2017.12.14

Plaza de Comunicación (プラサ・デ・コムニカシオン)vol.01

 賀川ゼミでは、Plaza de Comunicación(コミュニケーション広場)に学生が考えた500字程度のコラムを掲載することにしました。テーマは自由なので、最近の身近な出来事から内外情勢に至るまで、学生独自の視点で分析し、皆様に「何か」をお伝えできたらという想いで執筆いたします。同時に学生たちは、これを機に活字や文章、日本語の持つ力を再認識し、さらなる向上心を持ってペンを握り、挑んでほしいと考えています。
 今のところ、1回に付き3編を同時に不定期で掲出する予定です(初回は学生の希望で、大学入門ゼミの担当学生全員分を掲載することにしました)。このPlaza de Comunicaciónが、皆様の一日を明るく、温かく、なごやかに、そして何よりコミュニケーションを図る上でお役に立てば幸いです。

食文化の変化

 外食といえば、ハンバーグやお寿司、オムライスとカロリーの高いメニューをイメージする人が多いだろう。しかしここ数年、外食チェーン店のメニューが少し変わりつつある。
 最近では「糖質オフ、無添加、野菜たっぷり」といった言葉をよく耳にする。今、日本全体で、生活習慣が見直されると同時に、健康への意識が高まっている。実際、高カロリーなイメージをもつ、ドーナツや、牛丼、ファストフードなどの外食チェーン店が営業不振となっている。そのような中、くら寿司がお寿司のシャリを野菜にしたり、牛丼チェーン店の一つであるすき家がご飯を豆腐にし、野菜を追加したりすることにより糖質を抑えるといった工夫をし、売り上げは回復しつつある。しかし、ただ糖質を抑えればいいという問題ではない。やはり食を売りにしいてる以上、味が最重視されるべきである。
 そのため、いかに安く、美味しく、さらに健康的な商品を提供することできるかが、今後の外食チェーン店における顧客獲得競争を勝ち抜くための鍵となるだろう(M.I.)。

メール依存症

 会って話すよりもメールのほうが気楽という現代の心理について調べてみた。現代では、SNSに若者が頼り過ぎる傾向がある中、心理学者の斎藤勇氏は、その著『自分の心理学』(ナツメ社、2014年、64頁)で、「メールには落ち着いて考える時間がある」と述べている。「メールの便利な点は、面と向かって話すのと違って内容を吟味しやすいこと」とも。
 この記述には、賛同できる。すぐに返事をするのが難しいときや、発言をゆっくり検討したいというときにも、メールは適しているのではないか。そして何より、好きな時間に送れるというのが、最大のメリットであろう。しかしこれに頼りすぎると、本当のコミュニケーションから遠ざかってしまうというのもまた事実である。頼りすぎた結果、人と直接対面して話すのが苦痛になり、更にメールに依存してしまう可能性も考えられる。
 上記の著書を通じ、メールでは、その場ではうまく言えなかったことが簡単に書けることがあるということがわかった。このように非常に便利である反面、言葉以外の情報を活用することはできないのでないかとも指摘されている(Y.U.)。

初雪

 11月20日、韓国で今年初めての雪が降った。韓国では、初雪の日は特別な日だと言われ、様々なジンクスがあるそうだ。「初雪の日に好きな人と過ごすとその恋が叶う」というものや、「恋人と一生幸せになれる」というもの、「告白すると幸せになれる」、「爪にホウセンカの花を使って色を付けて、その爪の色が初雪まで残っていると初恋が叶う」といった具合である。
 この時期、毎年小学生や中学生が、ホウセンカで爪を染めている光景が見られる。他にも、流れ星のような初雪を見ると、お祈りをするといった習慣もあるそうだ。韓国のカップルたちは、互いに電話をかけあったりしてデートへ行ったり、思い出の場所へ出かける。韓国のカップルたちにとっては特別な日なので、いつ雪が降るのかという問い合わせが気象庁へ殺到するらしい。
 日本の初雪には、そのようなことは言われないが、韓国の初雪はとてもロマンチックである(M.I.)。

