2018.6.13

日本のホテルのブランディング

活動テーマ:日本のホテルのブランディング
産学連携先:神戸メリケンパークオリエンタルホテル、京都・烟河


 杉田ゼミ3回生は、キャリアゼミの制度を活用し、兵庫県神戸市に立地する神戸メリケンパーク京都府亀岡市に立地する京都・烟河と提携し、ホテル業界のブランディング活動について研究を続けてきました。
 それぞれの提携先に2回ずつ訪問し、1回目は企業見学およびブランディング活動の内容について聞き取り調査を行い、2回目ではゼミ活動を通じてまとめたブランド力向上のためのアイディアを発表してきました。
 神戸メリケンパークオリエンタルホテルさんとの活動はすでに中間報告で触れましたので、今回は京都・烟河さんとの活動についてご報告します。
 京都市は日本を代表する観光都市でありますが、その隣の亀岡市は決して知名度の高い観光資源に恵まれているとは言いがたい状況にあります。亀岡市の湯ノ花温泉エリアに立地する京都・烟河さんはそのような状況を自明の前提条件とせず、自ら率先して新しい観光資源を開発したり、近隣に埋もれている観光資源にスポットを当てたりしている点がブランディングの特徴でした。

学生活動状況報告

 私たち杉田ゼミは、去年の4月13日、そして12月5日の2回にわたって京都府亀岡市にある「里山の休日“京都・烟河”」というホテルへフィールドワークに行きました。
 4月の訪問では、実際にホテル内を見学させていただきました。そして、烟河さんの一番の強みである自家農園にも案内していただきました。土壌作りから始め10年の月日を経て完成した農園には、珍しい野菜が、ほぼ無農薬で育てられていました。その場で、採れたてのトマトを食べさせていただきましたが、その甘さと美味しさに感激しました。その後のランチビュッフェでは“採れたて2分”というキャッチコピーで、自家農園で採れた野菜を堪能しました。
 その後のゼミ活動の中で、私は自家農園という独特の強みを大学生の誘致に繋げるアイディアは無いものかと考えをめぐらし、「採れたて野菜を使った料理教室」という企画にまとめました。その内容については12月に再び京都・烟河さんを訪問させていただいた際に発表させていただきました。
 キャリアゼミでは、非日常的な体験をたくさん味わうことができ、大変勉強になりました。

流通学部 3年生 道畑 綾

参加学生一覧

道畑 綾、坂口 若葉、澤田 七美、三藤 祐真、西原 海人、林 卓未、牧野 凌大

ゼミ集合写真

連携団体担当者からのコメント

京都・烟河
久下 弘之氏

若者の貴重な目線、思考、
とても参考になしました。

あまり縛りのない中で生まれる企画、案はどれも魅力的に映ります。
それらの魅力を最大限に、経費、労力は最小限にしつつ具現化するのが私どもの仕事と心得ています。

自分でイメージしたものが形になり、売上が上がり、見知らぬ人たちに喜んでもらえたら、それが生きる糧になります。

そんな喜び方を、若者たちにも感じて頂けたら幸いです。

烟河でなくとも、若者はどんどん旅に出てほしいですね!

またお会いできる日を楽しみにしています。

教員のコメント

流通学部 杉田 宗聴 准教授

 今回のキャリアゼミでは、学生という立場から、関西に立地する2つのホテルを訪問し、そのブランディング活動の実態について調査を行い、その成果をふまえて自分たち大学生をターゲットとした集客およびブランドイメージ向上のための企画をまとめる、といった活動を行ってきました。
 また、今回気をつけたのは、単に大学生の立場でやってみたいという企画を考えるだけでなく、「ホテルに宿泊することでさらにその体験が豊かに感じられるようにする工夫」でした。例えば、今回先方にご提案した企画の中に、丹波地方にあるパラグライダースクールと提携した宿泊プランというものがありました。機会があって他大学で発表した際も学生からの反応が良かったのですが、「ホテルに泊まらずパラグライダーだけ体験すれば良いのでは?」という課題提起もありました。
 これに対して学生の方からは「パラグライダーに乗っている時の動画を撮影し、それをホテルで見られるサービスと組み合わせる」という解決策が出てきました。
 そのこともあってか、「京都・烟河とパラグライダーの提携」は、現在実際に京都・烟河さんに採用していただいています。自分のアイディアが実現したことで学生にとって大きな成長になったことは間違いないと思います。
 最後になりましたが、提携していただいた神戸メリケンパークオリエンタルホテルさんおよび京都・烟河さんには心から感謝いたします。