【流通学部ゼミ大会】ファッション誌に見るファッション概念の拡大について

研究内容

 ファッション誌業界における競争が激化する中、女性誌ViViを取り上げ、その内容及び構成の時系列の変化について調査を行いました。ViViを選んだ理由として、赤文字系雑誌(ViVi、JJ、Ray、CanCam)の中で発行部数が一番多く、歴史が古く代表的であるため調査対象としました。今回の調査を通して、競争の激しい女性ファッション誌業界を生き残ってきたViViの特徴について明らかにし、さらにそこから推測できる雑誌広告の置かれている現状について報告しました。

準備作業

 ViViが生き残ってくることができた理由は何か。私達はこのテーマについて調査するにあたり仮説を二つ立てました。まず一つ目はライフスタイル関連のページ割合が増えているのではないか。二つ目は誌面の中の広告が減り、記事本文が増えているのではないか。この仮説を立て、2006年から2015年各4月の10年分を対象とし、「全ページ数」、「アパレル」「ライフスタイル」、「広告」に該当するページごとに分類しカウントしました。

研究内容発表

 20分の持ち時間でパワーポイント使用し、担当スライドをメンバーで決め発表を行いました。緊張もあり上手く言葉が出てこないこともあり、行き詰ることもありましたが、時間一杯使いわかりやすく説明することを心掛けました。発表終了後プレゼンテーションする時の姿勢とスライドデザインの指摘を受け、今後に活かすための教訓を学びました。

今後の課題

 大学内で行っていた今までの個人で行うプレゼンテーションではなく、共同で作業するプレゼンテーションという形は今回が初めてでした。意見を出し合う中で、お互いに相違があり、また一からやり直すこともありました。時には、意見を出し合うのみで作業が終わり、次に持ち越すこともあり、最終的には発表当日まで作業することになってしまいました。しかし、このように意見を出し合う中で、1人では思いつかないような意見や観点に気づくことで、より良いものを生み出せることを学びました。この研究発表から、共同して作業することの難しさと大切さを学ぶことができました。この貴重な体験を最大限に活かし、さらにわかりやすく伝わりやすいプレゼンテーションを私達は心掛けていきたいと思います。