【学生報告】サッカー部とトップアスリートによるサッカー教室

小川 司(流通学部3年生)

 1月31日に阪南大学第一グランドにて「スポーツチャレンジinまつばら」が開催されました。このイベントは、松原市の子どもたちにスポーツの楽しさを伝えることを目的として、松原市が毎年主催しています。特に、今年は松原市が誕生して60周年という節目の年で、それを記念して元サッカー日本代表の武田修宏さんと「ミスターセレッソ」こと森島寛晃さんをお招きして、約120名の子供たちと一緒にサッカーを楽しみました。
 今回のサッカー教室は、高学年約60名と低学年約60名に分かれて、武田さんと森島さん、サッカー部のコーチ4名と部員13名で協力して練習を進めて行きました。私は、低学年担当だったのですが、低学年の中には、サッカー初心者の子供達もいたので、最初は不安でしたが、武田さんや森島さんの指導のおかげで子供達が楽しみながら上達しているのが見ていてわかり、私たちも一緒になって楽しみながら教えることが出来ました。

 ドリブルやパスといった基礎トレーニングをした後、チームに分かれて試合を行いました。1チームの人数が多すぎて、子供たちがボールに固まる『だんごサッカー』になってしまい、ボールをさわれない子供達が、出てきてしまいました。これを改善するために途中から出場する人数を減らしたことで、子供達1人ひとりが数多くボールにさわれるようになりました。その結果、教えてもらったドリブルやパスを使って得点を取る選手が増えました。このことから、問題が起きたときに臨機応変に、すばやく対応できる力が、指導する上で重要だと感じました。

 今回のサッカー教室は、参加した子供達がこれから成長していく中で、とても良い経験になったと思いました。日本のトップクラスの選手たちと直接触れ合うことのできる機会は、そう滅多にあることではありません。この機会を大事にして、子供達にはサッカーを続けていって欲しいと思いました。そして、私はこの経験から、日本トップクラスの選手の影響力と指導する上での対応力のすばらしさを感じることが出来ました。
 今後も阪南大学サッカー部がもっと松原市と密接な関係を築いていけば、子供たちの競技力が向上し、それが阪南大学サッカー部への応援つながってくると考えています。私自身も地域の子供たちが大きくなってもサッカーや他のスポーツができるような環境を整えるための活動に関わっていきたいです。