学生報告:オリックス・バファローズ主催の京セラドームツアーに参加

岡田 留奈(流通学部3年生)

 6月9日にオリックス・バファローズ様のご協力もと、京セラドームツアーを実施しました。当日は約70名の参加者が集まり、まずはバックネット裏でバファローズの練習を見学させて頂きました。その後、三上事業本部長によるマーケティングセミナーを受講し、バファローズのビジネスや今後の勉強と就職活動へのアドバイスを頂きました。最後は、参加者全員でバファローズ対ドラゴンズの試合を観戦しました。普段からよく京セラドームで野球を観戦しているのですが、こんなにたくさんの知り合いと一緒に観戦するのは初めてで、いつも以上に応援を楽しむことができました。

 三上部長のお話は具体的で非常にわかりやすく、スポーツビジネスの仕組みを理解することができました。特に、球団職員になるためのキャリアプランや面接の際の注意点は大変興味深かったです。「面接時は言葉のキャッチボールが重要」というアドバイスは、どの分野の面接や日常生活においても大切なことだと感じました。

 このような講義の後に試合を観戦したことで、普段とは違って入口で配布するものや売り子の数、どの席にどのくらいお客さんが入っているか、といったことが気になりました。京セラドームでは、プレー以外の時間でも観客が楽しめるように、イニング間に様々な企画が開催されています。その1つに、7回裏の前に応援歌を歌いながら風船を飛ばすイベントがあります。この日は、普段以上にノリノリで応援歌を歌っていると、なんとMVD(モスト・バァリュアブル・ダンサー)に選ばれました。これまで何度も京セラドームでバファローズの応援歌を歌ってきましたが、MVDに選ばれたのは初めてでした。MVDの特典は、その日の試合にバファローズが勝てば、ヒーローインタビューに選ばれた選手と握手ができ、負ければグラウンドに降りて球団マスコットキャラクターと記念写真を撮るという内容でした。今回は残念ながらバファローズが負けてしまいましたが、実際にMVDに選ばれたことで、この企画の良い点や改善点に気づくことができました。他にも、球団カラーを使って観客席の一体感を高めることの必要性を肌で感じました。

 このように、マーケティングのことを考えながら視点を少し変えて試合を見るだけで、普段は意識していないことに気づくことができて非常に新鮮な経験になりました。改めて「マーケティングって面白いな」と感じました。このような貴重な経験をさせてくださった球団職員の方に心よりお礼申し上げます。今回学んだことを7月23日と24日に実施されるバファローズと富田林市、阪南大学の産官学連携による観戦者調査につなげていきたいと思います。