2016.10.31

兵庫県香美町で合同ゼミ合宿を開催

兵庫県香美町で合同ゼミ合宿を開催

柴崎 仁(流通学部2年生)

 8月の6日から8日の3日間、兵庫県香美町で阪南大学の学生19名と同志社大学の学生19名とで、合同ゼミ合宿を行いました。この合宿に先立ち、私たちは、ゼミの授業で合宿の内容や香美町の資源を活用したアクティビティを考えました。6月と7月には現地に下見に行き、企画の実現可能性を検討しました。

 合宿初日は、宿泊先の旅館で但馬高原植物園の社長である田丸さんから、但馬の魅力や香美町周辺で行われている地域活性化の実例などについて説明して頂きました。実際に、この地域で精力的に活動されている方の話を聞いたことで、この合宿ですべきことを再確認することができる同時に、気を引き締めることができました。その後、阪南大学と同志社大学それぞれのゼミ活動の内容の紹介を行いました。

 2日目の午前中はノルディックウォークと山登りの2チームに分かれ、各自の体力レベルに合わせてアクティビティを体験しました。私は、これまでに経験したことがないノルディックウォークを選びました。ポールを使った色んな歩き方があったり、チェックポイントで葉の香りや1000年水を浴びたりと、自然を肌で感じることができ充実していました。
午後からはゼミで考えてきた企画である、ウォーターゲームと頭を使う鬼ごっこを行いました。以前に大学でリハーサルした時よりもスムーズに進めることができ、ルールを改定したことで、より白熱した内容にすることができました。その後は、夕食のバーベキューで田丸さんが用意してくださった但馬牛や地元の野菜を頂きました。炭火で焼く但馬牛はまた一段と美味しく、とれたての野菜も非常に新鮮な味がしました。
 夕食がひと段落したところでキャンプファイヤー用の薪に灯をともし、その周りで熱唱したり真剣に語り合ったりして、炎のパワーを感じることができました。この日はテント泊だったので床が固く寝られないかと思いましたが、疲れていてすぐに寝ることができました。狭い空間で少しワクワク感があり、たまにはテントで寝るのも良いと思いました。

 3日目は、神鍋高原に移動し、同志社大学が神鍋高原観光協会の依頼を受けて実施することになっていた民宿の実態調査を手伝いました。民宿を1件1件回って断られることもありましたが、「アンケート内容だけでも確認していただくだけでも構いませんので」と一言添えると皆さん引き受けてくださいました。自分たちの専門とは異なる調査でしたが、今回の経験は、今後、自分たちがスポーツマネジメントに関するアンケート調査を実施する時に役に立つだろうと感じました。

 調査は昼前には終わり、道の駅で昼食をとって帰阪しました。今回の合宿を通して、香美町には観光資源が豊富に存在し、我々都市部に住む若者にとって体験することができない貴重な機会を与えてくれる場所だと学びました。また、同志社大学の学生たちからも多くを学びました。同志社大学の学生たちは行動が早く、いつも先のことを考えて動いていました。さらに、必ず名刺交換を行い人との繋がり、出会いを大切にしていることが印象的でした。

 今後は、今回収集した情報を整理して香美町の魅力をまとめ、より多くの人たちにその魅力を発信するためのプロモーションビデオの作成に取り組んでいく予定です。