2021.11.8

杉田ゼミ「児島ジーンズストリート」へフィールドリサーチを行いました

流通学部の杉田ゼミはファッショアパレル産業をはじめとする様々な企業・地域等によるブランディング活動について学んでいます。

10月27日(水)、杉田ゼミ3回生は岡山県倉敷市にある児島ジーンズストリートと倉敷美観地区へフィールドリサーチを行ってきました。

一行は、まず児島ジーンズストリートにある「JAPAN BLUE JEANS 児島店」を訪問し、株式会社ジャパンブルーの木村さんと室山さんにインタビューを行いました。

JAPAN BLUE JEANS 児島店は昔ながらの古民家を改装した店舗で、非常に味があります。そこの軒先をお借りして、事前学習で準備していた質問をもとにインタビューさせていただきました。
インタビューの内容は大きく分けて、「桃太郎ジーンズ」「JAPAN BLUE JEANS」などこだわりのプレミアム ジーンズブランドを展開する株式会社ジャパンブルーさんの製品差別化およびブランド価値向上のための活動に関するものと、児島エリアのブランド価値向上のために取り組んでいる活動についてのものでした。
インタビューのあとはバスで40分ほど離れた倉敷市美観地区にある「デニム研究所 by JAPAN BLUE」を訪問しました。
デニム研究所 by JAPAN BLUE では販売スタッフの方が対応してくださりました。デニム研究所 by JAPAN BLUE は株式会社ジャパンブルーが展開する5つのジーンズブランド全てを取り扱っている店舗で、単にデニムジーンズを販売しているだけでなく、プレミアムジーンズの魅力をいかにして伝えていくかについて日々研究を行っています。

その取り組みの一つが何ヶ月にもわたって継続的に実施する「#色落ち研究室」です。
デニムジーンズは新品の状態よりも、より長く着こなしたビンテージものの方が価値が上昇するという非常に珍しい性質を持った製品です。デニム研究所をはじめとする株式会社ジャパンブルー傘下のショップでは、店員さんが店舗で販売するのと同じアイテムを長期間履き、その経年変化の様子をブログにアップすることでどのように色落ちが進んでいくのかについて広く消費者の皆さんに知ってもらう取り組みを行っていました。これも、杉田ゼミが研究するブランディング活動の一つですね。

学生活動報告

4119139 田口ひより

 本日はジャパンブルーのデニムストリートと美観地区にある直営店を訪問し、ブランディングやジーンズストリートなどといった産地である児島全体の活動について質疑応答させていただきました。ジーンズへのこだわりを持つ人は少ないと感じていた私は、そのような層に対するアプローチ方法の考えをお聞きしました。
 今から思うと失礼な質問だったかと思いますが、ジャパンブルーの木村さんは次のように丁寧に答えてくださりました。「ジャパンブルーという会社の利益以前にまずジーンズという枠組みの商品を知ってもらうことが大事だと考えています。これだけたくさんのアイテムが溢れている中、『今日はジーンズを履いてみようかな』という気持ちになってもらうことが第一歩です。例えば定期的に新聞各社に記者会見を開いて、ジャパンブルーというジーンズの会社がこんな面白いことをしている、という記事を書いてもらうことをやっています。“ジーンズ”というキーワードがみんなの頭の中に蓄積されるようにすることが大事です。そのような小さなきっかけの積み重ねが必要なのです。」
 桃太郎ジーンズといった価格が高いものであるため手が出しにくいと感じていましたが、実際に商品を手にしてみるとデザイン性も良く、職人の技術を考えると相場であるというように感じました。また10年保証というものがあるため、アフターサービス があることや長持ちすると考えると商品としてとても信頼性やブランドとしての価値がとても高いと感じました。