近年の若者言葉

 近年、SNSの発達が著しい。多くの人が毎日必ずLINEやTwitterを使用している。といっても、このように発達してきたのは、ここ数年の話である。そこで、よく使われる若者言葉について調べてみた。
 「フロリダ」、「それな」、「まんじ(卍)」、「ワンチャン」、「パリピ」、「り」、「あーね」などが、若者中心に広まっている。皆さんは、どれだけおわかりになるだろうか。フロリダ=風呂に入るから(会話から)離脱する。それな=そうだね、確かに。まんじ(卍)=調子に乗っている、特に意味はない。ワンチャン=ワンチャンス。パリピ=パーティーピーポー。り=了解。あーね=あーなるほどね、といった具合である。
 これらの言葉は『広辞苑』などには載っていない。では、これらの言葉はどうして発達してきたのだろうか。私は顔の見えない相手に感情を伝えるために、新たな言葉が生まれたのではないかと考える。また、それらの多くが短縮されているのも特徴で、キーボードで入力する際に、手早く打つことが出来るからでもあるのだと考える。
 これらはメリットであるが、当然デメリットも存在する。デメリットとしては、意味が分からない、年配の方に通じにくく失礼にあたるなどが挙げられる。
 使うときのTPOを考えて、上手く使っていく必要がある。そして、これからもっと発達していくに違いない若者言葉に、ますます注目したい(M.I.)

時代の変化

 現在、日本ではK−POPが爆発的な人気を誇る。若者たちは俗にいう韓国風ファッションで町を飾り、それが当たり前の時代になっている。韓国へ行くと、日本語を流暢に使い、物を買わないかと勧めてくる人たちがいる。このように、日本に韓国ブームをもたらしたのは、韓国の俳優やアーティストだと言えよう。日本で多くのアーティストがコンサートを行い、たくさんの利益を生みしている。彼らの日本デビューが、我々の環境を大きく変えた。
 以前から、日本と韓国はたびたび不仲であると言われてきた。国と国とが睨みあいをし、反日を作りだす。しかし最近の若者たちの間では、日韓関係は親密であると感じている人が多いのではないだろうか。それはニュースを見ない環境で育ち、反日を唱える人々がいることを意識していないからだ。
 今の子供たちが生まれる以前から、両国の間には長い歴史がある。そしてそれが、時として両者の間に立ちはだかる。忘れることが出来ない過去の存在。だが、それでもお互いの存在を認め、許し合うことはできないだろうか。そうして、本当に親しい隣国になる日が来るのが今から待ち遠しい(F.U.)。

アニメ実写化

 10年程前から、アニメの実写化が増えている。例えば「暗殺教室」や「進撃の巨人」、最近では「鋼の錬金術師」が実写化されている。これらの原作は大変人気であるが、一方実写化は不発になっていることが多い。このことはテレビ番組でもたびたび放送されているが、ではその実態はどうなのだろうか。
 「実写化すると人気が落ちる」といった批判を、SNSでよく見かける。最近のアニメの実写化では、そのようになっていることも事実だ。それでは、なぜ実写化をするのか。それは、儲かるからである。実際、「海猿」や「花より団子」、「カイジ」や「テルマエ・ロマエ」など、実写化することで爆発的に売れた作品も数多く存在している。一般的に映画は興行収入が10億円以上でヒットと言われている。上記で挙げた4つの作品も、もちろん10億円以上売れている。批判をされることもあった「暗殺教室」や「進撃の巨人」も、ヒットしている。
 しかし、なぜこんなにも批判をされ、そしてヒットしているのか。それは単に作品が原作ファンから不評なだけで、結局お客さんは集まるのである。だから映画が続くのである。成功すれば多くの収入を得られ、もし失敗したとしても製作費が安いので、ダメージは少ない。アニメ実写化は、ファンからの批判があろうともお客さんが入れば続き、不発と言われようとも、人気が落ちているわけではないのである(D.I.)。

エレクトロニック・スポーツとは

 スポーツといえば、誰もがサッカーや野球、バレーボールなどを例に挙げるだろう。だが、ここ数年で、新たな種目がスポーツとして認知され始めている。それは、エレクトロニック・スポーツ(英: electronic sports)と呼ばれ、従来のスポーツとは違い、コンピュータゲームを通じて競われる競技だ。
 世界の競技人口は5500万人と多く、高額な賞金を懸けた世界大会も頻繁に行われている。2017年にアメリカで行われた「Dota2」というゲームの世界大会では、賞金総額が2466万ドル、日本円にして27億円という莫大な賞金を懸けて競技が行われた。
 数年前までは、日本では「ゲームではあくまでも娯楽である」という認識が強く、エレクトロニック・スポーツという言葉をほとんど耳にすることが無かった。しかし今では、プロゲーマーを育成する学校が設立されるなど、徐々にゲームに対する見方が変わりつつある。
 エレクトロニック・スポーツが五輪の競技化に向けて前向けに検討されていくということも決まり、これからのエレクトロニック・スポーツの発展が楽しみである(K.I.)。