産学連携先:株式会社TSI

 私たち杉田ゼミ3回生は、企業およびその製品のブランド力が如何にして発生し、育てられてきたのかについて学んでいます。

今回のキャリアゼミでは、ブランディングの基礎と歴史について学ぶために、ブランドに関する専門書が揃っている神戸ファッション美術館を訪問しました。

ブランドという言葉は誰もが知っていますが、それの定義は何なのか?それが「価値」を持つとはどういうことなのか?またそれが「価値」を有するようになるにはどのようなことが必要なのか、について意識している人は非常に少ないです。そのため、これらについては意識的に学ぶ必要があります。

今回のキャリアゼミで訪問した神戸ファッション美術館にはファッションやブランドに関する貴重な資料を含めた本を集めた図書館があります。

今回の訪問では、各自がファッション美術館の付属図書館で気になる本を1冊探し、ファッションの歴史やブランドを作るとはどのようなことなのかについて調べました。
流通学部 渡邊 翼

学生活動状況報告

 今回神戸ファッション美術館の図書館を利用して、私は『高くても売れるブランドをつくる』という本を拝読しました。誰もが知るハイブランドや知名度が高いブランドでは、「量」よりも、ラグジュアリーブランドのようなブランドイメージ、存在感や存在理由のような「質」を私達は求めていると感じました。その一方で、製品の価格は安くても売れないという悩みを持っている日本企業が多いのではないかなとも感じました。また、私達が求めるものは、機能的価値だけでなく、感性的価値や感性的価値のある感性商品を創ることが問われていると学びました。「ルイ・ヴィトンのバックは20万円でもほしい。だけど、聞いたことのないブランドの似たような鞄が一万円で売っていても、買う気が起こりません。物を運ぶだけ以外の効用があるから、欲しいとなるわけです」と書かれている部分が印象的でした。例えば、ルイ・ヴィトンのバック、知らないブランドの似たようなバックがあったとすれば、私だったらルイ・ヴィトンの少し値段が高い商品を買います。それはなぜかと考えた時に、ルイ・ヴィトンの深い歴史や質、一度は手にしてみたいという感性価値の部分が働いているのだと感じました。
流通学部 小川 桃佳

ゼミ集合写真

参加学生一覧

砂野 佑斗、小川 桃佳、甲斐 のん子、源内 尋貴、郡 鈴紗、辻村 昂大、沼田 唯、渡邊 翼