神尾ゼミナール「専門演習2」実況中継レポートNo.7

作業はイヤイヤやっても何にもなりません!

 こんにちは。レポート担当の成元です。2014年11月13日のゼミナールは、2週間ぶりのゼミナールでした。ゼミナール開始前に先生から数点、重要なお話がありました。
 まず、1つ目は読み合わせの重要性について。この件に関しては前から何度も何度も指摘されてきました。私たちは、不特定多数の人に読んでいただく雑誌を制作する以上、誤字脱字はあってはなりません。しかも、読んでくださる方が読みやすく、そして内容が伝わりやすいようにしなければなりません。
 そのため、句読点の位置や言い回しなど、どんな小さなミスも見落とさないように、何度も繰り返し読み合わせをすることが重要となります。
 以前のゼミナールの時間にお叱りを受けて以降、私たちゼミナール学生は、何度も繰り返し読み合わせという音読の作業を重ねてきました。が、正直その単調な作業をイヤイヤやっていたというのが事実です。

 しかし、先生はそのことを見抜いておられて、「君たちにとっては単調な作業かもしれないが、その単調な作業こそが雑誌制作をするうえで一番重要なのだ。」とおっしゃいました。
 今までのようにただ漫然と読み合わせ作業を繰り返していても何の意味もありません。読み合わせをする度に、読み合わせをする相手や読み合わせの記事を変更していくことも知恵の一つ。しかも、修正が入ったところは記事の担当者に伝え、毎回最新の記事をチェックすることが大切です。

 毎回同じ記事を読んでいても進歩がないことはもちろん、組合せが同じでやっていては間違いも気付く点も同じなのです。自分が読み合わせをしていて気づかなかった間違いも他の人が気付くかもしれません。また、間違いを指摘されても、データに反映しなければ全く意味がありません。そのことを指摘され、改めて読み合わせの重要性に気付かされた私たちでした。

卒業研究締め切り決定!

 2つ目は卒業論文締切日について。学内での締切日は2014年12月17日水曜日。ですが、私たち神尾ゼミナールはその1週前の2014年12月11日木曜日のゼミナールの時間にしようということに決定。
 提出日当日に提出した場合、提出時もしくは提出後に何かミスが見つかっても今度は、今川印刷への入稿までに修正する時間がありません。また、本来の提出締切日は水曜日なので、ゼミナールがありません。しかしながら、1週間前のゼミナールの時間に提出することで、最後にゼミナール学生全員でチェックすることが出来ます。
 しかも、卒業研究提出の際には、800字のアブストラクトをつけなければなりません。神尾ゼミナールでは編集長・丸笹がその担当となります。ゼミナール学生全員の卒業研究なので編集長にかかる重圧は計り知れないとは思いますが、丸笹編集長に私たちの卒業はかかっています。

やる気がないなら副編集長を下りろ!

 3つ目はモチベーションが下がってやる気がなかった人への意識の確認でした。これまで何度もお伝えしてきましたが、私たちの卒業研究は、提出できなかったときはもちろん、雑誌を構成する記事が1つでも抜けてしまったら全員卒業ことができません。
 ゼミナール生全員で1つのものを制作している以上、たった1人でも真剣に取り組めない人がいれば編集作業の効率も悪くなります。先生はこれまで何度も私たちに話し合う機会・時間を与えてくださいましたが、私たちは問題に気付いていたのにも関わらず、結局自分たちで解決することが出来ませんでした。
 そこで、BOSSは直接本人に意識の確認をされました。「やる気がないなら副編集長を下りなさい!」と。今回は個人への喝ではありましたが、ゼミナール学生間で、馴れ合いになってしまっていたことも事実です。お叱りを受けた本人はもちろん、私たちゼミナール生も反省しなければならない喝でした。

本日のゼミナールメニュー

①竹村・中山による表紙裏表紙の進捗状況の報告
前々回のゼミナールの時点で両方とも完成形に近い状態でしたが、今週のゼミナールの時間までにさらに微調整を重ねておりその報告がなされました。
表紙と裏表紙はもともと1枚の紙を二つ折りにしているものなので、雰囲気が似たものであれば色味をそろえた方が完成度は高くなります。さらに、色味をそろえたことで画面にある文字の色も微調整が必要になってきます。
その調整の報告および最終調整があり、すでに何パターンかサンプルを作っておりました。文字の色をほんの少し変えるだけで、与える印象は大幅に変わります。微調整の重要性と、その結果として満足いくものが出来上がりました。
でもまだ画像は出せません。担当者の竹村・中山に感謝です。

②目次画面の変更
目次自体は、先々週に完成していましたが、編集長と竹村が話しあった結果、変更したほうがいいということとなり、表紙・裏表紙担当のコンビが代わりに編集してくれることになりました。本来、担当者は副編集長の私、成元ですが、インタビューの文字起こし作業などの真っ最中であったため、代行を買って出てくれたわけです。
おかげで見づらかった画面がすっきりし、見やすくなりました。まだ完成ではありませんので、編集作業は続きます。

③ゼミナールのメインメニュー実施
ゼミナール冒頭でご指摘があった点に注意しながら、緊張感ある雰囲気の中、読み合わせ作業開始。その間、私たち編集部は、目次の編集や編集後記など編集部担当ページの編集作業を実施。

 普段はそれぞれの担当ページをバラバラで編集し、変更・相談があればSNSなどで報告をしています。けれども、額づき合って編集作業をすることで、互いに直接アドバイスがもらえるので作業が捗るだけでなく、新たなアイデアが出てきて有益な編集作業をすることが出来ました。
 読み合わせも今までのやり方を一新して行ったので、今まで指摘されなかった間違えや修正点を見つけることが出来、先生に指摘された読み合わせの重要性を改めて実感しました。

最後に

 卒業研究の提出締め切りまで残り2か月を切りました。その現在でも、何度もお叱りを受けないと間違いに気付くことが出来ない私たちですが、必ず最後まで気を抜かずにゼミナール学生総力戦で取り組みます。

神尾から一言です

 読み合わせ作業の後に、修正や訂正をしていなかったことにまずは驚きます。これは、後期のゼミナールの最初にお伝えいたしましたが、どうも、自分の記事の完成で、完全に気が緩んでいたとしか言いようがありません。
 何のための読み合わせなのか。読み合わせは、遣りっぱなしで意味があるはずもありません。音声言語として言葉を唇に乗せることによって、違和感も判明します。時間は限られています。その中で、有効に時間を使って下さい。原稿とは、入稿する瞬間までチェックを掛けることが必要です。それが、商品を制作する、ということです。
 読み合わせをしたら、必ず、その現行の本人に修正個所を伝達すること。自分が修正されたくないから、修正を伝えないなどとは、もってのほか。
神尾ゼミナール2011年度生諸君、本当の意味で反省し、改めてアクションを起こしてみて下さい。