第6回日英スピーチ・コンテストを終えて-2015年における賀川ゼミの取り組み

 例年に比べ、第1次審査のための原稿提出日が9月29日とやや早い中で、私たち賀川ゼミ学生は前期からスピーチ・コンテストに備え、原稿の準備をしてきました。
 「5分程度のスピーチ」と聞いて、最初はなかなか取り掛かりにくいようでしたが、いざ書いてみると、なかなか個性的な原稿が集まり、クラスでの発表を聞いていると、普段知らない学生の側面を知ることができました。ゼミ内予選の結果、今年は3回生が2人、2回生が2人、1回生が3人応募しましたが、原稿審査を通過したのは2回生の2人と1回生の1人でした。
 リハーサルではゼミ代表者の3人とも6分を過ぎる熱弁となり、いかに5分に抑えるかを研究して10月27日(火)の本番に臨みました。
 今年は火曜日4時間目の大学入門ゼミの時間に合わせてコンテストが実施されたため、聴衆には1回生の姿が大勢見られ、また去年卒業したスピーチ・コンテストに参加したこともある卒業生が、わざわざこのコンテストを見に来校し、会場にも熱気があったように思います。
 今回は3位に入賞した学生が、早速スピーチ・コンテストに出場した感想を送ってきてくれたので掲載します。今後順次、2015年のスピーチ・コンテストに係わった出場者、司会者、聴衆からのメッセージを紹介します。ご期待ください。

 最後になりましたが、今回主催して下さった先生方や学生の皆さん、素晴らしい機会を作って下さり本当にありがとうございました。そして聞きに来てくださった皆さん、熱い応援をありがとうございました。

2回生 吉田 萌

 初めて参加するスピーチ・コンテストに戸惑い、そして「失敗したらどうしよう」という不安が当日までありました。しかし実際にはじまってみると、担当の先生方、出場者、司会者、聞き手が一体となったアットホームな雰囲気で緊張が和らぎ、前向きな気持ちでスピーチに臨めました。
 夏休み前から原稿を作成し、書類選考を経て、本番1週間前にはリハーサルがあり、長い準備期間を経て迎えたスピーチ・コンテストですが、振り返ると短かったようにも感じます。大勢の人の前に立って自分の意見を伝える。この経験が、私自身の良い刺激となりました。
 他の出場者のスピーチを聞き、伝えようとする熱い思いに圧倒され、私の発表にもまだまだ改善の余地があり、次に向けた課題も見えてきました。もし機会をいただければ、来年も参加してみたいです。
 このような大学のイベントに参加できたこと、そして第3位という賞を頂けたことを誇りに思いますし、更なるステップ・アップに繋げたいです。

2回生 日本語部門出場者 畝田 美緒

 私は、今回二度目の出場でした。今回は絶対に私にしかできない、面白いスピーチにしようと決めていたので、原稿を作成しているときも期待と楽しみがありました。原稿が完成し、ゼミ生、先輩、先生方、家族に見てもらうと、自分が思っているよりも低い評価で、最初の壁にぶつかりました。
 そこでアドバイス頂いた点を改善し、でもここだけは伝えたいというポイントはしっかり持ち、少しずつ原稿を完成させました。私はこうして壁にぶつかったとき、この壁を成長するチャンスがきたと捉えます。新たな見方、知らなかったことを知ることができるからです。
 スピーチ本番までは何度もこの壁にぶつかりました。当日の服装はどうしよう? 話しかた、言葉の抑揚、話すスピードは?と時間がいくらあっても足りないと焦りもありました。
それらを乗り越えて、本番は80%ぐらい力を発揮できたと思います。笑いをテーマにしたこともあり、会場にいた皆さんからも笑い声が聞こえたとき、これで間違っていなかったと嬉しくなりました。残りの20%には緊張で顔が強張ってしまったこと、もっとパフォーマンスを入れたかったという悔しさがあります。
 スピーチコンテストを終えて、良かったよ!と何人もの方からおっしゃって頂き、本当に出場してよかったと思いました。この経験が作用したのか、私は生活に自信と充実感が増した気がします。まだ出場を躊躇っている学生、そもそもスピーチコンテストなんてと思っている学生も多いと思いますが、この感想を読んで来年は出場しよう!と思って頂ければ幸いです。

1回生 日本語部門出場者 奥村 碧

 私は人前で話すのがあまり得意ではありません。だから、それを克服しようと思って舞台に立つことを決めました。原稿を書いて、最初に人前で話したのはゼミのクラス発表でした。あの時は声が震えてきちんと話せなかったのを覚えています。
 書類選考の合格通知が来たときはすごく嬉しかったです。いざ本番が来てみると、他の発表者が堂々とスピーチをしていて、一人一人の発表が終わるにつれどんどん不安になっていきました。舞台に立った瞬間、原稿が半分くらい頭から飛んでしまいました。それでもアドリブで自分の伝えたいことが伝えられて、発表が終わった後は達成感に包まれました。原稿を作成し、改善し、発表するという過程でたくさんの努力をし、多くを学べたと自分では思います。私はこのスピーチコンテストに出られてよかったです。

