2016.11.24

【留学レポート】アデレード・南十字星の光をたよりに(2)

【留学レポート】アデレード・南十字星の光をたよりに(2)

神尾ゼミナール2回生平石加奈です。ようやくやっとオーストラリアでの生活にも慣れてきました。最初の1か月、時間の流れるスピードが遅く感じていたのですが、最近はとても早く感じます。時間を有効に使って充実した生活を送れるように心がけています。今回のレポートでは「1セッションを終えて」「クリスマス」についてレポートします。

第1セッションを終えて—学修すること、継続することの重要性

 オーストラリアへ来て1か月が過ぎ、第1セッションが終わりました。次のセッションでレベルを上げるためには、授業内にある各クラスで3回のテストの平均が85%以上必要になります。それがクリアされると、1レベルだけ飛び級することができます。
 クラスの中にもAとBがあり、AよりBの方が、上級レベルとなっています。私は今回のセッションでListeningのクラスだけ飛び級することができました。私自身、この1か月で英語を聞き取る力が伸びていると感じていたので、それが結果として出たことが自信になりました。
 ところで。私は毎日ホストマザーと一緒にテレビを見ることが習慣となっています。音声はとても早すぎるので英語字幕を付けて見ています。日本にいるとき、ドラマやバラエティ番組しか見なかった私ですが、マザーは医療系、警察系などのニュースやテレビ番組が好きで、今では毎日警察番組を一緒に見ています。 
 併せて、お互いの国について話し合ったり、アデレードの動向をニュースで知ることができます。しかし、日本について説明するとき、改めて自分自身が日本について何も知らないと実感しています。その意味では、日本人として少し恥ずかしく思います。日本について知るという新しい課題ができました。
 学習することはそう難しくはありませんが、学修することの困難さをアデレードで感じるこの時間でした。まして、それを継続することは、習慣化することでもあり、学びの習慣化というのは極めて大変なことだと実感しています。

クリスマス

 アデレードではハロウィンイベントはあったものの、ハロウィンという文化は無いのであまり盛り上がっていませんでした。その一方で、ハロウィン前からお店はもうクリスマス仕様でした。11月からクリスマス仕様とくれば、小さい時に聞いた『あわてんぼうのサンタクロース』を思い出します。あれは、最後には「また来るね」、といって帰って行ってしまいますが。
 さて、アデレードのCityで約300万人もの人が来る、毎年恒例のクリスマス到来パレードへ行ってきました。たくさんの子供がチョークでパレードが行われる道路に絵を描いていました。パレードでは山車が繰り出し、道路を練り歩きます。
 それぞれのテーマに合わせた服装やメイクをした人や、着ぐるみを着た人、ピエロとたくさんハイタッチをしました。何よりも、子供達、さらに大人までサンタクロースの人気は「すごい」の一言です。
 発祥地はイギリスですが、オーストラリアでも盛んに演奏されているバグパイプの音色を初めて聞きました。歴史を振り返れば、オーストラリアでバグパイプが盛んに演奏されているのは当然かもしれません。ハイタッチをしてくれる姿を通して、フレンドリーな人柄が見えて楽しかったです。