流通学部の大島ゼミ2回生はキャリアゼミの活動として、グローバル研修プログラム「台湾海外旅行商品と訪日旅行プロモーションの企画提案」に取り組みました。
グローバル研修プログラムとは、「海外でのビジネス体験を目指す学生を対象として、業界知識、業界業務の習得を行い、限られた時間で自らの課題を設定し、実行していかに成果を出せるかに挑戦する事で、将来に役立つグローバル人材力を習得する」ことを目的とした大島ゼミのオリジナルプログラムです。今回のミッションでは、トラベル・コンシェルジュ・カンパニーの株式会社旅工房様への「日本人向け台湾ツアー商品企画」と「台湾人向け訪日旅行プロモーション企画」を提案しました。学生は身につけたい力や希望する進路に基づいて、いずれか1つのテーマを選び、そのミッションに取り組みました。12月13日と20日のゼミでは、株式会社旅工房の岩崎様に中間報告を行い、最終提案に向けたアドバイスをいただきました。

学生活動状況報告

今回のプレゼンテーションでは、自分が前に出すぎないことを意識してグループワークに取り組みました。私は主に、黒門市場をなぜプロモーションしたのかその理由についてと、プロモーションのまとめを担当しました。1人1人が担当した場所をしっかりと期限までに終わらせることができました。また、皆のモチベーションが下がらないために励まし合いの言葉をグループで送り最後まで3人で頑張りました。台湾人のシニア層の分析はグループ内でしっかりと話し合い共有することができ、完璧にまとめることができたと思います。最終報告会までに黒門市場に実際に訪れ撮影をし、動的コンテンツを取り入れました。ですが、動画はパワーポイントのように共有することがきず、個々で作成すればまとまりのない動画になってしまうと話し合い、1人に負担をかけてしまうことになりました。動画の流れを皆で話し合いましたが結局的に、動画作成が1人になってしまったことが今回のグループワークでの反省点です。皆がしっかりと責任を持ち担当した部分を仕上げ、分からない点は共有して話し合い解決しました。3人で協力し合い最終報告会を終えれたのでとても良い経験になりました。
流通学部 寒河江 里佳


プロジェクトを振り返って、私はグループのリーダーとして様々な点で貢献したと実感しています。まず、発表の軸となるパワーポイントの枠組みを中間発表、最終プレゼンのどちらも作ったことです。次に、努力したことはどの点も全部力を入れましたが、特に話の流れや観光地をまわる時間と時間の配分など、行ったことがない地であるからこそ徹底的に調べて、誤った情報を伝えないよう努力しました。そして、チームへの貢献はリーダーとして、中間発表から最終発表の気持ちがダレないように率先してパワーポイントを作成したり、積極的に改善点を提案したりした点です。全体を通しての反省点は、ツアースケジュールと観光地の説明の発表の順番を2択で迷い、分けて発表した方が結果的に御指摘、アドバイスを頂く形になったので、今後はもっと客観的に考え、プレゼンテーションが出来るように努力しようと実感しました。
流通学部 田邊 奈都菜


今回のプロジェクトは今までに経験したことがないようなグループワークだったので序盤の考え始める時から難しかったてす。このグループワークで自分ができたことは、スライドを作ってもらっていたので時々アドバイスを入れたり、発表する文章の訂正などが少しは出来たと思います。しかし、今回のプレゼンは今までの授業で行ってきたプレゼンよりも格段に難易度が高かったのでグループのメンバーの全員で毎日のようにteamsでの会議を行っていたことが先生方の評価に繋がったのではないかと考えています。時に和気あいあいと話し合いが進んだり、時に議論になることがあったことでより良いグループワークになり良いプレゼンができたと感じています。体調を崩し迷惑をかけてしまったことや本番中にパソコンが落ちてしまうことがありましたがメンバーに励まされ、無事にプレゼンが終わることができてよかったです。
ありがとうございます。
流通学部 北野 雅大

参加学生一覧

草場 亮介、鈴木 愛、中島 啓吾、赤瀬 将希、臼田 紫織、河上 佳太朗、北野 雅大、寒河江 里佳、佐々木 輝、塩田 敦基、芝田 舞衣、高橋 こころ、田邊 奈都菜、中島 舜太、中囿 甫ノ佳、野中 瑞貴、羽村 桜、森 里緒奈、八木 愛梨、山口 夢乃

連携先コメント

株式会社旅工房 横浜みなとみらい支店
統括マネージャー/支店長 岩崎 早弥香 様

 今年度も大島先生のキャリアゼミに参加させて頂きました。今回は台湾をテーマとして、日本人向けの台湾企画ツアーと台湾人観光客を対象とした大阪プロモーション企画を考えて頂きました。進捗共有会ではアイデアは固まりつつあるものの、最終的な着地点や企画の骨子をどこにもっていくのか?が定まっていないところもありましたがその後チームメンバーで切磋琢磨され、ファイナルプレゼンテーションではどのチームもオリジナリティ溢れる素晴らしい企画を考えて頂きました。
 台湾企画ツアーでは首都である台北だけに留まらず、北投温泉を訪れたり台北市内を自転車で周遊するなど、オーソドックスなパッケージツアーを超えた企画が印象的でした。サプライズや特典を考えるチームにはお客様に対してのホスピタリティを感じました。大阪PR企画に関しては私自身がインバウンド客を取り扱っていないこともあり学生の皆さまからのアイデアは大変勉強となりました。黒門市場を紹介する動画の作成はさすがZ世代と感心する出来栄えでしたし行政とインフルエンサーを繋ぐプラットフォーム作りの企画は産学官連携の可能性を感じました。
 長引くコロナ禍ではありますが、日本への観光客も少しずつ増え、日本人の海外渡航への門戸は以前より開けてきたと感じております。学生の皆さんがイメージしたものを海外で実践したり、日本を訪れる外国人観光客に対してのより強い関心を持って頂き今回学んだ事を生かす機会を持って頂きたいと思います。

教員コメント

流通学部
大島 知典 先生

2回生ゼミでは、台湾をフィールドとしたグローバル研修プログラムを実施しました。今回は株式会社旅工房と連携して台湾の現地旅行企画の提案と、台湾人を対象とした訪日旅行プロモーションの提案を行いました。
 今年度もコロナ禍にあって海外研修や国内フィールドワークが制限され、対面と遠隔を組み合わせたハイブリッド形式でプログラムを実施しました。授業時間外に自身のタスクをこなしたり、オンラインミーティングを開催したり、大学に集まってプレゼンテーションの準備をしたりと、熱心に取り組む姿勢については実務家の方々も非常に高く評価されていました。チームでの作業や実務家の方々とのコミュニケーションも格段に上達し、すべてのグループが細部に至るまで企画を作り込み、実現可能性の高いものとなっていました。
次年度のプログラムでの更なる成長を期待しています。