西口ゼミ3年は今回フィールドワークとして大阪市福島区地獄谷エリアを訪問しました。
今回のフィールドワークは、古い店舗をリノベーションして活用し続けている実態について知るとともに、狭小店舗特有の空間デザインの工夫について学ぶことが目的です。
このフィールドワークでは、「インテリアデザイン実践」の講師として本学に来ていただいている建築家の山口達也先生に、山口先生が地獄谷エリアにおいてリノベーションを手掛けられた店舗について説明いただきながら見学しました。
現地では空間デザインに留まらず、マーケティングに関する内容についてもご説明いただいたことで、商空間デザインとビジネスの結びつきについてゼミ生たちの理解が進んだようでした。

西口ゼミ3年一同

今回の地獄谷フィールドワークに参加して、地獄谷につながる道の細さに驚かされました。
その細い道を抜けると狭い路地にたくさんのお店が連なるエリアが現れさらに驚かされました。
地獄谷の路地も人一人が通れる程度の狭さで、お店の規模も小さいものの、どれも個性を強く感じるものでした。
見学させていただいた3軒の店内も狭い空間でしたが、天井を吹き抜けにしたり、一階からニ階に料理を運べるリフトを作ったり、お客さんが増えてきたら板を載せて即興テーブルを作ったりと、建築基準法の制限のため改築しかできない中で、限られた空間をより魅力のあるものにしようとする山口先生の創意工夫を店内のところどころに感じることが出来ました。
また、山口先生がお話されていたように、お店に来てくれそうなお客さんのコミュニティを作った上でお店をオープンすることで、集客の失敗を少なくするといったマーケティングに関する内容についても大変勉強になりました。
このようなかけがえのない空間体験の機会を作っていただきまして、山口先生ありがとうございました。
  • 地獄谷への入口

  • フィールドワーク①

  • フィールドワーク②

  • フィールドワーク③

  • 店内①

  • 店内②

  • 店内手動リフト

  • 地獄谷マップ