【留学レポート】アデレード・南十字星の光をたよりに(12)

 神尾ゼミナール3回 平石加奈です。8月末には帰国。その直前の最後の留学レポートは「学びと目標達成の重要性」「コミュニケーションの大切さ」についてです。

学びと目標達成の重要性

 帰国日まで1か月を切り、授業もラストセッションになりました。私は、オーストラリアに来て勉強する中で目標を決めていました。それは、 ”ステイをしない”ことす。ステイとは、1セッションのスコアが75%以下となると、もう一度同じレベルで授業を受けるということです。
 要するに、次のセッションの授業の内容についていけないと見なされ、「ステイ」状態となるわけです。日本の語学教育ではあまり聞かないシステムですが、これは語学を学ぶにあたっては、優良な方法のように思います。
 スコアの観点としては、授業態度・出席・期限内での課題提出・テストのスコアなどがあります。私はこの全てに力を入れて勉強してきました。その結果、ラストセッションまでステイ無しで順調に来ることができました。
 特別に何かをしたわけではありませんが、私は毎セッション、クラスの中で成績1番ではなく1番の受講学生になることを目指しながら勉強してきました。例えば、海外では日本人はとてもシャイだと言われます。シャイにはネガティブな意味が込められており、授業中に静かにしていると授業する気がないと先生や生徒に間違った意味で取られ、発言しないので必然的にスコアも下がってしまします。
 そこで私は、授業中誰よりも早く答え、わからなくても間違っていても答えたり、新しい単語を辞書で調べずに先生に聞いたりと率先的に授業に取り組みました。これをこの留学中の毎セッションしているうちに、私が答えるばっかりで先生に「あなたは出来るのわかったからたくさん答えないで」「日本人はシャイだけどあなたはシャイではない」などと先生からポジティブに褒めてくれることが多くなりました。
 私はコミュニケーションのクラスだけではなく、全てのクラスでこれを実践しました。クラスのスコアの授業態度は毎回満点に近いです。結果、私はクラスの中で1番の生徒であると自信をもって断言できます。

コミュニケーションの大切さ

 私の大学での所属学部は、国際コミュニケーション学部です。学部名にもある通り、コミュニケーションを学びます。私はこの留学を通して国際コミュニケーションを学びました。上記のように、授業中に積極的に答え、先生や他の学生とコミュニケーションをとることを絶やさずにしてきました。
 私は留学するまではとても人見知りをして、自分から話しかけるということは多くありませんでした。しかし、今思うと人見知りは自慢すべきことでもなんでもなく、途轍なくもったいないことをしているだけなのです。
 新しい仲間、違う環境で育った人、何もかも私と違う人。この状況を与えられてコミュニケーションをとらないことは、「もったいない」の一語に尽きます。新しい知識や、未知なる世界を知るチャンスを自ら放棄していることに気づくことで、人生損していると考えられるようになりました。
 留学となると、日本人より外国の人と関わることが多く、知りたいなど興味があるだけで直接聞いてみないと自分の世界は小さいままです。楽しもうとするなら会話を通して、情報交換の伊海も含めてコミュニケーションをとらないと話になりません。
 自分から話しかけることでいろんな国の友達もたくさんできたり、その友達と会話することで、新しい文化や食も知ることができます。そして、お互いの英語力とコミュニケーション力も高めあえることができ、プラスになることしかありません。
 私はこの留学中で人見知りを克服できたのと、コミュニケーション力が上がったのでこれからの自分の世界が少し広がったと確信しています。のみならず、新たな事柄との出会いにワクワクできている平石加奈にワクワクしています。

最後に…

画像は、ビーチへ行った時の夕日の写真です。オーストラリアの空は日本よりも綺麗な気がします。この風景ともあと残り1か月で終わりです。
1年間、私のつたないレポートをご覧いただきましたこと、感謝いたします。
平石加奈、日本に帰ります。