ月でした。それと同時に自分の英語力の無さを改めて実感し、英語で会話は出来ても自分の気持ちを100%相手に伝えられずとても悔しい思いをしたのも事実です。これをバネに、次はもっと勉強して今よりも会話力を伸ばしてから、再度留学に行って現地の人とたくさんコミュニケーションを取れたらいいなと思っています。