2014.1.17

日清食品のインスタントラーメン発明記念館を訪問しました

日清食品のインスタントラーメン発明記念館を訪問しました

新谷ゼミは日清食品株式会社が運営するインスタントラーメン発明記念館を訪問しました。その訪問に先立ち、日清食品という会社のことを知るために、数字と映像によって事前学習を行いました。

まずは有価証券報告書を読むことから始めました。有価証券報告書とは企業内容の開示資料のことで、金融商品取引所に上場している会社等が提出しなければならないとされているものです。有価証券報告書は決算関係の情報を知るために有用ですが、会社の沿革やグループ会社の状況など、それ以外の会社の内容を知るためにも重宝します。有価証券報告書は金融庁の電子開示システムであるEDINETから閲覧することができます。

日清食品は2008年に持株会社制へと移行し、有価証券報告書提出会社は日清食品ホールディングス株式会社という会社となっています。持株会社というのは、事業会社を傘下において統括する会社で、グループ全体の経営戦略の立案、ブランド管理、グループ各社に対する経営指導などを行う会社です。日清食品は子会社のひとつで、明星食品もグループ会社の一員となっています。
有価証券報告書によると、日清食品ホールディングス株式会社の平成25年3月期の連結ベースの総資産は4,462億円、売上高は3,827億円、経常利益は309億円、当期純利益は188億円でした。総資産経常利益率は6.9%、売上高経常利益率は8.1%と計算されます。授業では、ライバル会社の東洋水産株式会社と比較して違いを考えました。

続いては過去にNHKで放映された「プロジェクトX」を視聴しました。チキンラーメンを開発した日清食品が競合他社との価格競争で苦境に陥り、それを克服するためカップヌードルの開発を行うという話です。容器、麺、具の開発の苦労話、販売の試行錯誤など、これまで世の中に存在していなかった新商品を開発したときの苦労は想像を遥かに超えるものでした。このような話を知ると、次にカップヌードルを食べるときには、開発者のことを思い出してじっくり食べようと感じました。

インスタントラーメン記念館はインスタントラーメンが発明された地である池田市にあります。1958年に日清食品株式会社の創業者である安藤百福氏が、チキンラーメンを発明した場所というのが大阪府池田市の自宅だそうです。

ここにはチキンラーメンの開発のために使用した小屋が再現されていたり、過去に発売されたカップラーメンが壁一面に飾られていて歴史がよくわかるようになっていたりと、日清食品という会社の偉大さがわかる展示がたくさんあります。また、この記念館には展示物を見るだけでなく、チキンラーメンファクトリーやマイカップヌードルファクトリーといった体験型の施設もあります。
自分で小麦粉をこねるところから麺を作るチキンラーメンファクトリーは事前に予約が必要な施設です。人気のある施設だということもあって今回は予約することができませんでした。

自分でカップをデザインして具材を選んでカップヌードルを作るマイカップヌードルファクトリーは予約が不要な施設です。カップに自分で絵を描いて、好きな具を選んで完成させるというものです。ここでは麺の上からカップを乗せて反転させるという、麺が壊れないようにするために工夫された製造工程が再現されています。

有価証券報告書などで会社の決算数値を見たり、関連する書籍や雑誌記事を読んで企業のことを知ることも重要ですが、今回、それらに加えて実際に展示物を見たり体験したりすることで、企業に対する学生たちの理解がより深まったのではないかと感じました。