2023年6月24日、流通学部専門演習として池澤ゼミ1期生(3回生)7名はロピアららぽーと堺店(ららぽーと堺1階)へお邪魔しました。まず、店舗管理事業部長の佐野様より、藤沢の精肉店を起源に今や年商3,000億超と、10年で5倍以上の急成長を果たしたロピアの企業概要を伺うことができました。そして、「楽しく感動できる愛に満ち愛されるお店」というミッションを持ち、特徴的なPBやお買い物の楽しさを提供する店装などにこだわり、着実に関西のお客様の支持を集めている同社の取り組みを理解することができました。店舗の視察では、セットで購入すると1個当たりの単価が下がるプライス政策や、食の製造小売業を目指す大ボリュームの寿司・総菜のオリジナル商品、現金商売オンリーとする決済政策などを目の当たりにし、学生たちはロピアのもつ強さと顧客の支持の厚さを体感することができました。
 
ラブラブロピアのポーズで店頭で集合写真。
 
店舗開発部長の佐野様より、急成長のロピアの店舗運営や出店戦略についてお話がありました。
 
単なる低価格ではなく、楽しいお買物体験を提供。
 
食品スーパーでも、充実の精肉の品揃えに驚き!?

 
店頭視察は、売場の演出を学ぶには最適でした。

学生コメント

 ロピアはスーパーとは思えないような活気がありました。例えば音楽だったりポップが派手で普通のスーパーとは違うなと思いました。また、惣菜の種類が普通のスーパーでは見たことのないようなピザや、ホットドッグがありました。まとめ売りに力を入れているなと思いました。そしてレジは現金のみでクレジットカードは使えません。これはクレジットカードの手数料を無くしてその分、商品の価格を下げてお客様に還元するとゆう素敵なコンセプトがあることを知りました。少し家から遠くても行きたいなと思うようなスーパーでした。
流通学部 大西 虹輝


 ロピアさんで1番驚いたのは今の時代に現金決済のみを貫いていると言うことでした。その理由を伺うと、キャリア決済やカード決済時には手数料がかかるみたいで、その手数料分お客様に安く商品を買っていただきたいとおっしゃっていました。自社の仕入れた自身のある商品をお客様に安く買っていただきたいという思いが込められていました。それを聞いて、時代の流れに乗るだけではなくその中で自社はどういう戦略を立てていけば良いのかというところがすごく考えられているなという風に思いました。
流通学部 流 稜太

参加学生一覧

青井 鏡悟、 大西 虹輝、 流 稜太、 孫崎 輝、 三國 真陽南、 村山 雄大、 𠮷田 圭

連携先コメント

株式会社ロピア
関西店舗管理事業部 部長 佐野 淳基 様

【プロフィール】
1987年 埼玉県生まれ
2010年 野村不動産株式会社入社、商業施設の開発・運営業務に従事
2022年 株式会社ロピア入社、同年10月より現職

【コメント】
 当日は学生の皆様から興味を持って様々なご質問をいただいたり、売場でご意見をいただいたりし、こちらも勉強になりました。近所にロピアがあるので今度行ってみますとのお声もいただき嬉しい限りです。このような機会をいただきありがとうございました。

教員のコメント

流通学部
池澤 威郎 准教授

 学生たちは、近年関西地域で出店ラッシュが続き、急速に顧客の支持を集めている食品スーパーロピアについて、「なぜどのようにして」ロピアがこのようなポジションを獲得するに至ったかを、店舗を実際に見ることによって、MDや店舗オペレーションなど多方面から学ぶことができました。そして、店内の演出や商品の魅力の伝え方、お客様の一方通行動線など、特徴的な取り組みを間近に目にし、雰囲気やオペレーションの妙を学ぶことができました。物価高騰が消費者の生活を圧迫している昨今、低価格のみならず買い物の楽しさを提供している同社の取り組みに、学生たちは商品を手に取りながら感嘆していました。