1回生 スピーチコンテスト日本語部門 司会者 梅原

 自分の中で何か新しいことにチャレンジしてみたい思いで、スピーチコンテストの司会者に立候補しました。今までこのような大勢の人の前で何かするということがなかったので司会者が決まってから当日まで緊張の毎日でした。
 リハーサルでも会場の大きさに圧倒され、「本当に大丈夫かな」、「本番はたくさんの人が来る」と思うと少し自信がなくなりそうになりましたが、先生方や先輩方にリラックスしていこうと声をかけてもらい、自分の中で「緊張する」から「楽しもう」と変化しました。そして当日。さすが国際コミュニケーション学部の一大イベントだなと感じるほどの来場者の数に圧倒されました。台本をもらっていましたが、自分なりにアドリブを入れていいと許可されたので、自分らしく司会者を務めることができました。失敗なく無事にスピーチコンテストも終わり、また一つ成長しました。何事にもチャレンジしてみないとわからないこともあります。今後もっといろんなことにチャレンジし、また機会があるなら司会者をしたいです。最後に権先生、Sheehan先生、賀川先生、企画してくださった先生方、先輩方、そして来場者のみなさん応援ありがとうございました。

1回生 裏野

スピーチコンテストを見に行くのは初めてだったけど、思っていた以上にレベルが高くて驚きました。英語部門の人たちは、英語の発音が良いし表現力もとても凄かったです。日本語部門は、みんな話し方・内容の構成がうまくて話に惹きつけられました。司会で同じゼミ生の梅原君も一人ひとりにコメントを言ったり、場を和ましてくれたりしてとても良かったです。

1回生 大井

スピーチコンテストで一番印象に残ったのが、笑いは人を明るくするというスピーチです。まさにその通りだと感じました。私が笑うことなく一日を過ごしたとしたら、気分がどんよりして眠れなくなっていまいます。そして、同じゼミ生の奥村さんも日本語部門でスピーチコンテストに出場していました。練習の時よりも上達していてとても良かったです。日本語部門の司会で活躍していた梅原君のフォローもとてもおもしろかったです。

1回生 大木

スピーチコンテストを見て聞いて、英語部門、日本語部門ともに圧倒されるものがありました。それぞれ工夫されていて物やスクリーン、舞台を歩いたり訴えかけたりなど色んなアクションがあったため、楽しんで聞くこともできました。自分自身誰かの前で発表することがとても苦手なので、堂々と発表していてすごいなと思いました。司会もまわりを楽しませていてよかったと思いました。

1回生 大瀬

スピーチコンテストの話を聞いてとても勇気づけられました。私は、英語の勉強をしようと思うのですが、なかなか集中できません。スピーチコンテストの英語部門のスピーチを聞いた際に、みなさんすごく聞き取りやすくてとてもかっこ良かったですし、感動しました。私も英語の勉強を継続し、いつかは、喋れるようになりたいです。

1回生 岡崎(江)

今回はじめてあのような感じで人のスピーチを聞きました。選ばれているくらいだからレベルが高いと想像していたけど、その想像をはるかに超えていました。私が特に印象に残ったのは、英語の部門で優勝した方のスピーチです。同じ1回生なのにすごく大人に見えました。私もあのようにはできないけど、少しでも上手にスピーチできるようになりたいと思いました。

1回生 岡崎(さ)

初めてスピーチコンテストというものを見て、しかも英語でのスピーチもあってすごいなと思いました。大勢の人の前で何も見ずにすらすら話せているのが自分には到底できないなと思いました。英語のスピーチはすごかったけど、自分が英語がちゃんと聞き取れないから内容がよくわからなかったので、字幕とかをつけてくれたらありがたいと思いました。
日本語の方はユーモアの話をした女の人の話が一番印象に残りました。

1回生 岡本

大学に入って初めてのスピーチコンテストがありました。その中で私が最も心に残っているのは、英語部門でした。私は正直、リスニングが苦手です。ですが、集中して聞いてなんとか単語を聞き取り、内容を理解しました。自分と1、2歳ほどしか変わらない先輩、または、同級生が、大勢の前で堂々と胸を張ってスピーチしていることがとてもかっこよかったです。さらにモチベーションがあがり、自分自身ももっと英語をがんばろうと思いました。

1回生 大瀬

スピーチコンテストの話を聞いてとても勇気づけられました。私は、英語の勉強をしようと思うのですが、なかなか集中できません。スピーチコンテストの英語部門のスピーチを聞いた際に、みなさんすごく聞き取りやすくてとてもかっこ良かったですし、感動しました。私も英語の勉強を継続し、いつかは、喋れるようになりたいです。

フォトアルバム

  • 緊張派とリラックス派

  • 会場の雰囲気(1)採点とコメントを記入する学生たち

  • 会場の雰囲気(2)

  • 学部長から表彰を受ける吉田さん

  • 名物司会者の地位を確立した1回生 梅原君

  • コンテストの出場者と先生方

  • スピーチ・コンテストで活躍した賀川ゼミの学生を囲んで