【学生報告】松原市とコナミスポーツの共催イベントに参加しました!

 2014年4月7日に松原市民体育館でコナミスポーツ主催のスポーツイベントが開催されました。本レポートでは、スタッフとして参加した学生に当日の様子を報告してもらいます(担当教員:早乙女 誉)。

※この学生教育研究活動は阪南大学学会の補助を受けています。

村上 満輝(流通学部3回生)

 阪南大学が位置する松原市に平成26年4月1日より5年間の「指定管理者制度」が導入され、「コナミスポーツ&ライフ・近鉄ビルサービスグループ」が松原市の指定管理者として松原市民体育館、松原市民道夢館、松原市民プールを運営していくことになりました。

 それにともなって4月6日に松原市民体育館のすべての施設でたくさんの体験会やイベントが開催されました。私は阪南大学チアリーディング部GARNETSとしてチアリーディングの体験会を行いました。私たちは日ごろからkidsGARNETSの指導も行っておりコーチングに慣れています。しかし、チアを見たことも、もちろんしたこともないおよそ20名の子供たちと1時間で1つの演技を作り上げることはとても難しかったです。はじめは不安と緊張のあまり泣き出してしまう子供やなかなかその場に馴染めない子もたくさんいました。反対に、普段私たちが指導しているkidsGARNETSの子供も参加者しており、コーチ8名がひとりひとりにどのような対応をしていくかが肝心なところとなりました。そのため、同じ目線で話しかけることや笑顔を忘れないといったコーチングの基礎から考え直すことができ大変貴重な経験になりました。

 時間とともにだんだん子供たちは緊張がほぐれ、次第に笑顔も増えて最後の発表会では保護者の方々にも良い演技とチアの魅力を伝えることができたのではないかと思われました。しかし、小学生の1時間の体験会として考えると内容が多く、またダンスも難度が高かったのではないかと反省点や今後の課題も見つけることができました。イベントの参加者やその保護者の方々、そして私たちも皆が学び、楽しめました。

 私は、このような体験会やイベントを開催することによって普段はそれらの施設を利用することのない市民の方々への興味関心が深まり、より「指定管理者制度」を導入した効果がでるのではないかと考えました。この制度の意図は、公の施設の管理、運営を民間事業者の活用することで運営自体を効率的にさせ、その分経費を削減し、市民へのサービスを向上させることです。今後は、松原市民体育館ではヨガやダンベルチューブエクササイズ、ジュニアダンスなどといった老若男女を問わず皆が楽しめるスポーツ教室が開催される予定です。それらの活動を通して、松原市民体育館は今まで以上に市民に親しまれるようになり、そこから「つながり」や「連帯感」がうまれ、松原市が活性化されることが期待されます。