学生報告:兵庫県香美町のスポーツ資源調査

長田 龍憲(流通学部2年生)

 6月17日、18日の2日間、私たちスポーツマネジメントコースに所属している学生3名と教員2名の計5名で兵庫県香美町の観光資源(特にスポーツ施設)の調査を実施しました。今回は、8月上旬に実施する合宿の下見を兼ねていたので、事前に他のゼミ生たちから意見をもらい、現地で確認すべき点をまとめて調査に臨みました。

 1日目は、9時に天王寺に集合したのですが、いきなりトラブルが発生して出発が1時間ほど遅れてしまいました。その後、約2時間30分かけて香美町にある道の駅「村岡ファームガーデン」に到着し、そこで昼食をとりました。ほとんどのメニューが香美町の名産の1つである但馬牛を使った料理で、私はその中から牛角煮丼を選んで食べました。肉がとても柔らかく、丼のご飯もいつも食べている米とは一味違っていて、早速、香美町の魅力に惹きつけられました。他のメンバーたちも但馬牛ハンバーグやホルモン焼き定食などを注文して、どれも見ただけでおいしさが伝わってくるような料理でした。今後は、昼食時に自分たちで撮影した写真や動画を使って、8月の合宿の参加者を募ったり、香美町の魅力を発信するツール(冊子やプロモーションビデオなど)を作成する予定です。
 昼食後、15時30分ころに今回の下見の目的地である兎和野高原野外教育センターに到着しました。センター周辺の広大な土地の中にある芝生広場やキャンプ場、アスレチック広場などの自然に囲まれた施設を歩いて見学するだけで気持ちが爽やかになっていきました。その後、2つ目の目的地である「たじま高原植物園」に移動し、植物園の田丸社長らと今後の活動について打ち合わせをさせて頂きました。打ち合わせでは、私も田丸社長や植物園の職員の方々にゼミで考えた企画について説明しました。こういった会議に参加したのは初めてで、緊張のため上手く説明ができませんでしたが、普段は体験できない雰囲気の中で少しだけ成長できた気がします。また、今後もこの活動に参加することに対する責任感が高まりました。

 この日の夕食は、植物園内にあるレストランで、香美町の食材を使ったフルコースを頂きました。このフルコースでは、但馬牛だけではなく香美町でとれる野菜や魚が使われていて、中でも個人的には天ぷらが予想以上に美味しくて一番印象に残っています。夕食でも昼食と同様に香美町の魅力を堪能することができました。
 2日目は、7月3日に香美町で開催されるトレイルラン大会の練習会に参加させて頂きました。この練習会では、一般の参加者約25名に加えて、私を含めた学生3人も参加し、約23kmのアップダウンの激しい山道を走りました。学生たちは初めての経験でしたが、他の参加者の方々が私たちを温かく迎え入れてくれたので、終始、楽しい雰囲気で走ることができました。終盤になって、走れないくらいの腹痛に襲われた時にも、周りの方々が私のペースを合わせてくれて励ましてくれたので何とか23km完走することができました。完走後は、一緒に走ってくれた方々はもちろん、ほかのランナーの方たちとも打ち解けることができて、何とも言えない達成感に浸ることができました。

 この2日間の下見を通して、先輩や先生との親交も深めることもできたし、実際に香美町を訪れて、人の温かさや自然の良さを感じることができました。これで、8月の合宿本番がますます楽しみになりました。今後は、8月の合宿に1人でも多くのゼミ生に参加してもらうために、他のゼミ生たちに香美町の魅力を伝えていきたいと思います。