BROPプロジェクト活動報告(1)
—Be real Osaka people—

国際コミュニケーション学部 大谷隆文

 今回、このプロジェクトを始めるきっかけになったのは、2013年度にゼミ生の協力で展開させた「賀川ゼミ留学後押しプロジェクト」が一区切りするにあたり、賀川ゼミプロジェクトの第2弾として「大学生活を送る中でゼミ仲間と協力して何か意義のある活動をしたい」という強い思いがあったからです。
 2013年度に留学したゼミ生6人のうち3人が12月末に帰国し、1月からゼミの討論仲間に加わりました。そこで、留学中の体験談や今まで知らなかった話しを聞く機会があり、プロジェクトのテーマを「海外から見た日本」に置くことになりました。そして「日本の良さ、大阪の良さをもっと海外の方に知ってもらいたい」、「私たちの大好きな街をもっと栄えさせたい」、「旅行に来てくれた方々に、より良い旅の情報を提供したい」という思いが強くなり、この思いを活かしたプロジェクトを企画することになりました。

 また、このプロジェクトを形あるものとして記録に残し、活用したいという考えから、「東京オリンピックが開催される2020年に向け、日本を訪れる外国人観光客を年間2000万人にまで増やすという安倍政権による計画(正式には2014年1月17日に開催された観光立国推進会議において安倍首相が明らかにしたもの)に寄与できるような結果を残し、そのアンケート結果を政府に献上する」という具体的な目標を持つことができました。 
 現在予定していることとして、まず駅前や観光地など旅行者が多く集まる場所でアンケート調査を行い、回答してくださった方には感謝の気持ちを込めて、私たちが作成した観光冊子を配布しようと考えています。その目標に向けての第一歩として、私たちが熟知していて自信を持って勧めることができる大阪の観光冊子を作成することになりました。これは2013年度のオープンキャンパスの際に作成した「留学後押しプロジェクト」の冊子の作成が、キャンパスを訪れてくれた高校生だけでなく、保護者や先生たちにも絶賛して頂くことができ、是非この経験を活かしたいという考えがあり、再び冊子を制作することになりました。
 冊子を作成するにあたり、私たちが所属する国際コミュニケーション学部という言語とコミュニケーションを学んでいる私たちだからできるアンケートの調査内容となるように、何度も試行錯誤を繰り返しながら取り組んでいます。
 プロジェクトの発想からもう少しで1ヶ月、現在まで集まる回数を重ねる度に、ゼミ生全員がこの活動に対してそれぞれの得意分野を活かして熱心に取り組めているように感じ取れます。今回のプロジェクト活動には、これからゼミを引っ張っていく存在になっていくであろう2回生にも、アンケート調査から加わってもらい、現2・3回生が共同で行うことになり、以前にも増して学年にとらわれず、賀川ゼミ全体がひとつになってこのプロジェクトを成功させようとしています。
 これからの活動がどのように展開されるのか、自分たちの力がどこまで発揮できるのか、私たち自身でも楽しみにしています。果たして成功するのか、もしかしたら失敗するかもしれませんが、自分たちとしては精いっぱいやり遂げようと思っています。今後も、私たちの「BROPプロジェクト」の報告をさせていただきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
※この学生教育研究活動は阪南大学学会より補助を受けています。